物流関係の労働者は、年末年始も仕事で普段以上に忙しく、休めるのは公休日だけでした。
でも、近年は「働き方改革」とやらで、少しずつ休めるようになって来ました。正月三が日も大手スーパーはほぼ全店が一斉閉店する中で、我々下請け運送会社のバイトも大晦日は半ドンとなり、お昼は自宅で年越しの鰊蕎麦を食べる事が出来るようになりました。
但し、正月三が日とも休めるのは大手スーパーの店舗従業員だけです。下請けの我々は明日からまた通常通り仕事です。「働き方改革」を謳うのであれば、大企業だけでなく中小企業の、正社員だけでなく非正規のバイトも平等に休みにして欲しいと思います。
鰊蕎麦を食べた後は部屋の模様替えをしました。カレンダーも早速新年版に切り替えました。今年のカレンダーは西成あいりん地区の俳句カレンダーです。あいりん地区の労働者が詠んだ俳句を西成警察の防犯課が集めて毎年カレンダーに載せて無料配布しています。
例えば、次のような句なぞ、いかにも「あいりん俳句」と言えるのではないでしょうか。
ドヤ街の 人を忘れず つばめくる
ヒヤシンス よりも私は アツカンす
アルミ缶 拾い集めて ビール買う
炊き出しに 寒風吹きし 腹わびし(参考動画)
私も以前西成に住んでいた事があり、あいりん地区には一方ならぬ愛着もあるので、少し前に西成警察に行ってカレンダーを貰って来ました。私も俳句作りに挑戦してみようと、まずはさっき食べた年越しの鰊蕎麦をネタにして、いろいろ考えていたら、早速一句思い浮かびました。
大晦日 初めて食べた 鰊蕎麦
自分で言うのも何ですが、なかなかの出来栄えでしょうw。では、前回も記事に書きましたが、改めて良いお年を。来年も宜しくお願い申し上げます。