2日目
予報は曇り~雨
悪い予感は的中し、耳に入ってきた言葉は
「天気悪くて(北方領土)見えそうにないからやめて別のところに行こう」
昨日の
<何が何でも見えようが見えまいが行く>
という確認はなんだったんでしょうか?
理不尽すぎる。
泣きたい。
やってらんねぇ。
T_T T_T T_T T_T T_T T_T
天気予報よりアタシの心はすでにどしゃぶり
どの方面も曇り~雨
ということは海をやめて山に行っても
美幌峠も山脈も屈斜路湖も<何も見えない>
霧の摩周湖なんて絶対霧だらけに決まってる
ならば予報通りにならないこと多々と言われる北海道のお天気、一か八か行ってしまえと
「見るぞ北方領土」コースで押し切る決意を固めました。
釧路からミルクロード(酪農地が並ぶ地帯)をひた走り根室半島と知床半島のちょうど
真ん中あたり、小さな小さな野付半島を目指します。
地図上の距離は国後島にかなり近いです。
参照
https://goo.gl/maps/t6fdX
野付は砂嘴(サシ=sand spit)という、沿岸流によって運ばれた砂がくちばし状の半島を
作り、湾内に湿地帯を持つ独特の地形でオジロワシなど野生動物も見られラムサール条約に
登録されています。
温暖化や砂の流出で近い将来(そのころ生きてない)には半島の形をなさなくなるであろう
というこの半島、実は調べるうちに私がとても興味ひかれていたのでした。
晴れ女パワーを発揮してか?かけは当たり予報に反し空は青く視界良好。
これはいける?
と期待したのですが野付半島の先に進めば進むほど空は曇り霧がたちこめて国後島はうっすら
とも見えず。
湾内からはまるで霧が地面から次々と湧き上がるように視界を覆い隠し湾外に流れていきます。
後でよくよく調べましたら冬は対岸の家までよく見えるらしいのですが夏はここ、霧が多いと
のこと。
そんながっかり感の中FBにアップした風景に道在住の友人から「低い霧だから知床峠なら見えるんじゃない?」との情報をもらって、どちらにしろ宿へのオンルートだったのでかすかな望みを託します。。


つぼみのうちに虫にかじられたらしい痕が模様のように
ハマナス

オオハナウド

湾内に続く湿地にはエゾスカシユリやヒオウギアヤメが咲き乱れています

エゾフウロ(たぶん)

オオハナウド(アップで)

トドワラ
トドマツが海水で立ち枯れした様子
どこか幻想的
残念ながら期待したオジロワシ・エゾシカ・丹頂などの生物には会えませんでした
とにかく落ち着きなく一か所に長くとどまる時間も短くのんびりと植物や生物を探すという
時間がほとんどない旅
「次はどこ?時間がもったいない」にずっと追い立てられる私
お願い、知床峠から北方領土見せてください
つづく