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アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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もうこれ以上の被曝は沢山だ!大飯原発再稼働反対!

2012年06月25日 23時26分21秒 | 福島の犠牲の上に胡坐をかくな


 昨日久しぶりに脱原発のデモ(パレード)に参加してきました。昨日、大阪ではキタ(梅田から関電本社前へ)とミナミ(難波・心斎橋一周コース)の2ヶ所で脱原発行動が取り組まれましたが、そのミナミの「イノチアクション@大阪」の方に、私も飛び入り参加してきました。
 ミナミのデモは、人間だけでなく全ての生き物を放射能被曝から救おうという事で、猫やウサギの衣装を着た人たちや、福島・関東から避難してきたお父さん・お母さん方、地元大阪で有機農法や自然食品の店や普通の飲食店を営んでいる人たちが中心になって行ったものです。他の政治的なテーマは一切掲げず、「脱原発・原発再稼働反対」の一点に絞って取り組まれました。その為に、今までデモなぞには参加した事もなかったような若者や親子連れが多く加わってのデモ(パレード)となりました。(上記が当該呼びかけビラの表面・裏面)
 私がこのデモの事を改めて知ったのは、もう当日になってからでした。母の三十五日の法要が終わったばかりで、兄嫁の退院の目途もついたとは言え、まだまだ身辺慌しい中で、当初は参加しようかどうか迷っていました。しかし、居直りに終始した東電の福島事故最終報告と言い、野田政権の原発再稼働強行と言い、ここまでコケにされて黙っていたのでは、国民は今後もますます見くびられるだけだと思い直し、デモに加わる事にしました。

  
  
     
    
 当日は浪速区の難波元町中公園(過去の脱原発デモのゴール地点)で13時集合、14時出発の予定でした。私は12時まで別の用事があったので、集合場所に着いたのはもう14時の出発直前でした。上記がその出発集会の様子。
 
   
 パレード出発、まず西に進みO-CATの前をかすめ、幸町の交差点からなにわ筋を北上。
 そんなに大規模なデモではありませんでしたが、それでも一応、ドラム隊を先頭に、仮装行列、避難者、親子連れ、飲食店関係者などのブロック(梯団)に分かれ、サウンドデモ形式で行進。私は最後尾のフリー(飛び入り参加)ブロックに。

  
 オレンジストリートで東に折れ、南堀江のショッピング街を通過。

  
 四ツ橋筋に出て再び北上、長堀通で東に折れる。

    
 パレード参加者のスナップと思い思いの丈を掲げたプラカード。
 大飯原発で福島事故のような事が起これば北近畿一帯が「チェルノブイリ」と化す。琵琶湖の水も当然アウト。
 橋下市長の「脱原発」も所詮はポーズだけだった。大飯再稼働容認、ガレキ受け入れで今や完全に原子力マフィアの一味に。

   
 新橋・鰻谷(うなぎだに)の交差点から御堂筋に入り、再び難波を目指して南下。
 ペットボトルも楽器に早変わり。道行く人の中にはパレードの写真を撮ったり、中には飛び入り参加する人も。
  
   
 道頓堀川を渡り、近鉄難波駅前で御堂筋を横断。
 阪神高速ガード下でいつも喚き散らしているクズ右翼「在特会」も、今回は恐れをなしたのか影も形もなし。
 
  
   
 南海難波駅前を西に折れ、出発地点の公園に戻ってきました。路上解散の後も、殆どの人が最後のミーティングに参加しました。以下がそのミーティングの要旨です。
 急な呼びかけにも関わらず400人が参加。同時併行の梅田・関電本社前のパレードには1千人、野田首相お膝元の千葉・船橋のパレードには2千人参加との報告も。
 締めの一言挨拶で、大和川の浄化に長年携わってきた人から。最初は私だけの運動だったのが、やがて参加者が増え、行政も巻き込んでいく中で、川が次第に昔の綺麗さを取戻し始め、世界のNGOや政府関係者からも注目される存在に。脱原発もそれと同じで、小さな流れがやがて奔流となる。
 同じく、福島や関東から避難してきた飲食店経営者からも。原発のせいで廃業寸前に追い込まれても、停電で脅されると営業できなくなっては困るので、原発に反対したくてもなかなか足が踏み出せなかった。でも、実際は原発ゼロでも充分やっていける事が証明された。もうこれ以上騙されない。

 今や原子力マフィアが全面的に巻き返しに出てきています。東電が最終報告書で自分たちの責任を一切認めず居直りに終始すれば、政府も政府で、即席の「安全基準」で、実際の安全対策は全て先送りしながら、断層真上にある原発の再稼働に踏み切ろうとしています。それどころか、原子力基本法の改悪で、「安全保障=核武装」目的の利用にも道を開こうと企んでいます。こんな「火事場の焼け太り」を絶対に許してはなりません。
 政府・財界は、二言目には「国家・国民の為」と言いますが、実際やっている事は、自分たちの私利私欲の為に、国土と国民を犠牲にしていると言わざるを得ません。それを取り上げない大手マスコミも完全にグルです。これ以上、被曝させられて堪るか。
 経済よりイノチ。経済も命あっての物種です。そもそも、人々の生活を破壊するような経済なぞ、経済の名に値しません。それは単なる私利私欲の追求にしか過ぎません。「国家・国民の為」というのも、本当は「国あっての国民」ではなく「国民あっての国」であるべきです。何故なら、たとえ国が戦争で敗れても、国民が健在でいる限りいつかは復興できますが、肝心の国民が滅んでしまったのでは、もはや国もヘッタクレもありません。
 そんな空文句に易々と騙されるほど、我々はバカではありません。チュニジアやエジプトの独裁政権を倒した「アラブの春」「ジャスミン革命」も、あれは決して他国の事ではありません。表面上は自由や民主主義が保障されているかのように見えるこの日本も、実際に国を牛耳っているのは原子力マフィアである事が、この間の報道自粛(委縮)ではっきり示されました。政府に放送免許を握られ、財界の企業広告に支配されたマスコミが、連日の万単位のデモを黙殺し、どうでもよい政局ネタや三面記事で目くらましを図る。その結果、再び福島のような事故が起こっても、支配者は誰も責任を取らず、犠牲は全て国民に押し付けられる。そんな事はもう沢山です。この6月の日本でこそ、「ジャスミン」ならぬ「あじさい革命」を起こさなければならない。黙っていたら、犠牲にされるのは常に我々のような下積みの生活弱者なのだから。 
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