気づいたら半年ぶりの記事になりました
静岡に愛すべき酒飲みの友がいるということもあってすっかり恒例になったこの時期の静岡行き
今年は期間4日の内、後半しか行かれなかった大道芸WCです
応募で叶った日本中の大道芸パフォーマー、世界の招待パフォーマーが駿府公園~葵区中心地そして清水でパフォーマンスを繰り広げる大イベント
たまたま旅行中に立ち寄った2013年に最初に見て印象的だったパフォーマー望月ゆうさくさんをそれからずっと追っているがそのたびに違う姿を見せてくれる
今年は公演日でパフォーマンスのプログラムを変えたのだそう
その作品の印象は「今年の彼はすごく攻めてる」
私が見ることができた後半2日間のプログラムは
やはりこの大道芸WCに過去に出演したパントマイミストKAMIYAMAさんの「クローンズ」のオマージュで、望月ゆうさく氏の視点で現代のサラリーマンや社会をディアボロを使い表現したという作品
ジャグリングにタップを入れたり映像を合わせたり、とどまることなくいつも進化し続けている彼だが、今回はジャグリングというジャンルでとらえると「型破り」とも思える
そもそも競技としての「型」はあっても演ずる「型」なんてないのだろうけど
以下、私なりの感想(決して評ではありませぬ)をつらつらと
思い違いがあるかもしれないし、あまり詳しく作品のあれこれ書かない方がいいんじゃない?と思う方はどうぞすっ飛ばして画面を閉じてください。
タイトルは「白でもなく黒でもなく」
メガネにスーツ姿
手にしたディアボロ
(初めて見る方のために:ディアボロとはお椀を2つつけたような形で紐で高速回転させ高く投げたりキャッチしたりする別名中国独楽)
成績向上を強いられるサラリーマン
聞こえてくるのは顧客を増やせ、という指令
ジャグラーもまたディアボロやボール、ピンなど道具の数を増やしたり難易度や高技術を求められる
まったく異なる職業なのに似たような苦悩に責められる姿
必死であったり苦悩したり茫然としたり、という表情、表現力がすごい
挫折して倒れ込む場面は見るにいたたまれずつらくなる
こんな苦しい表情で演ずるジャグラーっていないだろう
この作品で面白いと感じたところは、一般にジャグラーが失敗ととらえられるドロップが必ずしも作品上の失敗にはならず成功でも失敗でも問題なくストーリーは成り立つと思えること
見かたを間違っているかもしれないけれど、失敗が許されないという演技の中で実は失敗から解放されているような
とはいえ、4つものディアボロを飛ばすというウルトラ技をみごとやってのけるところはさすが
苦悩の先に・・スーツを脱ぎ捨て解放されたようにディアボロを回し、飛ばすうち心を取り戻し表情が穏やかになりやがて笑顔に
見ている観客も同時に心が救われほっとして楽しい気持ちになって笑みがこぼれる
最後はいつもの美しいパフォーマンスで驚きと感激、拍手と歓声につつまれる
途中は見ていてその姿と表情に本当に胸が苦しくなって涙が出てくるほど
でも最後は心がすっと軽くなって感動と満足感でいっぱいになった
今後もこの方向性で、というわけではないだろうし賛否はあるかもしれないが枠を超えた新しい世界をとても楽しめた
夜のパフォーマンスはまたがらりと変わり光と映像とジャグリングの作品
「UNIVERSAL MOMENT」
残念ながら暗い室内での開催のため撮影は不可
和紙に映る現実の光とそれをまた投影する柔らい光
これはもう万華鏡か満天の星空か
はたまた果てしない星の散りばめられた宇宙か
美しく幻想的な時間
まったく驚かされて楽しい
ブログ内「望月ゆうさく」関連リンク
2015 NOV 大道芸ワールドカップ2015in静岡(2)
2015 NOV 大道芸ワールドカップ2015in静岡(1)
2015 MAY GW in Fukuoka (5) キャナルシティ博多・ワールドエンタメフェス-2
2014 NOV 大道芸ワールドカップin静岡2014 / 2
2014 NOV 大道芸ワールドカップin静岡2014にどっぷり/ 1
2014 MAY enra =Torque starter=
2014 APR 大道芸な週末(3) ヘブンアーティストat 上野恩賜公園
2014 APR 大道芸な週末(4) at 上野恩賜公園 -2
2014 MAY 大道芸を撮ってみる「その先にあるもの」
2013 DEC 大道芸を撮ってみる<望月ゆうさく>さんパフォーマンス
*望月ゆうさくさんは世界で活躍中の映像パフォーマンスユニットenraのメンバーでもあります
静岡に愛すべき酒飲みの友がいるということもあってすっかり恒例になったこの時期の静岡行き
今年は期間4日の内、後半しか行かれなかった大道芸WCです
応募で叶った日本中の大道芸パフォーマー、世界の招待パフォーマーが駿府公園~葵区中心地そして清水でパフォーマンスを繰り広げる大イベント
たまたま旅行中に立ち寄った2013年に最初に見て印象的だったパフォーマー望月ゆうさくさんをそれからずっと追っているがそのたびに違う姿を見せてくれる
今年は公演日でパフォーマンスのプログラムを変えたのだそう
その作品の印象は「今年の彼はすごく攻めてる」
私が見ることができた後半2日間のプログラムは
やはりこの大道芸WCに過去に出演したパントマイミストKAMIYAMAさんの「クローンズ」のオマージュで、望月ゆうさく氏の視点で現代のサラリーマンや社会をディアボロを使い表現したという作品
ジャグリングにタップを入れたり映像を合わせたり、とどまることなくいつも進化し続けている彼だが、今回はジャグリングというジャンルでとらえると「型破り」とも思える
そもそも競技としての「型」はあっても演ずる「型」なんてないのだろうけど
以下、私なりの感想(決して評ではありませぬ)をつらつらと
思い違いがあるかもしれないし、あまり詳しく作品のあれこれ書かない方がいいんじゃない?と思う方はどうぞすっ飛ばして画面を閉じてください。
タイトルは「白でもなく黒でもなく」
メガネにスーツ姿
手にしたディアボロ
(初めて見る方のために:ディアボロとはお椀を2つつけたような形で紐で高速回転させ高く投げたりキャッチしたりする別名中国独楽)
成績向上を強いられるサラリーマン
聞こえてくるのは顧客を増やせ、という指令
ジャグラーもまたディアボロやボール、ピンなど道具の数を増やしたり難易度や高技術を求められる
まったく異なる職業なのに似たような苦悩に責められる姿
必死であったり苦悩したり茫然としたり、という表情、表現力がすごい
挫折して倒れ込む場面は見るにいたたまれずつらくなる
こんな苦しい表情で演ずるジャグラーっていないだろう
この作品で面白いと感じたところは、一般にジャグラーが失敗ととらえられるドロップが必ずしも作品上の失敗にはならず成功でも失敗でも問題なくストーリーは成り立つと思えること
見かたを間違っているかもしれないけれど、失敗が許されないという演技の中で実は失敗から解放されているような
とはいえ、4つものディアボロを飛ばすというウルトラ技をみごとやってのけるところはさすが
苦悩の先に・・スーツを脱ぎ捨て解放されたようにディアボロを回し、飛ばすうち心を取り戻し表情が穏やかになりやがて笑顔に
見ている観客も同時に心が救われほっとして楽しい気持ちになって笑みがこぼれる
最後はいつもの美しいパフォーマンスで驚きと感激、拍手と歓声につつまれる
途中は見ていてその姿と表情に本当に胸が苦しくなって涙が出てくるほど
でも最後は心がすっと軽くなって感動と満足感でいっぱいになった
今後もこの方向性で、というわけではないだろうし賛否はあるかもしれないが枠を超えた新しい世界をとても楽しめた
夜のパフォーマンスはまたがらりと変わり光と映像とジャグリングの作品
「UNIVERSAL MOMENT」
残念ながら暗い室内での開催のため撮影は不可
和紙に映る現実の光とそれをまた投影する柔らい光
これはもう万華鏡か満天の星空か
はたまた果てしない星の散りばめられた宇宙か
美しく幻想的な時間
まったく驚かされて楽しい
ブログ内「望月ゆうさく」関連リンク
2015 NOV 大道芸ワールドカップ2015in静岡(2)
2015 NOV 大道芸ワールドカップ2015in静岡(1)
2015 MAY GW in Fukuoka (5) キャナルシティ博多・ワールドエンタメフェス-2
2014 NOV 大道芸ワールドカップin静岡2014 / 2
2014 NOV 大道芸ワールドカップin静岡2014にどっぷり/ 1
2014 MAY enra =Torque starter=
2014 APR 大道芸な週末(3) ヘブンアーティストat 上野恩賜公園
2014 APR 大道芸な週末(4) at 上野恩賜公園 -2
2014 MAY 大道芸を撮ってみる「その先にあるもの」
2013 DEC 大道芸を撮ってみる<望月ゆうさく>さんパフォーマンス
*望月ゆうさくさんは世界で活躍中の映像パフォーマンスユニットenraのメンバーでもあります
記事の事ね。
ただ素晴らしいパフォーマンスを見せて頂くのも素敵ですが、それに演劇的要素を加えるのは、相当大変そうですが、楽しめる気がします。
静岡の夜は良い夜でしたか?(笑)
静岡の夜はそりゃもう、あの方もいらっしゃるし、楽しかったです。
望月ゆうさくさん、毎年違う姿を見せてくれてほんとこれからも楽しみです。
正直、これを大道芸で、お客はうまく受けられるかしら?と心配しましたけど、そんなの杞憂なことでした。
どこまでも満足することなく進歩し続ける人です。