雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

震災・くらし情報 地震のエネルギー(M=マグニチュード)の比較

2011年04月08日 05時50分53秒 | 地震・原発・津波・防災情報
震災・くらし情報 地震のエネルギー(M=マグニチュード)の比較

 昨夜11時32分に、宮城県沖で、M7.4の大地震が起きました。
 3月11日の巨大地震は,M9.0でした。

 このマグニチュード=地震のエネルギーについて、わかりやすく図解した本がありましたので、紹介します。

 『小学館の図鑑ネオ くらべる図鑑』です。
 定価1995円です。
 「2010年オリコンランキング、児童書部門 第1位」です。

 最近は、児童書といえども、あなどれませんね。
 すごく高レベルです。

 その82ページが、地震のページです。

 M7.0以上を「大地震」というのだそうです。

 Mが1大きくなると、エネルギーは32倍、2大きくなると1千倍大きくなります。

 1995年の阪神淡路大震災は、直下型で、M7.3(M7の3倍)です。
 1923年の関東大震災は、M7.9(M7の222倍)です。
 今回の東日本大震災は、M9.0(M7の1千倍)です。
 1960年のチリ地震はM9.5(M7の5600倍)です。

 広島原爆のエネルギーはM6.0でした。 
 ですから、今回の東日本大震災は、広島原爆に対して
  32倍×1000倍=3万2千倍
 となります。

 原爆のエネルギーは、熱線・爆風・放射能の3つの形で放出されるのですが、今回の津波で壊滅した街の映像を見て、広島・長崎の原爆で壊滅した街の映像との、感覚的な共通性を感じました。

 人類には制御不可能な、巨大なエネルギーで街をたたきつぶすと、こうなるのでしょうか。
 
 悲しくて、悲しくて、心がつぶれてしまいそうです。
 

 
 

 

本と映像の森 145 AERA緊急増刊「東日本大震災 100人の証言」

2011年04月08日 05時29分53秒 | 本と映像の森
本と映像の森 145 AERA緊急増刊「東日本大震災 100人の証言」

 AERA臨時増刊№15、4月発行、定価500円、98ページです。

 支援もすごく大事ですが、被災者の声・当事者の声に耳を傾けることも、すごく大事なことではないでしょうか。

 「100人の証言」を読みましょう。

 支援は、暖かな、きめ細かな支援が求められています。
 一人ひとりの事情に剃った、個別対策ですね。
 それができるような、暖かな、きめ細かな支援体制を作れるのでしょうか。

 さらに「私たちは どう生きていけば いいのか」=27人の提言、も読み応えがあります。

 いくつか,タイトルを紹介しておきます。

 「「答え」はいつも目の前にある。見えていないのは「問い」の方だ」
 「物語の教訓はシンプル。「金より命」「マニュアルより直感」」
 「事実を正しく認識すれば、人類は正しい方向に進む」
 「お上命令型社会から、自立型社会へ変える契機に」
 「近代主義の枠組みでは,国難に立ち向かえない」
 「メデイアは変われるのか、理想はネットとの相互補完」
 
 3番目に、「首都直下地震 誘発の可能性」の記事が、的確だと思います。

 今の時間は4月9日(金)の午前5時過ぎで、昨夜11時半に、宮城県沖でM7.4の「余震」がおきた後ですが、この予測される「東京湾北部地震」は、ほぼ同じM7.3です。

 いま必要なことは、周りのみんなと、意見を押しつけるのではなく、フラットな立場で、いろんな論議をして、一致点で行動を始めることだと思います。

 ぼくの属するゴミ環境ネットでは、3月に浜松市に要請をしました。
 次の段階は、やはり、市民への呼びかけでしょうか。
 考えます。