雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 4月6日(水) 昨日は「清明」、破局災害について考えました

2011年04月07日 05時35分55秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 4月6日(水) 昨日は「清明」、破局災害について考えました

 昨日は、24節気のうち、「春分」の次の「清明(せいめい)」でした。「清明」とは、太陽黄経が15度の時を言い、今年は4月5日の午前3時12分でした。

 「清明」の日ですが、清くも明るくもない、原発災害情勢でした。

 このような、① 日本列島、あるいは一つの国の広範囲に及び、② 社会全体に破局的な深刻な影響を与え、③ 後々までも大きな影響を与える、そういう自然・社会現象を、ぼくは「破局災害」と呼びたいと思います。

 1 日本史で言うと、たとえば縄文時代の、南九州のカルデラの破局的噴火で、西日本の縄文文化が破滅した事象。
 
 2 社会的現象で言うと、大日本帝国の「15年戦争」の結果としておきた日本の「都市空襲」、もちろん浜松大空襲はその一部分です。

 3 時空(時間と空間)的にはその一部分になりますが、破局災害という角度からは,一応「戦争被害」から独立して、広島市と長崎市の「原爆被害」を考えたいと思います。

 というのは、原子爆弾(核兵器)の放射能被害は,その後も、2011年の現在に至るまで続き、深刻な後遺症を被災市民に与えたからです。

 4 放射能の被害という点では、1954年のアメリカによるビキニ環礁での水爆実験と、日本の漁船多数の放射能被曝という「ビキニ水爆実験」も「破局災害」と言えるのでしょうか?ここは、まだ保留です。
 
 5 日本列島の破局災害のなかに,江戸時代の「飢饉」をふくめても良いのかどうか、これも研究します。問題は、被害(死者)の規模でしょうか。

 あ、ちょっと違うかな。
 死者の規模と言うより、社会や生産の構造に、決定的な変革を与えるような事件という規定でもいいのかも。

 今回の事態は、日本の社会に、大きな変革を及ぼす、そういう意味で「破局災害」だと思います。
 被害の規模の問題ではないのかもしれません。

 毎年、日常的に、1年間で3万人以上が死んで(死に追い込まれて)いく「自殺者」は、日本の社会に根本的な変革を及ぼしませんでした。
 残念ながら。
 
 ほんとうは、1年間で3万人以上の自殺者は「破局的な事態」ですが、皆さんが「破局災害」と認識してくれなければ、「破局災害」には、なりませんね。

 「東日本大震災」が、日本人全体に、どういう影響を及ぼすのか、ぼくはどうしたいのか、これから、仲間とともに考えて、発信をしていきたいと思います。

 みなさんも、いっしょに考えましょう!
 「誰かが、どこかで、何とかしてくれる」という考えは,捨てましょう。