アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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親父のブルジョア人生を総括する

2025年02月26日 07時34分10秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
 
いよいよ実家に戻る日が近づいて来ました。親父と喧嘩して家を飛び出してから約8年。その親父も昨年12月に亡くなり、私が実家を継ぐ事になりました。親父が亡くなってからも、近所に住む妹が時々実家に来て親の世話をしてくれたので、ある程度は片付いていますが、それでも部屋の隅には埃がたまっています。冷蔵庫の中も賞味期限切れの食品が一杯残っています。
 
引っ越しに先立ち、先日実家を訪れ、何から先に片づけるか決める事にしました。絶対にやろうと決めているのが庭の鉢植えの処分です。親父はガーデニングが趣味で、庭には鉢植えが大量に残っています。先日数えたら、木が植えられた鉢が大小合わせて67鉢、空や割れた植木鉢がこれも大小合わせて48鉢もありました。それ以外にも清酒・ビールの空ケース、土やコンクリートブロックなどの園芸資材、使われなくなった物干ラックなどが散乱していました。庭の奥の物干場にあったはずの古自転車はありませんでしたが、多分、親父がまだ元気だった頃に駐車場横の倉庫にでも移したのでしょう。
 
この庭の鉢植えは、昨年末に癌で亡くなった親父が丹精込めて育てたものです。しかし水やりなどは今は亡きお袋に押し付けて来たようです。親父も昔は役所勤めで働いていたので、平日は自分で水やりなど出来ませんから。土に植樹された木なら放っておいても自分で根から水や養分を吸収出来るので生きていけますが、鉢植えの木はそうはいきません。夏になれば日中に最低2回の水やりが欠かせないそうです。お袋が健在な頃はそれをお袋に押し付けて来たのです。
 
やがて、親父が役所を定年退職し、お袋が亡くなった後は親父が水やりをやるようになりましたが、癌で入院した後は、近くに住む妹に頼み込んで水やりをやってもらっていました。私は親父と喧嘩して家出した後はもう絶縁状態でしたから、私には頼めなかったのです。妹には親父の入院の際も迷惑をかけたので、その点については妹には悪いと思っています。しかし妹も妹です。「私にばかり父親の介護や鉢植えの水やりを押し付けて!」と、事あるごとに私や兄貴に八つ当たりするようになってしまいました。
 
でも、その喧嘩別れの原因を作ったのは親父です。だから本当は実家の相続も受けたくはないのです。でも遺言状で実家は私に譲ると書かれてしまったので、不本意ながら実家を相続する事になりました。空き家のままにしていたら、ゴミの不法投棄や空き巣の被害に遭いかねませんから。いわば親父が自ら蒔いた種なのに、妹が親父には何も言えず、その鬱憤を私にぶちまけられても困ります。鉢植えの水やりが嫌なら断る事も出来たのに。それをせずに私に八つ当たりするのは筋違いです。
 
私は今も働いているので、実家に帰って来ても鉢植えに水をやる事は出来ません。なので、そんな「負の遺産」は早めに処分する事にします。市役所の担当者の話では、臨時・転居に伴うゴミ廃棄料金は、運搬費を含めても軽トラック1台7千円、2トントラック1台でも16300円で済むそうなので、引越し後に市の委託清掃業者に連絡して、私が休みの日に取りに来てもらうようにします。
 
 
実家の冷蔵庫の中にある食品も、このまま置いていたら賞味期限切れの物を誤って食べて食中毒になる危険性があるので、基本的には全て廃棄処分にします。常温保管の分も本当は整理・廃棄したいのですが、引越し当初はそこまで多分手が回らないと思うので、まずは冷蔵庫の分から片付けたいと思います。その次に鉢植えの処分と、家の中の片づけ・清掃を進めようと思っています。
 
それにしても、この冷蔵庫の食品を見ても、何と濃い味付けの食品の多い事か。笠原将弘シェフが手掛ける「賛否両論」宅配弁当の鶏肉具材や、各種佃煮類など。一人暮らしの冷蔵庫に、何故、瓶詰の佃煮が10種類以上もあるのか?こんな物ばかり食べていたら、そりゃあ痛風や癌にもなります。血液がドロドロになり血尿を患う様になるのも当然です。完全な「自己責任」「自業自得」です。
 
この親父のガーデニング依存症、グルメ依存症とも言うべき状況をどう見るべきか?私はまるで米国のトランプ大統領と同じ権威主義者の匂いしか感じませんでした。冷蔵庫の味付け鶏肉やタラコ・明太子、佃煮類の多さや、庭に飾り立てた植木類も、富を周囲に見せびらかす権威主義の象徴にしか見えませんでした。敢えて言うなら「ブルジョアの道楽」。
 
親父は昔は自民党支持で、橋下徹が大阪府知事になってからは維新支持に変わりましたが、これも中央では自民党が与党で、大阪では維新が与党だからです。だから「長い物に巻かれろ」で、常に強者におもねり弱者を見下す。親父にとっては、立憲・共産・れいわなどの野党は、権威に楯突く不届者でしかないのでしょう。
 
女・子どもや、非正規労働者、外国人労働者、障害者なども、自分の家来ぐらいの存在でしかない。だから「教師になれ」「早く結婚しろ」と、出世街道のモデルコースを辿る事ばかりに拘り、そこから外れた人間に対しては「のんべんだらりと生きて来た」と決めつけるしか能のない、そんな封建・差別的な人間のまま一生を終えてしまったのです。
 
だから、私が桜花賞の馬券を買った事に対しても、いちいち目くじらを立て、「競馬なんて人生の落後者がするものだ」と言わんばかりに大騒ぎ。見栄や自己満足のガーデニングなんかよりも、競馬の方がよっぽど人生勉強になるのに。幾ら親と言えども、自分の価値観を子どもに強制する権利はない。そんな親を、親だからと言って尊敬する事を強制される筋合いもない。私はそんな親みたいな保守反動的・差別的な人間には絶対になりたくはない。「実の親に何て事を言うのか?」と思う人もいるかも知れませんが、毒親サバイバーの方なら私の気持ちも分かってくれると思います。
 
引っ越しに伴い、インターネットのプロバイダーも変更しなければなりません。これまで使っていたプロバイダーは、賃貸物件用のもので、電波の届くエリアも限定されています。引っ越し先の実家では使えないので、実家に住んでいた時に使っていたプロバイダーに戻す事にします。それまでは携帯でしかブログの更新が出来ません。携帯だけだと写真や動画の送信が思うように出来ないので、インターネットが開通するまでは、ブログ更新は休む事にします。
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