WBSSのバンタム級のトーナメント戦決勝での井上尚弥とノニト・ドネアの対戦に付いてです。既に伝説の領域に入り始めていると言っては失礼ですが、フィリピンの英雄のドネア選手が決勝に勝ち上がってきました。対する相手は日本の至宝と言われる程総てに於いて凄い選手・井上尚弥です。
World Boxing Super Series(ワールドボクシング・スーパーシリーズ、WBSS)はComosaが主催するプロボクシングのトーナメント戦。
参加選手は:ウキウキからの引用です。
バンタム級[編集]
2018年5月9日、イギリス・ロンドンで記者会見が開かれ、WBAスーパー王者ライアン・バーネット、WBO王者ゾラニ・テテ、IBF王者エマヌエル・ロドリゲスの出場が発表された[65][66]。 同年7月1日にジェイソン・モロニーが出場し、IBF王者のエマヌエル・ロドリゲスとの指名試合をトーナメント一回戦で行うことが発表された[67][68]。5日には5階級制覇王者のノニト・ドネア[69]、9日にはファン・カルロス・パヤノ[70][71]、11日にはWBAレギュラー王者井上尚弥[72][73]、17日にはミーシャ・アロイヤンの出場がそれぞれ発表された[74]。
2018年7月20日、ロシア・モスクワで組み合わせ発表会が開催され、主催者が3人のシード選手を決めて、第一シードのライアン・バーネットがノニト・ドネア、第二シードの井上尚弥がファン・カルロス・パヤノ、第三シードのゾラニ・テテが残りのミーシャ・アロイヤンを対戦相手に選んでトーナメント一回戦の組み合わせが決定した[59]。他にエマヌエル・ロドリゲスとジェイソン・モロニーのIBFの指名試合がトーナメント一回戦に組み込まれた[60]。
参加選手[編集]
- トーナメント開始時参加選手
※はトーナメント参加時の戦績と世界王座
名前 | 戦績(※) | 世界王座(※) |
---|---|---|
井上尚弥 | 16戦 16勝 (14KO) 無敗 | WBA世界バンタム級レギュラー王者 |
ライアン・バーネット | 19戦 19勝 ( 9KO) 無敗 | WBA世界バンタム級スーパー王者 |
ゾラニ・テテ | 30戦 27勝 (21KO) 3敗 | WBO世界バンタム級王者 |
ファン・カルロス・パヤノ | 21戦 20勝 ( 9KO) 1敗 | |
エマヌエル・ロドリゲス | 18戦 18勝 (12KO) 無敗 | IBF世界バンタム級王者 |
ミーシャ・アロイヤン | 4戦 4勝 (0KO) 無敗 | |
ノニト・ドネア | 43戦 38勝 (24KO) 5敗 | |
ジェイソン・モロニー | 17戦 17勝 (14KO) 無敗 |
トーナメント途中参加選手
名前 | 戦績(※) | 補足 |
---|---|---|
ステフォン・ヤング | 22戦 18勝 (7KO) 1敗 3分 | ゾラニ・テテの替わり |
バンタム級トーナメントの勝敗をスクリーンショットで撮ったものをあっぷします。
WBSSのトーナメントに出場するだけでも超一流選手です。その初戦ではファン・カルロ・パヤノを開始早々の1分10秒のONE,TWOのパンチでマットに沈めました。
二戦目のエマネエル・ロドリゲス選手との対戦直前ではセコンドが尚弥選手にがんを点けていました。ものともせずに、第二ラウンド目にはドロリゲスが惨めに思える程の痛手を加えて倒しました。その強さたるもの正にモンスターです。
そして、今回のドネア選手との一戦でした。出血で独眼で戦く場面もありました。第9ラウンド1分過ぎ(9分34秒~)では尚弥選手がパンチを受けて自分からクリンチに行く姿を初めてみました。最大のピンチだったかもしれません。
ドネア選手が11ラウンド開始1分54秒を残し(12分47秒~)、会場から沸き上がるナオヤ・コールを受けてボディーへの左フックがさく裂します。堪らずドネアがダウンして、TKOで勝ったとおもいました。でも、そこは百戦錬磨のドネア選手です。お互い12ラウンドを戦いきりました。
12ラウンドの終了のゴングが鳴ると死力を尽くした両選手はハグをして(16分22秒~)互いの健闘を称えあいました。どちらかがマットに沈んでいれば試合終了と同時のこの姿は見えませんでした。喧嘩ではなくスポーツの清々しさでしょうか。共に良くマットの上に立っていられたとの思いがあるのかも。
Nonito Donaire vs Naoya Inoue - Full Highlights 2019
00