先日の夕食のおかずは、鯖水煮缶の鯖と玉葱、じゃが芋で、「肉じゃが」ならぬ「鯖じゃが」にしました!
「鯖じゃが」考案のきっかけは、肉じゃがに入れる牛コマの値段が高かったからです。100グラム少々で500円以上もするのですから。そこで、1缶98円の鯖水煮缶を牛コマの代用に出来ないか考えました。最初は私も「さすがに鯖は肉の代用にはならないだろう」と思っていましたが、ネットで調べたら意外と評判が良かったので、試しに作って見る事にしました。
材料は玉葱1個、新バレイショ2個、人参1本、鯖水煮缶1缶、めんつゆ適量。人参は彩りを添える為に追加しました。それ以外は概ねネットのレシピと同じです。
まず野菜の下ごしらえをしなければなりません。人によっては「皮は剥かなくて良い、野菜も油で炒めなくても良い」という方もいますが、もし味が変わったり鍋が焦げついたりしてはいけないので、私は一応、皮を剥いて鍋にサラダ油を敷きました。
しかし、私はそれまでほとんど調理なんてした事が無かったので、下ごしらえにメチャメチャ時間がかかりました。約1時間ぐらいかかったでしょうか。玉葱は縦に半分に切った後、レシピのセオリー通りに、形崩れしないように、繊維に沿って平行に包丁で切りましたが、なかなか上手く切れません。じゃが芋も、ピーラーを使えば簡単に出来ると思っていましたが、なかなか上手く剥けませんでした。人参も固くて切るのに苦労しました。
鍋にサラダ油を敷いて野菜を入れ、少し炒め始めました。しかし、鍋はとっくに沸騰し始めているのに、野菜は一向に柔らかくなりません。多分、細かくスライスして切らなかったからだろうと思います。しかし、今の私には、あの程度までスライスして切るのでさえ大変だったのです。
そうこうしているうちに、ようやく野菜も炊き上がり、良い匂いが立ち上って来ました。そこで、鯖水煮缶の鯖を鍋に入れ、更にめんつゆを注ぎ足しました。レシピには、「めんつゆを小さじ1杯入れた後、水を小さじ3杯入れる」とありましたが、それだけでは味が物足らないです。
作り始めてから1時間以上も経過して、ようやく完成です。ご飯のオカズにしては相当なボリュームです。余りのボリューム感に、私は最初、今晩はご飯は取り止め、このオカズだけの夕飯にしようと思ったぐらいです。
しかし、食べて見たら意外とあっさりしています。前日に食べた牛コマの肉じゃがよりもあっさりしていました。
また、私は最初、鯖の生臭さを警戒して、チューブの下ろし生姜を臭い消しに購入していましたが、それも使わなくて済みました。玉葱の甘みで鯖の生臭さが解消されていました。
食べているうちに体がポカポカして来て、セーターを1枚脱ぎました。冬にこれを食べたら、さぞかし体が温まる事でしょう。
でも、この野菜の分量は明らかに多過ぎです。次からは玉葱だけを鯖と鍋で煮るようにします。
今まで料理と言えばレトルト食品オンリーでしたが、やはりそれだけでは味気ないです。これからは自然の野菜も、出来る範囲でどんどん使っていこうと思います。