アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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国民を抑えつけるだけの無能政権はもう沢山だ!

2013年12月15日 20時08分16秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開
週刊女性 2013年 12/24号 [雑誌]
クリエーター情報なし
主婦と生活社


 今日、休日診療所に行っていました。この間、ブログでこそ秘密保護法反対の記事を頑張って書いて来ましたが、実は12月初めぐらいからずっと風邪ぎみで、咳や鼻水がなかなか止まりませんでした。引き始めの頃に近所の内科医院に診て貰い、咳止め・鼻水止めの薬を処方して貰いましたが、その後もなかなか症状が収まりませんでした。もう処方薬を飲みきってからは、医療費もバカにならないし、苦い薬を飲むよりも安静・栄養・睡眠確保で免疫をつける方が大事だと自己流に解釈し、そのままずっとほったらかしにしていました。幸い熱はなかったので普段通り職場に出勤はしていましたが、咳も鼻水もますます酷くなり、今日ついに休日診療所で診て貰う破目になりました。

 「ひょっとしたらインフルエンザかも、でも熱もないのにまさか」と、色々心配しましたが、診断結果は別に異状なし。確かに喉に炎症はあるのですが、これは風邪よりも寧ろ冬になり乾燥した空気に身体が過敏に反応しているからだと。だから処方薬も1日分だけで、最初貰った薬とはまた別の漢方系の薬を貰いました。今は薬が効いてきたせいか症状も大分収まってきました。休日の初診料が加算されていつもより幾分多めに請求されましたが。

 だから今日は週刊記事の感想を書くだけにしておきます。記事は今発売中の「週刊女性」12月24日号に載った「私たちにできる秘密保護法廃案の仕方」。「なぜ反対すべきか、読めばわかる!戦争へ加速する秘密保護法廃止のために私たちにできること」「愚かすぎる特定秘密保護法案 本誌は断固反対です!!」「希代の悪法がついに成立した。”こんなに怖い”という報道は数多いが、それを防ぐためにはどうすればいいのか?」という記事のキャッチコピーに魅せられて、ネットカフェで記事を読みました。記事の要旨はメモと拡散も兼ねてツイッターに流したので、ここでは読んだ感想について少し書いてみます。

 この間、秘密保護法反対だけで精一杯で、他の法案については情報を流し読みするだけに終わっていました。ところが安倍政権は、これ以外にも色んな悪法を準備しております。経済政策では派遣期限の無期限延長(正社員との置き換え推進)や解雇特区、生活保護法改悪(扶養義務強化)など弱者切り捨てのオンパレードですが、この秘密保護法との関連でも、共謀罪法案の再上程や、通信傍受法、カンパ禁止法、児童ポルノ処罰法の改悪が目白押しです。

 共謀罪法案は、犯罪を実行しただけでなく共謀しただけの未遂も罪にするという法案です。実際には犯罪だけでなく市民運動や労働組合の活動も、所謂「転び公妨」などの形で、公務執行妨害や暴行・脅迫などの罪をでっち上げて弾圧する事を狙っています。今までも3回国会に上程されましたが、市民の反対で全て廃案に追い込んできました。これを秘密保護法とセットで再び出して来るような事を安倍は言っています。図に乗るのもいい加減にせえ!

 通信傍受法、所謂「盗聴法案」も、今では薬物や銃器取引などの組織犯罪に適用対象が限られてきましたが、秘密保護法で脱原発運動などがテロ指定されてしまったら、放射能汚染データの隠蔽・改ざんや原発作業員の被曝・賃金ピンハネなども、加害者ではなく被害者や告発者が、通話・メールなどを盗聴され、逆に逮捕されかねないようになってしまいます。

 カンパ禁止法というのは聞きなれない法律ですが、実際にはテロへの資金供与を絶つ為に、既に制定されていたのです。しかし、今までは「アルカイダ」などのテロ集団への市民カンパなぞ実際にはなかったので、適用される事はなかったのです。それが今度は、秘密保護法で反戦、反原発運動や反TPP運動まで「外交・防衛政策の障害」「テロ」扱いされるようになれば、イラク難民支援カンパすら逮捕の対象になってしまいます。

 児童ポルノ処罰法案も然り。一見、市民運動とは無縁なこの法案も、かつての石原都政による都立養護学校での性教育実践に対する攻撃や、今の漫画「はだしのゲン」弾圧事件からも明らかなように、いつ何時、表現の自由を抑えつける口実にされるかも知れません。それどころか別件逮捕の格好の口実にもされかねない。市民活動家が休日に自宅で子供と入浴している写真をアルバムに載せただけでも、ポルノ画像の単純所持(ただ持っているだけ)容疑の名で連行され、市民運動の弾圧に使われかねません。

 そういう事例を分かりやすく明確に取り上げている、大変優れた良い記事なのですが、肝心の「それを防ぐためにはどうすればいいのか?」という内容が、「再び次の選挙で自民党を下野させなければならない」というだけでは、余りにも物足らないように感じました。勿論、記事の中ではそれだけではなく、「昨年の衆院選も、自民党の比例票はその前の政権交代時よりも更に減少し、実際には6人に1人しか支持していなかった」「それでも選挙に大勝できたのは、勝者総取り方式の小選挙区制の下で、実際の得票以上に議席を得る事が出来たからだ」「だから次の選挙では、小選挙区制に反対する政党に投票して、選挙制度ももっと民主的なものに変える中で、秘密保護法を確実に廃案にできるようにしなければならない」という事もちゃんと述べられてはいましたが。

 しかし、ただそれだけでは、まだまだ今の日本では、「共産党もまだまだ小さいし、民主党もあの体たらくなので、たとえ維新やみんなの党がダメでも、今度は江田新党に託せば良い」というように、その時々のマスコミが作り上げた「勝ち馬」に安易に乗ろうとする傾向が、まだまだ払拭できないのではないでしょうか。いずれも、60年安保やベトナム反戦・沖縄返還運動、革新自治体の運動が高揚していた時期には考えられなかった現象です。正に80年代以降の「革新退潮」の負の遺産は余りにも大きいと言わざるを得ません。

 でも、そんな中でも、90年代の細川政権に加え、21世紀に入ってからも民主党政権で自民党を下野させているのです。アベノミクスの欺瞞的な景気回復宣伝で選挙で大勝した安倍政権も、秘密保護法の強行採決で支持率が一気に10ポイント以上も急降下し、今や5割を切りました。選挙の大勝に酔った苦労知らずのボンボン首相が、外務官僚や警察官僚に操られて、あんなデタラメな法案を次々に出してきた。しかし、その選挙に対しても、最高裁で一票の格差を巡り違憲・無効判決が出るに至りました。だから、石破も焦って強行突破を図ろうとして、逆にそれが裏目に出てしまったのでしょう。

 欧米諸国にも秘密保護法や共謀罪法案に相当する法律があり、実際に人権侵害も起こっていますが、まだ彼の国の場合は歯止め条項や市民運動によるチェックが働いている。翻って日本では、80年代以降の「革新退潮」の影響もあって、甚だその力が弱まっている。それに対する外国の懸念も強い。でも実際は、安倍はいつまで経ってもボンボンの「安倍マルコス」のままで、第一次安倍政権の頃から全然成長していない。自民党に至っては更に劣化し狂暴化している。しかし、いつまでもこんな状態が続く筈がない。福島は今も放射能まみれで、TPPで農業も医療も全て多国籍企業の金儲けの道具にされる。このままでは、国民は農薬まみれの輸入農産物を食わされ、金が無ければ医者にもかかれない時代が来る。いつかその不満は爆発するでしょう。どうせ爆発するなら、少しでも早く爆発させて(自民党を下野させて)、国民の被害を最小限に食い止めなければならない。その為にはどうすべきか、もっと突っ込んだ情報分析をして欲しかったと思います。
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秘密保護法反対ツイート集(11/19~12/11日)

2013年12月11日 19時14分01秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開
※今までの自分のツイッターでのつぶやきから秘密保護法関連のものを現時点で一旦抽出し表示してみました。但し本文のみで添付画像は省略。画像の大半はブログの関連記事に掲載したものと同じなので、興味のある方はそちらを見て頂ければ助かります。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 11月19日
世論の7割超が慎重審議を求めている秘密保護法案に賛成して何が「みんなの党」か。秘密指定の権限を大臣から同じ与党(お仲間)の首相に形式上移しただけで何が「修正を勝ち取った」か。何でも自民に賛成のくせして何が「改革の党」か。言論弾圧・国家統制に加担して何が「自由化・民営化推進」か。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 11月22日
昨日、弁護士会主催の秘密保護法反対集会に行ってきた。そこで出た話だが、世間では右派と目される防衛族議員の間にも懸念が広まっている。国会要請団に対し「法案推進派のバックには警察がいる、俺もいつ逮捕されるかも」と。国会議席数では賛成派に圧倒的有利だが実態はかくの如し。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 11月25日
NHKは朝のニュースでも秘密保護法について相変わらず政局報道に終始。談合(修正協議)に応じた党の動向報道に時間を費やした後、申し訳程度に鳥越俊太郎の懸念表明。21日に全国各地で取り組まれた反対集会については一切無視。これからはNHKの事を「日本のピョンヤン放送」と呼ばせて貰う。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 11月26日
秘密保護法案、衆院特別委員会で強行採決。反動的暴挙には革命的倍返しで応えよう!

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 11月26日
NHKが21時の秘密保護法案関連ニュースで、やっと社共両党、市民団体などの反対運動や公聴会での反対の声も報じ始めた。なら何故、強行採決される前にもっと報じなかったのか。60年後の秘密解除に備え今から公正・中立のアリバイ工作か?それよりも国民の信頼を失い消滅する事を心配すべきでは?

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 11月27日
たまに闖入するネトウヨの戯言ウザい。原発事故は民主党の失政で安倍政権とは無関係→その失政も元を糾せば自民党の原発推進。スパイ防止の為にもこの法律は必要→米国諜報機関のドイツ首相電話盗聴はお咎めなし。人権擁護法案には反対しながらそれ以上に恐ろしい秘密保護法案には賛成w、頭大丈夫か?

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 11月27日
消費増税やTPPには賛成しながら靖国参拝や今回の秘密保護法案には形だけ反対の朝日や毎日が「隠れ自民」なら、どちらも諸手を挙げて賛成の読売や産経は一体何?あいつらの自民党「しっかりしろ」という批判も、それは批判に名を借りた叱咤激励でしかない。自民党補完勢力が一丁前に野党づらすんな。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 11月30日
自民党幹事長の石破があろう事か秘密保護法反対派をテロリスト呼ばわり。自らをサイレント・マジョリティーになぞらえ反対派をノイジー・マイノリティー(騒がしいだけの少数派)と。事実は全く逆だ。自分たちこそ、世界から見れば、戦前美化に凝り固まり情報公開の流れにも逆行する少数派じゃないか。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 11月30日
帰宅ナウ。今、毎日放送の報道特集で、秘密保護法で北朝鮮拉致被害者の情報が闇に葬られる可能性を指摘。民主党・有田芳生議員の質問に森大臣も明確に答えられず。救う会徳島の会長や特定失踪者調査会の代表も懸念表明。秘密保護法賛成のネトウヨは「得意分野」である筈のこの問題でも自縄自縛に。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月1日
例の石破の「絶叫デモはテロと変わらず」発言だが、そもそも絶叫せざるを得ないような悪法を出してきたのは一体誰?在特会や街宣右翼の大音量のヘイトデモは野放しにしておいて、秘密保護法反対デモだけを攻撃するダブスタにも辟易。言論弾圧の本音を隠して、自分たちがまるで被害者みたいに装って。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月1日
「ルールに則って意見を言うのは構わないが大音量で一般市民を脅かすのはテロと同じ」(石破)そのルールを破り公聴会の意見も無視して法案を強行採決したのは一体誰?そもそも大音量や絶叫のどこが悪いのか。元々デモとはそんな物。タイでもそうだろう。デモを起こされるような政治をする方が悪い。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月1日
大阪・中之島公園にて「戦争はイヤ!御堂筋パレード」出発集会ナウ。写真は大阪W選挙で府知事選候補として戦った梅田弁護士。中心は共産党系諸団体だが新社会党や戸田ひさよし市議のノボリも。これから千数百名で難波までパレード。 pic.twitter.com/JNcyjUwJCN

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月1日
これから中之島を出て御堂筋を難波元町公園まで南下。脱原発デモでもお馴染みのコース。これ、共産党府委員会の隊列先導のバンド。もうサウンドデモのノリで、今までの共産党のイメージと全然違う。ここでも石破のデモ=テロ発言への怒りが。 pic.twitter.com/SXiXTRfDsD

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月1日
何でもかんでも秘密にするな!何でもかんでも自分の都合で秘密にするな!何にも知れない何にも言えない特定秘密保護法絶対反対!自由のない国、権利のない国絶対反対!TPPもNSCも秘密にするな!原発被害も秘密にするな!戦争する国絶対反対! pic.twitter.com/VAD1CzRoyD

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月1日
難波元町公園でパレードは流れ解散。今日、大阪での秘密保護法反対の御堂筋パレードは、最終的に2300名を上回る参加で成功裡に終了と街宣車から。勿論これで終わりではない。秘密保護法廃案、自民党政治の廃絶めざし、これからも息の長い闘いが続く。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月2日
昨日の御堂筋パレードにて。「自由社会を守れ」なんて昔は自民党が共産党に投げつけた悪罵だった。それを今や我々が自民党に言わなければならなくなった。一昨日のニュースでも秘密保護法で北朝鮮拉致問題が隠蔽される可能性が。もう自家撞着そのもの。 pic.twitter.com/GkkhtEml4Y

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月3日
秘密保護法反対パレードで唱和したスローガン「自由のない国、権利のない国反対」は、これまでの「戦争、国家統制」「NSC、TPP」反対より格段に訴求力がある事に気付いた。得てして政治スローガンと捉えられがちな後者とは違い、前者はブラック企業の現実への抗議として誰でも納得できる内容だ。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月4日
反自民の秘密保護法反対デモや脱原発デモは大音量の絶叫テロと否認しながら、在特会や街宣右翼の「朝鮮人を殺せ」人種差別デモは幾ら大音量で絶叫しても取り締まらず。もはや自民党の言う自由とは、「自民党に投票する自由」「人種差別の自由」「何でも国や会社の言いなりになる自由」でしかない。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月4日
「野党のヤジで私の答弁が国民に聞こえない、国民の知る権利を侵すな」と安倍。アホか。そもそも、秘密保護法で国民の知る権利を侵そうとするからヤジられるのだろうが。それをまるで白を黒と言いくるめるような。こんな安倍の理屈で行けば、レイプやパワハラへの抵抗も暴力やテロwにされてしまうわ。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月6日
秘密保護法反対を左翼のテロとかほざく連中は、自分達も弾圧される可能性には頭が及ばないのかなw。救う会関係者や当の自民党議員ですら、この法律で逆に拉致問題が闇に葬られたり自分の議員活動にも制約を加えられる恐れがあると心配しているのに。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月7日
残念ながら秘密保護法が成立してしまった。表向き強行採決に反対するふりをしながら裏では与党の会期延長に手を貸した維新・みんな2党の罪は重い。でも今更悔やんでも始まらない。実際に法律が施行されるのは1年後。それまでに自民党を政権から引きずり降ろし秘密保護法を廃止すれば良いのだ。

(注)上記ツイートに対し、後に別の方から「法律施行は1年後」ではなく「1年以内では?」との指摘を戴きました。全く以てその通りです。ここにお詫びを兼ねて訂正させて貰います。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月7日
自民党を下野させ秘密保護法を廃止に。そんな事が可能か。それは有権者の意志一つ。維新や猪瀬の今の体たらくを見よ。幾らマスコミに寵児と持て囃され選挙で大量得票しても一旦化けの皮が剥がれば一気に坂を転落。今の自民党にもその予兆は既に福島での地方選連敗の形で現れている。後は国民の腹一つ。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月8日
また産経が秘密保護法ネタで朝日叩き。何が「我が社には朝日のような弾圧を恐れる記者なぞいないw」だ。朝日が真のジャーナリズムか否かは甚だ疑問だが、いつも政府御用の記事ばかりで、たまの自民党批判も「だらしない」と暗に支持するような記事しか書けない産経に、権力の横暴と闘える筈がない。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月8日
大阪・高島屋前で母親大会連絡会が核廃絶署名と赤紙見本配布。12月8日の日米開戦日に合わせて毎年取り組まれている宣伝行動だが今年は秘密保護法廃止も掲げ更に意気高く。横でネトウヨが一人幟掲げマイクで中国がどうのと喚いていたが皆ガン無視。 pic.twitter.com/mlXot5MxHG

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月8日
ネトウヨが幾ら拉致やチベット問題で左派・リベラルを叩いても、自民党やそれを支持する自分達も、中国や北朝鮮と同じ様な事をしているという批判には誰一人まともに答えられず。かつて橋下を持ち上げていた産経も、今となっては公募区長セクハラ等の橋下スキャンダル報道で命脈を繋ぐのみ。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 12月9日
徳洲会疑惑で猪瀬いよいよ危うし。これは秘密保護法の争点隠しどころか、逆に石原も無き今、安倍政権に痛打を浴びせるチャンス到来では。出直し都知事選で、衆参両院選での詐欺的大勝に胡座をかき、もう次の総選挙まで大型選挙はないとたかをくくり、次々悪法を繰り出す安倍自民に対するリベンジを!

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 21時間
秘密保護法に反対し「みんな」も離党した江田・川田らが何故、同法に実質賛成の維新とくっつく?同法に反対なら反対派とくっつくのが筋だろう。結局、反対運動の高揚に怖気づいて右往左往しているだけじゃないか。自民党政治を本当に変えるには自民党だけでなく補完勢力もろとも一掃しないとダメだ。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 8時間
「拉致はテロだデモもテロだ」と自民党。なら先日亡くなった南ア元大統領のネルソン・マンデラは?彼も南アをアパルトヘイトから解放した立派な「テロリスト」だ。そもそもテロとは暴力による恐怖政治を指す。秘密保護法を強行成立させて世論の反対を踏みにじった自分達の方がよほどテロリストだろw。

プレカリアート ‏@afghan_iraq_nk1 2時間
今日は公休日なので近所の喫茶店でくつろいでいたら知人の共産党員主婦と遭遇。秘密保護法の抗議署名を集めているとの事で私も協力。AALA連帯委員会の署名で、予め書かれた趣意書にサインするのみ。それを集め安倍と公明党・山口の事務所にFAX。 pic.twitter.com/l1xXVEdJf1
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転載:12.6秘密法国会傍聴者弾圧救援会・声明

2013年12月09日 19時22分08秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開
12.6秘密法国会傍聴者弾圧救援会・声明 ——即時解放と不起訴を求めて、救援カンパと抗議声明への賛同をお願いします。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 転送・転載大歓迎 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

12.6秘密法国会傍聴者弾圧救援会・声明
——即時解放と不起訴を求めて、救援カンパと抗議声明への賛同をお願いします。

「特別秘密保護法案」に反対してきた全てのみなさん。稀代の悪法の強行採決と、安倍政権の歴史的な暴走を絶対に許すことはできません。しかしこの間大きく盛り上がった反対運動は、確実に秘密法と安倍政権を追い詰めました。それに対して警察の過剰警備で応えてきた政権は、12月5日、6日に少なくとも4人の抗議参加者を不当逮捕しました。

そのうち3名は8日までに解放されましたが、国会傍聴中に不当逮捕されたAさんは10日間の勾留をつけられました。私たちは、特に長期勾留が予想されるAさんを救援するために集まった抗議参加者などの有志です。これは明らかに秘密法成立後の最初の弾圧と言うべきものです。そこでこの間秘密法に反対してきた全ての方々に、全社会的な救援運動への協力を呼びかけます。

石破茂自民党幹事長の「抗議活動はテロ」発言以降、国会抗議行動への警備は明らかに強まりました。大量の機動隊が立ち並び、参加者の横断歩道の通行を何ら根拠なく妨害しました。そして12月5日の採決前日に首相官邸の壁に「NO秘密」と書いた1名が不当逮捕。続けて6日も国会正門前の抗議行動や、憲政記念館前の通行妨害に抗議した人計2名が不当逮捕されました。

そして6日21時から再開された参院本会議の採決に傍聴席から抗議した4名が議場から追い出され、深夜まで拘束されました。そのうち靴を投げて抗議したAさんは、威力業務妨害で逮捕され、麹町署に勾留されています。

国会内の与党議員の罵声や妨害は空前の酷さでした。野党議員が話し始めた瞬間から「やめろ!」「ふざけるな!」「あーーー!!」と純粋な妨害目的で大声を出し続け、こぶしや名札で机を叩き続けて聞こえなくさせるのです。

12月5日深夜に突然始まった本会議は、生中継が無く傍聴者も少ないのをいい事に、自民党若手議員は野党に「空気を読めよ!」「聞きたくねー!」「入院しろ!」と前代未聞の差別的中傷を浴びせ続けました。
映像:http://twitcasting.tv/nminoshima/movie/27697052
傍聴者の解説:http://no-border.asia/archives/17256/2

こうした結果、12月5日の委員会採決時の未定稿は、何と「・・・・・(発言する者多く、議場騒然聴取不能)」→「委員長退席」で終わっています。野党議員の最後の質問にあまりに妨害が凄まじくて聞こえず、記録に「採決」と書かれていないのです。

あってはならないことで、秘密法成立は憲法に照らして無効です。抗議行動をテロと呼んだ石破幹事長のいる与党議員自身が、国会内で暴力的行為をし続けていました。これに対するAさんの怒りは、まさに私たち全員の怒りでもあるのです。

6日夜の最後の本会議で、与党の暴力はピークに達しました。そして23時前に採決投票に持ち込まれてしまいました。これは国会前で必死に抗議する全員への冒涜だと思ったAさんは、自らの靴を投げて抗議しました。その後複数の傍聴者も怒りの声を上げました。そして抗議者4人が連行され「説教」を受け、Aさんが麹町署に引き渡され逮捕されたのです。

しかも参議院は、福島瑞穂議員の代理である池田幸代秘書が6日深夜にAさんの行方を訪ねても「解放された」としか言いませんでした。そのため多くの人は翌7日昼に警察発表の新聞の実名報道でAさんの逮捕をいきなり知らされたのです。重要な情報をきちん伝えず、自分たちに都合の良い事だけ発表し、抗議者を社会的に抹殺しようとする。まさに秘密法による弾圧はこの弾圧から始まったと言えます。絶対に許すことはできません。

Aさんの思いは後半の「メッセージ」をぜひお読み下さい。政府は秘密法と自らの暴力性を隠すために、「神聖な国会を妨害した」としてAさんを長期勾留し起訴する可能性があります。しかしそのような政府と秘密法の全てこそが許されません。裁かれるべきはAさんではなく政府です。私たちはAさんの即時解放と不起訴を強く求めます。そしてこの間秘密法に反対してきたメディア・ジャーナリスト、学者・表現者、そして全ての運動参加者の方々に、全社会的な救援運動への協力、カンパ、抗議声明への賛同を呼びかけます。

2013年12月8日 
12.6秘密法国会傍聴者弾圧救援会

ブログ:http://himitsuhokyuen.wordpress.com/
ツイッター:@himitsuho_kyuen
メールアドレス:himitsuhokyuen@gmail.com
〒105-0004 東京都港区新橋2-8-16 石田ビル5階 救援連絡センター気付

★弁護士費用などへの救援カンパをお願いします!
郵便振替口座:00140-2-750198
(ゆうちょ銀行 〇一九店(ゼロイチキュウ店)店番号 019 当座0750198)
加入者名:みんなのQ
(秘密法救援会カンパ、などと明記して下さい)

★抗議声明とAさんのメッセージへの個人/団体賛同をお願いします。お名前(匿名可)とメッセージを、himitsuhokyuen@gmail.comまでお送り下さい。
ブログで公表し、抗議声明とともに即時解放と不起訴を求めて東京地検に提出する予定です。

★★「秘密保護法と闘う男」(Aさん)よりメッセージ★★

 みなさん。私は、特定秘密保護法を、断じて許すことができません。
 たった一つの法律が、日本国憲法の三大原則である国民主権、平和主義、基本的人権の尊重を揺るがしてしまうのです。
 戦後約70年続いてきた平和な日本、これを支えてきたのが日本国憲法だと思います。ところが、ぽっと出てきた好戦的な総理大臣が、私たちが築いてきた70年間の平和をくずそうとしています。これを許すわけには絶対にいきません。

 私は、12月6日の夜、日比谷野音から何千人もの人たちが秘密保護法の裁決反対を訴えて国会に向けて大行進してきたのを見て、本当に心から感動しました。そして、これは今夜、日本初の市民革命が起こると確信しました。
 その盛り上がりを一緒に見た仲間も、「これだったら、公明党が通常国会で法案を出し直しましょうと自民党に言うはずだ」と言いました。
 私は、その時の様子を見て、政府が強行採決をしてもしなくても、高まった世論の力によって安倍内閣を倒せると感じました。

 しかし、現実には、国民の気持ちや心からの怒り、願いを感じ取る感性が全くない安倍首相の愚かな決断により、私たちの気持ちは踏みにじられ、本会議で強行採決されてしまいました。
 私は、どうしてもこれが許せず、何日も何日も朝から晩まで「秘密保護法反対!」を叫び続けている仲間の気持ちを思えば思うほど、この強行採決を黙って見過ごすわけにはいかなくなりました。
 自民党議員がおそろしく下品なヤジを叫ぶ中で、私たち傍聴者にはヤジどころか拍手すら許されていません。この状況では、与党の議員が、“我々が主人であり、国民は我々の下にあるのだ”と勘違いしても仕方がありません。事実、与党議員のおごり高ぶりをこの目で見て、それは目に余る耐え難いものでした。

 私は、秘密保護法廃案を心から願う日本中の心ある仲間たちと世界中で心配してくれている友人たちに「私たちは絶対にこの強行採決を許さない!」というメッセージを伝えたいと思いました。また、私たちの怒りがどれほど強いものかを与党の議員たちに伝えたいと思いました。
 そのために、傍聴していた私は、やむにやまれず自分の靴を本会議場に投げ込んだのです。

 どうぞ、皆さん、私の気持ちを理解して下さい。
 そして一日も早く私が自由になり、秘密保護法を廃案にする運動に皆さんととも関わることができるように力を貸して下さい。心からよろしくお願いいたします。

2013年12月7日

http://himitsuhokyuen.wordpress.com/2013/12/08/
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#安倍政権打倒  #秘密保護法廃止

2013年12月08日 07時25分25秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開
 
 

 今回の秘密保護法強行採決で安倍政権の本性が全国民・全世界に知れ渡る事になった。アベノミクスなる「景気回復」詐欺宣伝で有権者を騙し、それまでの民主党政権の失政に愛想を尽かした民衆からまんまと票を掠め取り、選挙に大勝した途端に公約にもなかった悪政を次々実行。秘密保護法だけに止まらず、原発再稼働やTPP売国交渉から生活保護切下げ、解雇特区・ブラック企業自由化(産業競争力強化)法案に至るまで、小選挙区制による「虚構の多数」議席を背景に横暴の限りを尽くす。
 しかし、それも最早これまでだ。今回の強行採決や石破の「デモ≒テロ」暴言で、安倍・自民党政権の本性がすっかり明るみになってしまった。今も安倍は私物化したNHKを使い、中国の防空識別圏設定や韓国の反日デモなどのネタで、政権への支持を繋ぎとめようと躍起となっている。でも国民は薄々気づき始めている。中国や韓国・北朝鮮の脅威を煽る安倍・自民党こそが、日本を中国や北朝鮮のような国にしようとしている張本人だと。周辺国の脅威を煽る事で国民の不満をそちらにそらそうとしている点も彼の国々と同じで。その犠牲となる国民からの抵抗・反撃を抑え込む為に、秘密保護法を制定した事を。
 もはや、原発再稼働を阻止する為にも、TPPによる農業・医療・福祉破壊を食い止める為にも、ブラック企業の横暴を抑え労働者の人権を守る為にも、そして悪法の秘密保護法を一刻も早く廃止する為にも、安倍・自民党政権打倒が今や一刻の猶予もならない緊急・焦眉の課題となった。今こそ国民は安倍政権打倒に立ち上がろう!
 以上、前置きが長くなってしまったが、「STOP!秘密保護法」HPから以下転載する。


 バーナムの森は動いた
 秘密保護法強行採決は安倍政権の終わりの始まりだ!

 秘密保護法を廃案へ!実行委員会 海渡 雄一

1 参議院で法案採決される
 参議院本会議で、法案が可決されました。
 採決結果は、投票総数212、賛成130、反対82でした。
 賛成したのは自民党と公明党。反対したのは、民主、共産、社民、生活、糸数議員、山本議員などでした。みんなの党は欠席しましたが、一部議員は出席して反対しました(川田さんと寺田さんと真山さん)。維新の会は欠席しました。
 市民の8割が慎重審議を望んでいる中で、日比谷野音に1万5千人が集まり、全国で抗議集会が続き、数万人の市民が国会を取り巻き、秘密保護法絶対廃案を叫び続ける中での、法案可決です。
 「特別秘密の保護に関する法律案【逐条解説】」という文書が12月5日午前11時45分に福島みずほ議員の強い要求によって、ようやく開示されました。
 これは、法案の策定段階おそらく公明党との修正協議の前の段階の法案について内閣官房が作成したものと考えられ、合計92頁に及ぶ大部なものです。
 法案の逐条解説を公開して審議していれば、法案の問題点はもっと深く審議でき、浮かび上がったはずです。作成名義は、内閣官房の作成とされています。
 さらに、内閣と各省庁の間で、この法案の策定の段階で、多くの意見交換が行われていたことが昨晩わかりました。今のところ人事院と文書のやりとりだけが、公表されています。他の省庁は、各官庁の了解が取れないという理由で、今も不開示となっています。
 このような重要な文書をこれまで秘密にしていたことは、国会軽視として決して許されることではありません。すくなくとも、このような重要文書について、きちんと国会での審議の時間を確保するべきことは民主主義政治の元での国会運営として、当然のことでした。
 委員会採決は、最後は、全く言葉も聞き取れない、議事録もないような状態での採決であり、手続的にも違法無効です。

2 根本的欠陥法案である
 この法案には根本的な欠陥があります。何が秘密に指定されるかが限定されず、政府の違法行為を秘密に指定してはならないことも明記されていません。公務員だけでなく、ジャーナリスト・市民も独立教唆・共謀の段階から処罰されます。
 政府の違法行為を暴いた内部告発者やジャーナリスト、市民活動家を守る仕組みが含まれていません。権威ある国際原則であるツワネ原則にことごとく反しているばかりでなく、ふたりの国連特別報告者とピレー人権高等弁務官からも重大な懸念が表明されています。私たちはこの秘密保護法案の内容も手続も絶対に認めることはできません。

3 法案廃止の活動を始めよう
 これからの闘いの方向性について、提起したいと思います。今晩の闘いの力で、政府の暴走を止めましょう。
 成立した法案は同じ手続で廃止することができます。私たちは、明日から、この法律の廃止を求める活動を直ちに始めようではありませんか。次の国会には、採決に賛成しなかった多くの政党と共同して、秘密法の廃止法案を提案するための活動を始めましょう。

4 弾圧に備えよう
 もうひとつ、大切なことを提起します。
 この法律は、憲法21条、自由権規約19条で保障された表現の自由を侵害する違憲立法です。この法律が自由権規約19条に違反することは、国連の見解なのです。我々には国際社会が味方してくれています。裁判官も私たちの反対運動を見ていることでしょう。そして、心の内では応援してくれている裁判官も少なくないはずです。
 秘密法違反の被告人は違憲な法律によって起訴されたのですから、絶対無罪としなければなりません。
 これは、弁護士の仕事ですが、政府があくまで、この法案を施行しようとするなら、第一号の秘密法違反事件の被告人を弁護するために、1000人の弁護士を組織し、あらかじめ大弁護団を結成しておきたい思います。

5 新しい闘いのはじまり
 法案の成立は、私たちの一つの敗北であることは確かです。
 しかし、今日一日の私たちの行動は、政府、国会に私たちの秘密法廃案、安倍政権NOの怒りをぶつけ、一人一人の市民に秘密法反対の意思を確認する機会となったことと思います。
 まず、私たちは、これだけの多数の市民の反対を押し切って秘密法を成立させた政府与党の暴挙を心にしっかりと刻みつけなければなりません。マクベスのバーナムの森は動いたのです。これから、政権崩壊の日が近いことにおびえなければならないのは、勝ち誇ったような顔をしている安倍首相とその取り巻きたちです。
 私たちは、この法律が廃止されるまで、決してあきらめません。明日から、秘密法のある社会を拒否し、その実質化を食い止めるため、新たな闘いを始めましょう。

(注)「バーナムの森が動く」とは、シェイクスピアの悲劇「マクベス」の中に登場する比喩表現。「バーナムの森が動かない限り国王は安泰」との魔女の予言に胡坐をかいたスコットランド王マクベスが、暴政の限りを尽くした挙句に、最期には民衆にも愛想を尽かされてのたうち回る様を例えたものだそうです。
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法律が成立したら終わりではない 本当の戦いはこれからだ

2013年12月06日 22時19分10秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開
※「日経ダイヤモンド」に下記の文章が掲載されていました。「特定秘密保護法案審議の乱暴な国会運営と強行採決 日本のジャーナリズム・国民の本当の戦いはこれから」という記事の最後の一節です。題名の大胆・単刀直入さも然る事ながら、それが財界寄りの日経系列で取り上げられた事に私も驚いています。元記事の全文はリンク先を辿って確認して下さい。
 まだ秘密保護法案が成立するかどうか分からないのに、成立を前提とした記事を取り上げるのもどうかと思いましたが、非常に大事な問題提起だと思うので、敢えてここにその一節の全文を紹介したいと思います。


法律が成立したら終わりではない;日本のジャーナリズム・国民の本当の戦いはこれからだ

 特定秘密保護法は今日、本会議で可決され、成立するだろう。しかし、日本のジャーナリズム・国民の戦いが、これで終わりであってはならないだろう。歴史を教訓とするならば、「権力による情報統制がどんなに強まっても、ジャーナリズムは怯まず権力批判を続けなければならない」ということであるはずだ。たとえ、これから何人逮捕者を出すことになろうとも、権力に対して批判を続けよ、ということだ。

 彼らは「特定秘密保護法案が成立すると、マスコミが逮捕を恐れて委縮し、国民の『知る権利』が失われる」と主張してきたこと。まさか、その真意が、「法律が成立したらジャーナリズムは権力批判をやめる」との宣言だった、ということではないと信じたい。

 一方、法案に批判的な国民も覚悟を決めるべきだろう。「政権交代のある民主主義」は実現しているのだ(前連載第31回を参照のこと)。もし、安倍政権が特定秘密保護法案を盾に、情報統制、不当逮捕という権力の乱用を行ったら、国民は次の選挙で安倍政権を引きずり下して、国会で法律を廃止させればいいのである。国民がその厳しさを持ち続けることで、政権が緊張感を失うことがなければ、民主主義は守られるのである。


 http://diamond.jp/articles/-/45568?page=6

コメント (1)
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#国会に押し寄せよう  #秘密保護法をブッ潰せ

2013年12月06日 09時24分11秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開


緊急 12月5日/6日 特定秘密保護法反対抗議 @国会正門前

「怒りのドラムデモ」【特定秘密保護法案抗議行動】
【注意】12月6日 開始時間変更しました。ご確認ください。
【呼びかけ文】
 審議がすすめばすすむほどずさんさと危険性が暴露されてきた秘密保護法案に対しては、与党による衆議院での強行採決をへて国民的批判がますます高まっています。そしてメディアでも活発な批判がなされ、全国各地で抗議行動がおこなわれていることに挑戦するかのように、石破自民党幹事長は抗議行動を「テロリズム」よばわりしました。このような姿勢をあらわにする政治家がこの法律を手にすれば、3・11以後わたしたちが守り育ててきた「デモの自由」が奪われかねません。私たちの市民的自由を守るためにも、この法案は断固葬り去らなければなりません。
 与党は6日の会期末までに強行採決しようとしています。ひとりひとりの怒りの声をひとつの渦に結集するために、「怒りのドラムデモ」は、5日、6日両日に国会正門前に抗議スペースを設けました。会期最終日6日には日比谷公園から国会請願デモもおこなわれます。多くの人が国会を取り囲み怒りの声をあげ、断固民意を示しましょう。最大級の抗議を国会に叩きつけ、この法案を否決に追い込みましょう。

【時間変更】
12月6日 現時点では13:00〜21:00予定 ただし審議の状況により繰り上げ/延長の可能性があります。追ってお知らせします。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

↓12月6日 【時間変更】13:00〜21:00 本会議開始時刻に合わせて抗議を早めました。ご理解ください。

【ツイート文】
【決定!拡散】12/6 特定秘密保護法案反対抗議@国会正門前 本会議開始時刻にあわせて抗議します。13:00〜21:00予定*審議の状況により延長の可能性があります。ツイートボタンで拡散を→ #国会に押し寄せよう #秘密保護法をブッ潰せ http://drumsofprotest.blogspot.jp/2013/12/125.html

http://drumsofprotest.blogspot.jp/2013/12/125.html


 以下、参考記事の部分を全面的に差し替えました。(12/6日19:00)
 新しい参考記事は全てSTOP!「秘密保護法」HPの昨日12月5日国会前速報からの引用です。

(参考記事)

★本会議延長(21:55発)

 現在開会されている今夜の本会議の議事予定には、特定秘密保護法案も入っていますが、国対関係者からの話によれば、特定秘密保護法を除く総務、厚生労働、文教科学、農林水産関係の議案を終了した段階で延会となる見通しです。
 与党側の対応には予断は許しませんが、今晩の本会議採決は避けられそうです。
 明日の本会議は、12時30分開会(実際には13時とも言われています。)予定で、議事は特定秘密保護法案ということのようです。
 多くの解任、問責決議案が出される見通しです。

★本会議 議事録聴取不能(21:34発)

 参議院本会議が始まりました。
 冒頭から大荒れです。

 今日の委員会議事録未定稿が手に入りました。
 森大臣の答弁の途中からの議事録未定稿の最後の部分です。
 ********************************
 ○国務大臣(森まさこ君)
  (前略)
 この独立教唆にどのようなものがあるかということも、法律家の専門家の意見も
 聞きながら、そして、その有識者会議において国民の皆様に分かりやすい基準を
 作り、また分かりやすい解釈をしてそれを公表してまいりたいと思います。
 ○委員長(中川雅治君)
 石井浩郎君(発言する者多し)
 ○石井浩郎君
 ・・・・・(発言する者多く、議場騒然聴取不能)
 ○委員長(中川雅治君)
 ・・・・・(発言する者多く、議場騒然聴取不能)
  (委員長退席)
  午後四時八分
 ********************************

 これで、採決が行われたと言えないことは明らかです。
 秘密保護法委員会採決は違法・無効だ。審議をやり直せ。

★委員会採決は違法・無効!審議をやり直せ!(17:30発)

 委員会の審議は与野党理事の一致で開催することが慣例となってきましたが、今回の特別委員会審議はすべて、委員長の職権開催でした。
 参議院での審議時間は22時間、衆議院の半分以下です。
 地方公聴会も前日夜にセットするなど、あまりにも横暴なものでした。
 今日の委員会でも、委員長は多くの文書の委員会提出について「後刻理事会で協議する」と連発していました。しかし、その理事会も開かないまま、採決を強行したのです。
 その中には、各省の法令協議の資料など、極めて重要な資料が含まれています。
 実は、「特別秘密の保護に関する法律案【逐条解説】」という文書が12月5日午前11時45分に福島みずほ議員の強い要求によって、ようやく開示されました。
 これは、法案の策定段階おそらく公明党との修正協議の前の段階の法案について内閣官房が作成したものと考えられ、合計92頁に及ぶ大部なものです。
 以下のブログに公開されています。http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/
 法案の逐条解説を公開して審議していれば、法案の問題点はもっと深く審議でき、浮かび上がったはずです。作成名義は、内閣官房の作成とされています。
 さらに、内閣と各省庁の間で、この法案の策定の段階で、多くの意見交換が行われていたことが昨晩わかりました。今のところ人事院と文書のやりとりだけが、公表されています。他の省庁は、各官庁の了解が取れないという理由で、不開示となっています。
 与党は可決したと主張していますが、野党は採決の無効を主張しています。
 参議院本会議への上程にも野党は反対しています。これからの動向に注目して下さい。(弁護士 海渡 雄一)

★秘密保護法強行採決(17:08発)

 報道では、参議院の特別委員会で、法案が可決されたとされていますが、委員会中継では正規の手続きを経て採決されたとは見えませんでした。
 また、共産党井上議員や民主党江崎議員の報告では、自民党の石井議員(元プロ野球選手)が、自民党宇都議員の質疑が終わった途端、自席で立ち上がり「議長」と数回叫び、その後、与党議員が数回も起立するという不思議な光景だったとのことです。
 野党各党は、この採決を認められないとし、本会議に持ち込むことは許さないと、院内で頑張っているようです。
 したがって、今夜の見通しは今のところ不明です。
 今晩6時30分からの参議院議員会館前の抗議行動は行ないますので、皆さん、駆けつけてください。
 3時半からの、採決するな行動にも、昼に続き、千人以上が参加、強行採決の報告が入ると、怒りの声が大きく上がりました。
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石破のテロにサウンドデモで倍返しだ!

2013年12月01日 23時16分25秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開
  
 本日12月1日の日曜日に大阪・中之島公園で開かれた「戦争はイヤ!御堂筋パレード」に参加してきました。この集会がある事は当日の朝、ネットでたまたま見て知りました。当初は風邪気味だったので今日の日曜の休みぐらいは静養しようかと思いましたが、稀有の言論弾圧、ブログ弾圧法案=秘密保護法案のトンデモな内容や、来週また目の当たりにするであろう与党による同法案強行採決の茶番劇を思うと、もうそんな事は言ってられないと気を取り直し、参加する事にしました。

 集会は13時半から1時間、同公園の女神像前広場で行われ、その後は難波の元町公園まで御堂筋を南下してのパレードという予定です。ネットで見た限りでは共産党系の団体が中心でしたが、来てみるとそれ以外の新社会党や「みどりの党グリーンズジャパン」系の団体まで集まっていて、「これぞ革新統一戦線」という感じでした。集会案内ビラを見ても、「呼びかけ団体」の項には共産党系の憲法会議や「9条の会」だけでなく、それ以外の「しないさせない戦争協力ネットワーク」などの反戦団体や狭山差別裁判を闘っている団体も名を連ねていました。会場入り口では橋下大阪市長による戦争歴史博物館「ピースおおさか」侵略戦争展示撤去に反対する署名も行われていて、私も署名させてもらいました。 

  
 集会では大阪弁護士会の副会長さんによる開会あいさつの後、府知事選候補として大阪W選挙を戦った梅田章二弁護士が、例の石破の「秘密保護法反対デモ=テロリスト」発言(後述)を糾弾されていました。この集会には、かつて梅田さんを自民党の別動隊呼ばわりした門真の戸田ひさよし市議も参加されていたのを見て、深い感銘を覚えました。もはやここまで民主主義が脅かされる状況となっては、もう共産党だの新左翼だのと争っている場合ではないという事でしょう。

 
 私は今まで共産党系と言えば、全労連のメーデー集会や生協の原水禁平和行進のイメージしかなく、しかも最近は「オジン・オバン」しかいないというマイナス・イメージもあったので、選挙では支持しても行動に参加するのはあまり気乗りがしませんでした。確かに今日の参加メンバーを見ても、まだまだそのきらいはありましたが、しかしその一方で、変化も着実に進んでいるなと言う感じも受けました。この斬新な横断幕もそうですが、それ以上に度肝を抜いたのが若者のドラム隊です。もう殆どサウンドデモのノリで、「戦争する国反対!自由のない国反対!権利のない国反対!何でもかんでも秘密にするな!政府の都合で秘密にするな!TPPや原発事故も秘密にするな!」と叫んでいたのを聞き、「これぞ正しく私の言いたかった事だ」と思い、市民団体や個人の「飛び入り参加」部隊ではなく、この共産党府委員会の隊列と一緒に歩く事に決めました。

 
 さあ中之島公園を出発です。この時点で既に参加者は千名を優に超えていました。隊列は3つに分かれ、先頭は弁護士などの職能団体、真ん中に市民団体や個人参加の人たち(私も当初はここに参加するつもりだった)、後半に共産党やその系列の労組・市民団体(市職労・教組・年金者組合など)という順番で続きます。ドラム隊はその後半の隊列の先頭に立ち、私もその直ぐ後ろを歩きました。

 
 ドラム隊だけでなく仮装などのアトラクションもかなり斬新なものでした。スローガンも今までの様に、何言っているのか聞き取れないようなものではなく、「自由のない国反対!権利のない国反対」という、分かり易くて誰でも賛同できるものだったので、道行く人にも今までの様なデモに対する拒絶反応は殆ど感じられませんでした。実際、沿道でデモの姿を携帯の写真に撮っている人もチラホラ見受けられました。私の風邪も、御堂筋の銀杏並木の下を歩いているうちに、すっかり治まってしまいました。

   
 共産党府議さんの鞄に貼られた脱原発ワッペンと、いかにも昔ながらの府議という感じのファッションの微妙な「ずれ」が、妙にほのぼのとした雰囲気を醸し出していて逆に好感が持てました。

 
 そうこうしているうちに難波に到着、流れ解散でお開きとなりました。最終的には2300名の参加でパレードは大成功に終わりました。しかし、ここで気を緩めてはなりません。自民党幹事長の石破は自身のブログで、あろうことか、警察に届け出た合法的なデモにまで「テロリスト」と難癖をつけてきたのですから(11/30日付朝日新聞・他)。
 正に笑止千万とはこの事です。公聴会の反対意見も、慎重審議を求める世論も、国の内外から寄せられた懸念の声も無視して、強行採決で多数の横暴に物を言わせて、法案をゴリ押ししようとしている石破たち自民党やその取り巻き政党の方が、よっぽど「テロリスト」じゃないか。カネにモノを言わせ、NHKや産経・読売などの御用マスコミを使って、ウソ八百を大音量・絶叫調で喚き散らしている自分たちの方が、よっぽど「政治的中立」を損なっているじゃないか。在特会や街宣右翼などの大音量のヘイトスピーチや、ブラック企業の不法行為を野放しにしている自分たちの方が、よっぽど「社会の平穏を害している」じゃないか。秘密のTPP交渉で、農業も医療も福祉も、国民の健康や安全も、全て多国籍企業に売りとばそうとしている自分たちの方が、よっぽど「反日」「非国民」じゃないか。デモとは元々騒がしいものなのに(そうでなければ示威運動にならない)、その事すら理解できないとは、自分たちの方こそよっぽど「自由社会の敵」ではないか。

 「自由社会を守れ」なんて、昔は自民党が共産党攻撃に使ったスローガンでした。「日本国憲法を守れ」と同様に。但し後者は、基本的人権や平和主義ではなく、ただ「天皇制だけを守れ」という意味で使われたのですが。ところが今や、逆に共産党の方から自民党に言ってやらねばならなくなりました。「天皇を自民党政治のつっかえ棒に利用するな」という点も含めて。これだけ取っても、自民党の立場が如何に後退・劣化したか分かろうというものです。 
 昨日11月30日夕方6時の毎日放送「報道特集」で、北朝鮮拉致問題の行方も秘密のベールに閉ざされようとしているのに対して、「救う会徳島」や「特定失踪者調査会」の代表が懸念を表明していました。「中国や北朝鮮のスパイから日本の防衛機密を守る」というのが大義名分だった特定秘密保護法案が、実は拉致問題でも国の悪事の隠れ蓑にしかならない事が明らかになりました。ここでも自民党は、先の「自由社会を守れ」スローガンと同様の自家撞着、自縄自縛に陥っています。もはや今の自民党には「自由」も「拉致」も口にする資格がありません。
 いかに国家機密といえども、それを人権侵害の口実にしてはならないというのが、今や「ツワネ原則」の形で世界共通の認識になろうとしているのに、その流れに真っ向から逆らう秘密保護法案は、参院で絶対に廃案にしなければなりません。若し仮に参院も通過し成立してしまったとしても、インターネットも駆使して、できるだけ早く廃止させなければなりません。日本が戦前の大日本帝国やナチス・ドイツ、今の中国・北朝鮮やイスラエルのような国にされてしまう前に、一刻も早く。
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渡部弁護士のよくわかる秘密保護法逐条意訳

2013年11月27日 19時12分44秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開
 

 渡部源(わたべ・げん)弁護士がご自身のブログで秘密保護法案の条文内容についてわかりやすく解説してくれています。勿論、この法案はまだ成立していませんので、逐条(ちくじょう=条文ごとに詳しく説明した)解説もまだ公式には出ていません。公開されているのはあくまで法案の原文だけです。
 しかし、その法案の原文がまたややこしいので困っていました。元々、法律の条文なんて大なり小なりややこしい物ですが、この法案は特に分かりにくい。やたら言い回しがくどい上に例外規定も一杯あって、とても最後まで読む気になりません。この「分かりにくさ」一つとっても、この法案がどうしようもない欠陥法案である事は明らかです。
 それでも「分からない、分からない」と言っていても始まらないので、何とか読みこなすにはどうしたら良いか悩んでいた時に目にしたのが、この渡部弁護士の逐条意訳でした。あくまで渡部氏個人の意訳なので、その点は割り引いて読まなければなりませんが、弁護士の手によるものなので内容に大きな間違いはないでしょう。先方ブログでは色文字やデカ字、マーカー等で条文と渡部氏の感想を区別していますが、そこまで再現していたのでは余りにも手間がかかってしまいます。ですので、フォントの色やサイズはもう今のままで、条文の先頭に●印を入れ、氏個人の感想部分も「氏コメント」の語句を挿入する事で、条文と意訳部分の区別を明確にしました。(ついでに私の感想も▼で述べさせて貰いました)
 尚、転載するに当って渡部氏本人の了解は取っていません。事後にでも直ぐに先方のブログにご挨拶(あいさつ)に伺おうとしましたが、あいにく先方にはコメント・トラックバックの欄がなく、連絡のしようがないので、やむを得ず無断転載させて戴きました。「知る権利」自体が侵されようとしている時に、もはや著作権がどうこう言ってられる場合ではないと判断しました。読まれる方は、あくまでも以上の点を踏まえた上でお読み下さい。

(転載開始)
(目的)
●第1条 この法律は,特に秘密にしておきたい日本の安全保障に関する情報を漏れないようにすることを目的とする。

 氏コメント:なんか内緒にしたいらしいです。分かります。国だって,隠したいことありますよね。

(定義)
●第2条 省略

 氏コメント:いちいち定義を説明するのがめんどくさいだけです。読む方もめんどくさいでしょ?

(特定秘密の指定等)
●第3条 行政機関の長は,「うわやばいこれ漏れたら大変」ってやつを「特定秘密」っていうのにすることができる。

 氏コメント:行政機関の長が指定すると「特定秘密」になるらしいです。なお,第2項とか第3項とかありますけど長くなるから省略します。

(指定の有効期間及び解除)
●第4条 さっきの指定は5年以内が有効期間。延長もできるよ!

 氏コメント:ついに条文全てが意訳になりました。あまり気にしていません。

(特定秘密の保護措置)
●第5条 行政機関の長は,なんだかんだ手続はあるけど,「特定秘密」を取り扱う人を自分で決められるよ!

 氏コメント:完全に仲良しこよしの出来レースじゃねーか。秘密だからね。秘密は他人に知られたくないしね。

(我が国の安全保障上の必要による特定秘密の提供)
●第6条 特定秘密を保有する行政機関の長は,必要だと思ったら他の行政機関に特定秘密を教えたりするよ!(逆に言えば,嫌だと思ったら絶対に秘密にするよ!)

 氏コメント:なんで行政機関同士の間に秘密があるんだよ。縦割行政。

●第7条 警察庁長官は,警察庁が保有する特定秘密について,しょーがねーなーと思ったときは特定秘密を各都道府県の警察に情報提供してあげるよ。

 氏コメント:事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!仲良くしてよ,警察。

●第8条 特定秘密を保有する行政機関の長は,しょーがねーなーと思ったときは,「適合事業者」っていう自分達が認めた事業者にだけ情報提供してあげるよ。

 氏コメント:だから(以下略

●第9条 特定秘密を保有する行政機関の長は,しょーがねーなーと思ったときは,外国にも情報提供するよ。

 氏コメント:他所でやれ。

▼プレカリアート注:ここはもっと突っ込まなきゃダメ!国の悪事を国民にはひた隠し、国民の自由やプライバシーも侵害しながら(次の第11条参照)、外国(具体的には米国)には情報筒抜け。これのどこが「秘密保護」「スパイ防止」なのか?放射能漏れの情報も国民には隠し米軍にだけ教え、米国諜報機関のドイツ首相電話盗聴にも抗議一つ出来ない。一体この国の政府は誰の為に仕事しているのか。

(その他公益上の必要による特定秘密の提供)
●第10条 行政機関の長は,基本的に特定秘密を提供しないけど,もうほんとにバラされないって思ったときは,開示してやらないこともない。

 氏コメント:完全にそっちサイドの都合だけで決めてるよね。こっち(国民)サイドの都合無視だよね。よくそれで国民の代表者と(以下略

●第11条 特定秘密の取扱い業務は,信頼できる適正評価を受けた人だけが取り扱えるよ。但し,もちろん,内閣総理大臣等は別だ。

 氏コメント:適正評価ってなんだ?

▼プレカリアート注:「適正評価」というのはズバリ思想調査の事。「特定秘密」を取り扱う人を政府が決める際に、本人は勿論の事、家族や親戚、友人・知人に至るまで、思想・信条や犯罪歴、借金の程度などをこっそり調べられます。一応、本人にだけは調査の同意を取るそうですが、業務命令に反抗してまで「憲法違反の思想調査なぞ出来ない」と突っぱねられる人が果たしてどれだけいるだろうか。もうここまで来たら中国や北朝鮮と同じではないか。

●第12条 適正評価は,行政機関の長がするよ!こっちが決めるよ!こっちで決めとくよ!

 氏コメント:あ,そうですか。

(適正評価の結果等の通知)
●第13条 行政機関の長は,適正評価を実施したときは,その結果を評価対象者に対し通知したりする。

 氏コメント:あ,通知して教えてくれるんすか。ありがとうございます。

(行政機関の長に対する苦情の申出等)
●第14条 評価対象者は,(中略)適正評価について,(中略)行政機関の長に対し,苦情の申出をすることができる。
2 行政機関の長は,前項の苦情の申出を受けたときは,これを誠実に処理し,処理の結果を苦情の申出をした者に通知するものとする。
3 評価対象者は,第1項の苦情の申出をしたことを理由として,不利益な取扱いを受けない。

 氏コメント:注意していただきたいんですけど,この条文,まさかの「意訳なし」です。法律の文言で「苦情」って初めて見た(笑)←注意:一番下に追記あり。

 氏コメント:たぶん秘密だから「不服申立て」とかの手続を予定していないんでしょうね。クレームお待ちしてます!みたいな。しかも「不利益な取扱いを受けない。」とか明文にしているところから察するに,たぶん不利益な取扱いするつもり満々です。

(警察本部長による適正評価の実施)
●第15条 警察でも同じようなもんだよ!

 氏コメント:もう驚かない。

(適正評価に関する個人情報の利用及び提供の制限)
●第16条 行政機関の長及び警察本部長は,特定秘密をむやみやたらに悪用したらダメ。

 氏コメント:さぁ,当たり前のことでそろそろツッコミのバリエーションが無くなってきました。

(権限又は事務の委任)
●第17条 省略

(特定秘密の指定等の運用基準)
●第18条 政府は,特定秘密の指定等に関し,統一的な運用を図るための基準を定める者とする。

 氏コメント:たぶんその運用も特定秘密の保護のためにボヤボヤにぼかされるんだと思います本当にありがとうございました。

●2 政府は,前項の基準を定め,又はこれを変更しようとするときは,我が国の安全保障に関する情報の保護,行政機関等の保有する情報の公開,公文書等の管理に関し優れた識見を有する者の意見を聴かなければならない。

 氏コメント:優れた識見者かどうかを判断するのは「安全保障」とやらに一枚噛んでいる政府が判断します,たぶんイエスマンだけで構成されます,しかも意見を「聴かなければならない。」のであって,反対されたとしても聴いただけでオールオッケーです本当にありがとうございました。

(第19条,第20条省略)

(この法律の解釈適用)
●第21条 この法律の適用に当たっては,(中略)国民の知る権利の保障に資する報道又は取材の自由に十分に配慮しなければならない。

 氏コメント:配慮するなら作るなこんなもん。

●2 取材行為については,専ら公益を図る目的を有し,(中略)正当な業務による行為とするものとする。

 氏コメント:お前が決めんな。

【罰則】
●第22条 特定秘密を漏らしたら10年以下の懲役だ。又は情状により10年以下の懲役及び1000万円以下の罰金に処する。覚悟しろ。他にも特定秘密をこの法律上知ったケースに応じて,5年以下の懲役とか未遂処罰規定とか用意している。いつでも来い。

 氏コメント:特定秘密を取扱う人も大変ですね。

●第22条2項以下
「特定秘密」を知ろうとし,人を唆したり騙したり,暴力ふるったり,盗みに入ったり,とにかく「特定秘密」に近づいた国民に対しては,10年以下の懲役等を用意した。

 氏コメント:自分が知りたいなって思った情報にアクセスしようとしたら,それが「特定秘密」である場合がありますのでご注意下さい。

(今日のまとめ)
 氏コメント:この法案が通ったら,このブログ主(注:渡部さん)は逮捕されると思う。
(転載終了)


 ついでに当ブログ主にして渡部さんのブログ転載者プレカリアート(つまり渡部さんと同じ様に逮捕されるであろうこの私)のコメントもついでに。

 政府・自民党言いなりのネトウヨ(ネット右翼)は「この法律で思う存分左翼を弾圧できる」と喜んでいるのだろうが、自分たちも弾圧されるおそれがある事には頭が行かないのか。この法律で保護されるのはあくまでも「政府に従順な右翼」に限るのであり、全ての右翼ではない事に注意。つまり、政府方針を踏み外して、TPPに反対したり脱原発を主張したり、「朝鮮人を殺せー!」とか喚き散らすヘイト(人種差別)デモで羽目を外し過ぎて世間からも顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまったら、たとえ右翼でも弾圧されるのだ。だって、どれを秘密指定して、それに近づいた奴をどのタイミングで逮捕するか決めるのも、全て政府の一存なのだから。
 だから、自民党防衛族のバリバリ右翼議員も、本音では「俺もいつ何時逮捕されるかも知れない」と恐れ慄(おのの)いているのだろうが。弾圧されるのは「何をされても言いなりの奴隷」以外の全ての人間だ。もはや「右翼」だの「左翼」だの、「俺はそのどちらでもないノンポリのミーハーだから関係ない」とか、そんな事言ってられないのだ。そんな事も分からんのか、ネトウヨのお花畑はw。それを、「人権擁護法案には反対しながら、その数倍も恐ろしい秘密保護法案には諸手を上げて賛成」だなんて、アホちゃうかw。
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大阪での秘密保護法反対の取り組み

2013年11月24日 14時54分01秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開
 
 11月21日(木)は全国各地で秘密保護法反対の様々な取り組みが行われました。東京の日比谷野外音楽堂では、平日の夜であるにも関わらず1万人以上もの人が集まり、会場に入りきれなかった人が路上にあふれ出るまでになりました。
 この大阪でも、弁護士会主催の反対集会が西天満の弁護士会館で行われ、400名以上の参加で大盛況のうちに終わりました。こちらも会場に入りきれない人が続出し、急遽、別会場をしつらえてメーン会場からアストロビジョンで実況中継しなければならない程でした。
 上記写真は会場配布レジュメ・チラシの一部と開会挨拶(あいさつ)の場面です。景気付けの為でしょうか、登壇者は全員このような黄色のハッピを着ていました。会場ではこの他にも資料を一杯もらいましたが、メーンのレジュメの内容はレベルが高すぎて私には余り馴染めませんでした。実際、集会でもレジュメは余り使われませんでした。

 開会挨拶の後、国会情勢などが報告されました。それによると、今後ますます米国と一体となって世界のどこでも戦争が出来る国にしようと、自民党政府がNSC(国家安全保障会議)設置法案とセットでこの言論弾圧(特定秘密保護)法案を出してきたのに対し、当初は「連立政権内で自民党の軍拡路線に抵抗する」と息巻いていた公明党は、形だけの「報道の自由や基本的人権にも配慮」規定に早々と満足して自民党の軍門に下り、「みんなの党」も、ここは元々野党とは名ばかりの自民党補完勢力なのでこれも賛成に回ってしまいました。
 それに対し、憲法改正問題でも自民党にすっかりお株を奪われ、下手すれば「みんなの党」より先に消滅しかねない「維新の会」が、ここでは「意外な程」抵抗を見せたものの、所詮はここもやはり自民党の補完勢力。結局は修正協議に応じてしまいました。早晩、民主党も同じ方向をたどる事でしょう。
 特に「維新の会」は、「第三者機関を設置して内閣の暴走をチェックする」との「修正協議」の名目欲しさだけで抵抗している点を、すっかり自民党に見透かされてしまい、「第三者機関」設置は法案の「付則=付け足し」扱いでお茶を濁された上に、政府案では「30年経過後には秘密指定解除して原則公開にする」予定だったのを、逆に「60年経過後に公開」と先延ばしされた上に、「公開前に首相が秘密文書を廃棄する事も可能」と、一緒になってより悪い内容に変えてしまう始末です。いくら公開後に当事者にとって不利な情報が出てきた所で、60年も経てば当事者もすっかり耄碌(もうろく)して責任追及から逃れられる、「あの世」に逃げ込む事も充分可能と踏んだのか。
 これでは戦時中の大政翼賛会や今の一党独裁の社会主義国と全然変わらないじゃないか。こんな野党なら在っても無くても同じです。寧ろ政府の「民主主義」宣伝に利用されるだけ有害です。
 
 
 その後は法案解説です。解説者が壇上に立ち、写真のパワーポイントを使って(パソコンの画面がそのままスクリーンに映し出される)、クイズ形式でみんなに質問した後、回答を画面に映し出すやり方で進めていきました。こちらは配布資料のレジュメとは違い、なかなか分かりやすくて面白かったです。
 回答は全て写真に収めましたが、質問の内容はメモも取り損ねたのでうろ覚えで書いていきます。間違っていたらご指摘下さい。

 第一問は確か「秘密の範囲は外交・防衛などに限られるか?」というものだったと思います。それに対する答えは「何が秘密か分からない」。「定義も、秘密指定の範囲も曖昧(あいまい)で、適用基準も不明瞭、市民には何が秘密なのかも一切分からない」。だから秘密保全法違反で逮捕されても、自分が一体何の具体的容疑で逮捕されたのかが一切分からない。逮捕されない為には、何も言わず何もせず、ひたすら政府の言いなりになるしかない。

 第二問は「そもそもこんな法律は必要か?」。答えは「必要がない」。「北アフリカのアルジェリアで、油田開発に携わっていた日本企業の施設がイスラム教徒のテロリストに占拠された時も、日本には秘密保護法がないから外国から重要な情報が寄せられなかった、だから秘密保護法が必要なのだ」というのが賛成派の言い分ですが、果たしてそうか。
 実際には、保全法のない日本だけでなく、保全法のあるその他の諸国に対しても、重要情報は全然伝えられませんでした。アルジェリア政府は別に保全法の有無で諸外国への対応を変えた訳ではありませんでした。ただ「余裕を持って対応する事が出来なかっただけ」です。
 「海上保安庁職員によって尖閣のビデオが外部に漏らされた、それを防ぐ為にも保全法は必要なのだ」とする言い分も全く的外れ。そもそも、あのビデオは職員研修用に作られたもので、機密でも何でもなかった。それを、バイトが業務用冷蔵庫に入って悪ふざけで盗撮するのと同じノリで、同庁職員が遊び半分にネットに流出してしまった。「憂国の情に駆られてやむを得ず」なんて大ウソ。本当にそうならネットなんかではなく新聞社に直接リークしています。そんな役人に好き勝手にさせるような法律を作って、後で市民が責任追及も出来ない様にしてしまう方がよっぽど恐ろしいです。
 実際に、公務員による情報漏えい事件は、2000年以降に限っても僅か8件しか発生していません。それらは全て今の法律で対処できました。「スパイ防止の為に必要だ」との言い分も全く的外れ。政府自身が、今でも公安警察や自衛隊を使って労働組合や市民団体の合法的な集会やデモまで片っ端から盗撮しているくせに、「お為ごかし」な事を言って誤魔化すのもいい加減にしろ。

 
 ここから後は○×形式の質問が続きます。第三問は「違法な秘密指定は第三者機関によってチェックされるから大丈夫、これは○か×か?」というものだったと思います。答えは「×」。「第三者機関」と言えばいかにも公平・中立な感じがしますが、この人選はあくまで内閣が行います。ましてや「維新の会」のように「首相が大臣をチェックするから大丈夫」と言うに至っては、もはや呆れる他ありません。泥棒に警官をさせるようなもの、東電に原発の安全審査をさせるようなものです。

 第四問も「国会のチェックが入るから大丈夫、これは○か×か?」だったかな。これも「×」。国会に報告されない例外も多くあります。今後はもっと増やされる事でしょう。今でも重要な情報は国会なぞ素通りして都道府県警などに直接行き、後で国会議員が情報公開請求をしても殆ど黒塗りの資料しか提示されないのに。それでも抵抗したら、次は国会議員自身も秘密保全法違反で逮捕されかねない。そこまでしてまで、自民党や「維新の会」の議員が国民の為に動いてくれるとは到底思えません。
 自民党の石破幹事長が「国が存亡の危機にある時に、知る権利がどうのこうの言ってられるか」と暴言を吐いたそうですが寧ろ逆だ。福島原発から流れ出た放射能の情報を国民には知らせず米軍にだけ知らせたのは、一体どこの国の政府だっけ。今でも国が一番信用できないから、国がいくら揉み消そうとしても、これだけ反対の声が出るのだろうが。

 
 第五問「この法律で国民のプライバシーは守られる、これは○か×か?」。答えは「×」。国の悪事は徹底的に隠蔽され、国民のプライバシーだけが侵されます。明治維新の昔から現代に至るまで、その例は枚挙に暇(いとま)がありません。戦前は軍部が自分で鉄道線路を爆破しておきながら、その罪を中国に擦り付けて満州事変を起こしました。つい最近も、薬害エイズや何やらで、それまで無いとシラを切っていた資料が「ある日突然見つかった」事が何度もありました。冤罪(えんざい)事件で死刑にされかかったり、実際に死刑にされてしまった人も大勢います。
 つい最近も、自衛隊が内部で隊員に家族や親戚の支持政党やら犯罪歴を、対象者には秘密でストーカーまがいの調査を行っていた事が「赤旗」にすっぱ抜かれたばかりです。調査に当っては一応隊員の「同意」を取ったそうですが、この就職難のご時世に、それでなくても国のやる事は絶対に正しいと教え込まれている隊員に、上司から命令されて「これは個人の思想・信条の自由を侵害する憲法違反の行為だから嫌です」と言える隊員が、一体どれだけいるか。
 
 第六問は「逮捕されても裁判で白黒つければ良い、これは○か×か?」だったと思いますが、これも「×」。裁判も秘密保護法の統制下に置かれます。日本は「法治国家」ですから。その秘密保護法は「何が秘密か、それも秘密」にされる悪法です。容疑者や被告人は、自分が一体どんな罪状で逮捕されたかも明らかにされないまま、裁判に臨まなければなりません。裁判官や検察官もそれを教えてはくれはせん。下手にバラしたら今度は自分が逮捕されかねませんから。こんな裁判で、一体どんな弁護が出来ますか。

   
 実際に、弁護士さんたちが過去の学習会で、秘密保全法下の模擬裁判を寸劇でやった事がありました。左上がその時の写真ですが、判決文の朗読も殆どピーッと言う警告音にかき消されて聞こえず(秘密に触れないようにする為にw)、何が何だか全然訳が分からないうちに裁判が終了してしまいました。
 第七問が最後の質問で、「こんな法律はもはや修正なぞではなく廃案にするしかない!これは○か×か?」。ここで初めて「○」となります。当然ですわね。
 
 言っときますが、これは決して公務員だけに限った問題でもなければ、労働組合や市民団体だけの問題ではありません。国はわざわざ「特定秘密法保護法案」と「特定」の言葉まで前につけて、いかにもこの法案が「外交・防衛」や「スパイ・テロ防止」に限ったものであるかのように装っていますが、誰がその範囲を決めるのですか。国でしょうが。それも法律にはワザと書かずに後で付則や政令で幾らでも拡大できるようにして。
 そもそも外交や防衛と言っても、その範囲は曖昧(あいまい)なものです。原発事故の情報も防衛やテロ防止の名目で隠蔽される恐れが大です。それどころか、小さい町工場で作っているネジ一本のサイズすら、それが武器の部品として使われたら「防衛秘密」になるのです。
 私が以前にやったような、危険なドーリー詰め替え作業を証拠に撮って労働組合の団交で追求した行為も、そのドーリーに積んだ漬物やら豆腐やらが自衛隊員の食糧になるなら、もう立派な「防衛秘密」にされてしまいます。
  
 
 この私が言っている事は、決してハッタリでも何でもありません。現に戦時中も、軍機保護法という法律のせいで、天気予報も放送中止になり、多くの人が空襲や原爆だけでなく台風や津波で無駄に殺されました。つい最近も、登山者がよく使う縮尺2万5千分の一の地形図から、高圧送電線や発電所の記号が突然消されました。テロを警戒しての措置だそうですが、そんなものを抹消されたら、山の中には他に目標となる人工建造物なんて殆どないのに、これでは登山者に遭難しろと言っているようなものじゃないですか。さすがに登山者団体の猛反対によって表示が復活したそうですが。戦時中はこんな事、日常茶飯事でした。地図も軍事基地の部分は完全な空白で、列車がその近くを通る際は乗客が窓のブラインドを下ろさなければなりませんでした。そうしないと憲兵に捕まってしまいますから。(下記地図から福島第一原発の表示も消され事故が完全に闇に葬られる日も近い)


 こんな法律が成立したら一体どうなるか。今の米国を見れば分かります。9.11テロを機に「愛国者法」という今の秘密保護法案と似たような法律が作られた後、多くのブログが閉鎖に追い込まれました。ネット規制は何も中国だけの専売特許ではないのです。私がこの法案を「ブログ弾圧法案」だと言っているのも、決してオーバーな話ではないのです。
 それは軍事オタクの法案賛成派議員自身が一番よく知っています。市民団体が反対要請に国会議員事務所を回った時も、自民党防衛族の右翼議員の中でこの法案に恐怖を抱いていた人がいたそうです。その人から「この法案のバックには警察がついている、こんなもの通ったら俺もいつ何時逮捕されるかも知れない、あなた方も充分気を付けた方が良い」と言われたので、「だったら尚更反対して下さいよ」と言い返したら「俺も立場があるので」ゴニョゴニョとお茶を濁されたそうです。

 国会の議席数だけで見たら賛成派が圧倒的に有利ですが、実態はかくの如しです。議員も自分の手を自分で縛るような法案には本当は反対したいのです。でも今までの「しがらみ」や「我が身かわいさ」から、平気で国民の自由を日米の「死の商人」に売りとばそうとしているのです。そんなやつらの犠牲にされて堪るか。寧ろ「やつら」の為にも、こんな悪法は廃案にすべきです。
 しかも今や世論の7割以上がこの悪法の廃案や継続審議を望んでいるのです。平日夜の緊急な提起にも関わらず、この決起集会に大勢の人が詰めかけ、急遽、弁護士会館の別の場所も会場に充てなければならなくなったのが、その何よりの証拠です。こんな悪法は絶対に通してはなりません。帰り道に浮かび上がった中之島図書館のライトアップされた姿がとてもきれいでした。(了)
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ブログ弾圧法案粉砕!怒りの初ツイート

2013年11月19日 23時34分18秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開
秘密保護法案:みんなの党、与党の修正案を了承
 与野党は19日、国家機密を漏えいした公務員らに厳罰を科す特定秘密保護法案を巡る大詰めの調整に入った。みんなの党は、自民、公明両党がみんなの要求を受け入れて、首相が秘密の指定基準策定を行い、基準は閣議決定するなどとする案を示したことを受け、同日の同党役員会で修正案を了承、賛成することを決めた。与党とみんなは同日中にも正式合意する見通しとなった。一方、与党と日本維新の会の修正協議も同日午前行われたが折り合わず、与党は維新も含む4党で衆院の3分の2を超える与野党合意を目指し、同日午後も協議を続ける方針。(毎日新聞、以下略)
http://mainichi.jp/select/news/20131119k0000e010210000c.html

 「維新の会」もそうですが、「みんなの党」も、普段は野党ずらして自公与党を批判しても、基本政策や肝心な部分ではいつも自民党に賛成の補完勢力にしか過ぎない事が、やはり今回の秘密保護法案の修正協議においても露呈しました。戦前の治安維持法とも変わらない秘密保護法案に、「みんなの党」が形だけの修正と引き換えに賛成に回ってしまいました。与党は、これにすっかり勢いづいてしまい、今週にも同法案の衆院通過を図ろうとしています。
 この法案がどれほどトンデモな代物か、今まで何度も書いてきました。そうであるにも拘わらず、未だに「北朝鮮のスパイ活動から日本を守る為には必要だ」とか、「過激派のテロから原発を守る為には必要だ」とか言っている人も少なくないので、ここに改めてそのトンデモさについて簡単に書いておく事にします。

 まず第一に、「どれが秘密か、それも秘密」だという点です。どれが秘密なのか分からなければ、そもそも法律に違反しないように気を付ける事も出来ません。これでは何も言えなくなってしまうし、何も出来なくなってしまいます。そう、それこそがこの法案の真の狙いなのです。
 一応、秘密指定の分野を外交・防衛などに限ると言われていますが、その「外交・防衛」の範囲も実に曖昧なものです。これでは、原発事故やTPP交渉の情報も、全て「外交・防衛」の名の下に、国民の目から覆い隠されてしまいます。実際には原発で大量の放射能が漏れだしているのに、事を大げさにしたくない政府の為に、大勢の国民が被曝させられるでしょう。現に福島で起こっているように。TPPで有害な農薬入りの輸入農産物が大量に入ってきても、国民には何も知らされずに、病気になっても闇から闇に葬られてしまうでしょう。このままでは、近い将来、この日本でもチェルノブイリの事故や中国の毒入り餃子事件みたいな事が起こると思います。

 第二に、秘密をすっぱ抜いた(実行)だけでなく、それを調べようとしたり(未遂)、何か怪しいと噂し合ったり(共謀)、怪しいのと違うかと他人に言った(教唆=きょうさ)場合にも、逮捕されるおそれがあるという点です。処罰の対象範囲が曖昧なだけでなく、いくらでも拡大可能なのです。処罰されるのは公務員だけではありません。一般の民間人やマスコミ関係者も含まれます。これでは「言論の自由」なんて「絵に描いた餅」になってしまいます。

 第三に、秘密にするかどうか、法律に違反しているかどうかを決めるのは、あくまでも政府だという点です。これに対して、「維新の会」や「みんなの党」は、「秘密指定を第三者機関で決めるようにしろ」とか、「秘密指定できるのは首相だけにして大臣が勝手に指定できないようにしろ」とか、色々「修正協議」で言っています。しかし、仮にその「修正」が受け入れられたとしても、何の歯止めにもなりません。第三者機関のメンバーを決めるのも政府であり、大臣を指名するのも首相、つまり内閣総理大臣なのだから。「お手盛り」になるのは最初からミエミエじゃないですか。幾ら「正当な取材活動については処罰されない」と言っても、「正当」か否かを決めるのもあくまで政府です。
 「スパイ防止」も、規制されるのは政府にとって都合の悪いスパイのみで、政府のスパイ行為は勝手し放題。以前、自衛隊の情報保全隊が労働組合の集会をこっそり監視していた事が明るみになりました。つい最近も、米国の諜報機関がドイツ首相の携帯電話を盗聴していた事が明らかになったばかりです。これでは中国や北朝鮮と同じではないですか。

 実際に、米国でも9.11テロの後、今回の秘密保護法案とよく似た「愛国者法」という法律が制定されて、何万ものブログが既に閉鎖に追い込まれました。「言論弾圧」は、もはや中国・北朝鮮や南米・アフリカなどの独裁国家だけに限った話ではありません。米国や日本でも同じような事が行われようとしているのです。
 何の為に。日本の自衛隊も米国と一緒になって、中東やアフリカでも一緒に戦争が出来るようにする為です。だから、一足先に衆院で可決された国家安全保障会議(NSC)設置法案と抱き合わせで、秘密保護法案が国会に上程されてきたのです。尖閣や竹島の領土問題なんて最初から無関係です。それが証拠に、尖閣諸島には米軍の射爆場もあるのに、米国は日中どちらにも付かずに中立を決め込んでいるではありませんか。秘密保護法は、決して「日本を守る為」の法案でもなければ、「国民を守る為」の法案でもありません。政府の悪だくみを守り、その悪だくみを明かそうとした国民を弾圧する為の法案です。

 そういう情勢なのに、マスコミはこの秘密保護法案についても、与野党の駆け引きや政局報道に終始するばかりで、世論の7割以上が今国会での成立には反対している事も、多くの反対運動が取り組まれている事も、殆ど報道しません。新聞社や放送局の上層部が安倍首相と会食を重ねるうちに、すっかり骨抜きにされてしまったからです。最近のテレビや新聞は、政府の言い分をそのまま垂れ流すばかり、大本営発表みたいな社説ばかりになってしまっています。たまに政府や自民党を批判しても、「だらしない」とか「もっとしっかりしろ」と言った、警鐘を鳴らしているのか煽(あお)っているのか分からないような「批判」ばかりです。


 もはや、メールでゴチャゴチャ書いている暇はないので、思い切って私もツイッターで秘密保護法推進勢力に批判を集中する事にしました。ツイッターならブログよりも気軽に携帯からでも投稿できると思ったので。「うまく使いこなせるようになるだろうか」「ブログの他にツイッターまでやる余裕があるだろうか」等々、不安も一杯抱えながら。


 慣れないながらもアカウント登録を済ませ、「みんなの党」議員やマイミクさんのフォローもやり始めました。


 「維新の会」には既に抗議メールを送ったので、今回は「みんなの党」の川田龍平議員に下記の抗議ツイートを送ろうとしましたが、何故かうまく行かず、一般のタイムラインに流れてしまったようです。


 仕方ないので、同党本部のHPに同じ文章で以下の抗議メールを送りました。

世論の7割超が慎重審議を求めている秘密保護法案に賛成して何が「みんなの党」か。秘密指定の権限を大臣から同じ与党(お仲間)の首相に形式上移しただけで何が「修正を勝ち取った」か。何でも自民に賛成のくせして何が「改革の党」か。言論弾圧・国家統制に加担して何が「自由化・民営化推進」か。
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