NHKの昨夜(12月18日)の番組 ”混迷の世紀 「第5回 核兵器恐怖の均衡”が崩れるとき」”を観ての感想です。
核軍縮を初め国益の衝突が外交ですから、相手の言う事のみを認めて自国の国益を主張しないでは外交ではりません。
相互の国が国益など主張すべきことを話し合う中で人間として如何に信頼関係を構築できるかに掛かっています。疑心暗鬼に成らずに如何に対立する国の最高意思決定者と信頼関係を構築するかが重要。信頼できるかに掛かっているかと強く感じた次第です。
思いだすのは、凶弾に倒れた故安倍晋三首相の事です。世界政治の中で国益のぶつかり合う国際政治の中で国益を主張しつつ、諸外国の指導者と信頼関係を構築した故安倍首相です。
偏向したマスメディアでは必ずしも報道されない内容も多くありましたが、後世に故安倍晋三首相が正しく評価される事が必ず来ると信じています。
🔵 レーガンアメリカ合衆国大統領とソビエト連邦を結果的に連邦崩壊に導いてしまったゴルバチョフ書記長との人間としての信頼関係の構築が如何に重要かです。
体制が異なったり、思想、宗教など様々な事が異なるのは自明の理です。その根底に存在する事は如何に人間として信頼できるかの1点です。
勝った負けたでは無くと言っていたが、相手を如何に信頼するか、相手に如何に対立する意見であっても真意を伝え信頼を勝ち取るかです。
🔵 戦前の日本国の内閣総理大臣の人間性まで知る事が出来る状況下にいなかった自分。生まれていませんでしたし。
戦後の吉田首相に勝るとも劣らない卓越した政治家と思えるのは故安倍首相です。
🔵 同盟国であるアメリカ議会に於いても絶大な信頼を勝ち取り、総理在籍中の民主党のオバマ元大統領とも信頼関係を勝ち取り、広島の原爆投下の記念公園で一緒に献花をしました。この事はアメリカにとっても日本にとっても重要な出来事です。只の兵士の戦没者の墓地に献花したのとは訳がちがいます。日本が勝者であれば、アメリカは国家として拭い去る事の出来ない原子爆弾を民間人の頭上に投下し爆発させた戦争犯罪行為です。これほどの残虐非道の行為は戦時国際法でも許される事ではないのです。でも、共に献花をし又、故安倍首相はパールハーバーの戦艦ミズリー号に献花をしたのです。元トランプ元大統領との信頼関係はいうの及ばずです。
🔵 体制の異なるプーチン大統領とも信頼関係を構築し北方四島の返還も道半ばで退任したのが残念でならない。
🔵 非同盟諸国の雄であるインドのモディ首相が絶大な信頼を置く故安倍首相です。
🔵 サウジアラビアを初めと中東の国々で絶対的な信頼を得ているのも故安倍首相です。
🔵 EU&NATO加盟諸国との信頼関係は論をまちません。
🔵 世界的に中国の一帯一路等の不穏な活動に対し「自由で開かれたインド太平洋」(Free and Open Indo-Pacific)の考え方を提唱して活動を開始したこと。
日本の政治家として偉大な人物であり世界から信頼された政治家を思い浮かべた昨日のNHK番組を観て感じた事です。
追記。今回のロシアのウクライナ侵攻が、如何に世界政治の中で地位を低下させたかいやと言うほど感じて居るとおもいます。