本と映像の森 257 テレビアニメ「ワンピース」の地獄めぐり
「なんだ!ワンピースか?」と思う人もいるかと思います。なぜか、この、海賊物語「ワンピース」が好きになって、夕方、午後5時20数分から6時まで、そのとき,家にいれば、見ています。
若いゴム人間・麦わら「ルフィー」と、その仲間達を主人公にした冒険物語です。
今日、ここで書いたのは、ルフィーの兄が「世界政府・海軍」に捕まり、監獄で死刑にされようとしているのを、助けようとする物語です。
その監獄が、まるで「地獄」のように、第1層から深く、第5層までルフィーが兄の居場所に地底に下りていく話です。
つまり、ダンテの「神曲」や、あるいは現代日本のマンガ作家永井豪さんの「魔人ダンテ」のように、地獄の奥深くへ下りていく話ですね。
ルフィーも敬愛する兄のためなら、勇気をもって、地獄へ下りていくタイプの人間です。
ルフィー物語の作者の意図がどうなのか、わかりませんが、ダンテさんと永井豪さんの語る物語は、地獄の底まで下りていって、恐怖の口へ潜ると、そこに、なんと天国への通路があるという話です。
まるで、現代のぼくたちが経験している時代の話そのままで、すごく共感します。
つまり、天国は地獄の底からでないと行けないのです。
則子さんの「地獄巡り」の話も、いつか、ここでしたいなと、思ってます。