花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

今年2度目の岩牡蠣

2005-09-06 | 週末ごはん・お酒
そして、今年最後の岩牡蠣となりました。

冬場の牡蠣は毎年ネットで購入してシーズン2回は「食べ放題」状態を楽しむんだけど、今年は夏の岩牡蠣にも挑戦!

小ぶりなサイズとはいえ、岩牡蠣の殻は手ごわい・・・
食べたい一心で殻の境目を探しナイフをねじ込むその形相、とても人様に見せられません~~~(ああ、恐ろしや?)
貝柱も冬の真牡蠣よりも大きくしっかりしてるのよね。

人の苦労も知らず食べるだけのヤツはいいわよねー。(←ダーリンのこと)
文句の一つもいいたいところなんだけど、おいしさにはかなわず、
笑顔になっちゃうのよ。 
ちょっと一口では大きいかしらと思ったものの、ぷっくりとした牡蠣をそのままパクリ。
磯の香りの直後、濃厚なクリームが口いっぱいに広がって。ん~~~、幸せ♪


牡蠣にはシャブリなんて言われるらしいけど、
日本の牡蠣にはどうなの?と疑問だったんだけど、(やっぱり日本酒でしょー)
岩牡蠣には日本酒より白ワイン!と納得したこの夏なのでした。
先日勝沼で買ってきた中央葡萄酒の2004甲州(シュール・リー)が相性良かったように思います。

牡蠣って殻が大きくても中身が大きいとは限らないらしいです。
殻が小さくても中身がぷっくりたっぷり詰まっているものもあれば、
殻の大きさにただ体を合わせちゃってびろろ~んと中身が伸びていただけなんてことも多々。

戸栗美術館 再び

2005-09-04 | やきもの(陶)
先日、渋谷区松濤の戸栗美術館に姉と行ってきたのですが、
ダーリンに話をしたら、行きたいというので再び。

前回は数々の鍋島の秀作に感心するばかりでしたが、
2度目ということで少し冷静に見れたつもりです。
製作や歴史面で書かれていたことで思い違いだったかしら?と
気になっていたことも見直してちょっとすっきり。

前回の日記でTom姉さんがコメントしてくれた
>先生に聞いたらあの時代の絵付けは型などなかったらしい
>絵付け職人が同じイメージでそれぞれ書いたものだって 転写もなしに・・・
というのがどうにもひっかかってたんだけど、

先生のおっしゃってる絵付けの型というのは印判のことでは?
美術館の資料によれば、墨による転写をしていたとありました。
この「転写」は印刷のようなものではなく、あくまでも下書きの
段階で線書きの「あたりをつける」という意味合いでしょう。

また、コメントにはなかったことですが、
陽刻についてTom姉さんに聞かれたとき、
「陽刻っていうくらいだから浮き彫りにしたんじゃ?」と
いいかげんなことを答えてしまったんですが、
型により、変形皿や陽刻の成形をしていたことが、当時有田の職人の
制作風景を大皿に描いた「有田皿山職人尽くし絵図大皿」でわかります。
これは江戸時代に焼かれた大皿の写真と、それを現代作家が制作した
写し物が戸栗美術館にありました。

ネットで技法について説明されているサイトを見つけましたので参考に。
これは伊万里についてですが、鍋島もほぼ共通ではないでしょうか?
伊万里焼の技法
トップページは佐賀ときめき大学

これによると型押し、型打ちの技法は磁器特有であった
(陶器にはほとんど見られなかった)とあります。
絵付けについては、絵付けの職人がそれぞれ手書きをしていたとしか
ないので印判を使ってないことはわかりますが、下書きの転写技術が
あったかどうかは文章から判断できません。

miyamiya姉さんの
>かつての九谷に通ずる
古鍋島、または初期鍋島の中には古九谷を思わせる配色があると思いました。
もともと、古九谷については、加賀説の他に肥前説もありますのでこのあたりは
複雑な話しになることと。。。
金襴手は鍋島では一般に見られないのですが、戸栗美術館では、古鍋島や後期の
鍋島にわずかにあったと説明されていました。 

ドイツ料理の店・・・だよね

2005-09-02 | 週末ごはん・お酒
取引先の方が暑気払いをしましょ~とお誘い下さったのが某ドイツ料理系のお店。
人数も多かったのでパーティーコースで飲み放題ということであまり期待はしてなかったのですが・・・ 

お魚のタタキ(サラダ風?)、クラゲサラダ(?)、生ハムサラダ、豚しゃぶ(これもツマのような細切り野菜に乗って)、あとはソーセージ盛り合わせ、パスタ、となんとも「うぅーーーーーん、これって?」なものでした。

アイスバインは?ハンブルグステーキは? 
そんな贅沢言っちゃいけません。

でも、一番笑えた話が。

ビールがピッチャーで出てきました。
「ドイツ料理の店だからやっぱりこれはドイツビールだよね?」

「ドイツビールって飲みづらい印象なんだけど、これはやけに飲みやすいねぇ」と1人が。 

すると
「飲みやすい」
「日本のビールとはやっぱりちょっと味が違う」
そんな会話が飛び交って。

私としては「おもいっきり普通(日本のビール)なんだけど。。。」
(と自信がないので心の中でつぶやく)

いろいろ意見が上がったところでお店の人に「これ何ビールですか?」

答えは「キリン一番搾りです」

爆!爆!爆!

人の思いこみって怖いですね。
白ワイン、赤ワインも出てきたけど、あれももちろんドイツワインじゃないんでしょうね~(笑)

でも、とっても楽しい宴会でした。