雨宮日記 7月9日(火) 今日も暑いなか、浜松市が放射線量測定
昨日の浜松城公園芝生広場に続いて、今日も、午前に3カ所、午後に2カ所、市内の公園で茨城県からの芝生を張り替えた場所の放射線量測定を浜松市の皆さんが測定、市民が自主的に立ち会いました。
ぼくと則子さんは、家から比較的近い、最後の午後3時からの中区南浅田の馬込川公園へ車で向かいました。
ネットでしらべたら、「馬込川公園」という名前で,中区×丁目、龍禅寺町、南淺田と3カ所も出てきたので、どれが正しいの?と、今日、全部に立ち会っているはずのOKさんの携帯に電話したら、やはり「南淺田」でした。
つまり、馬込川に沿って細長い公園がすべて「馬込川公園」という名前でした。まぎらわしいですね。
少し早く着いたので、則子さんと川辺の桜の木の木陰へ行ったら、川にアオサギやシラサギやカモがいました。夏の使者であるウスバキトンボも飛んでいました。夏ですね。
そこへ、市役所の職員のみなさんが車2台で到着、市民代表として立ち会っていたOKさんとも会えました。
「これまで4カ所、どうでした?」と聞くと「浜松の通常値で、0.05~0,07くらい」というので「普通ですね」と答えました。
ところが芝生を3カ所測り始めたら、浜松城公園芝生広場の高い所「0.10以上」と同じくらいの値が出てしまいました。
これは浜松市の器械(100万円くらいだそうですから、ぼくたちの12万円の10倍くらいの値段)とぼくたちの機械(堀場、ラディ)と、ほとんど同じ値が出ていますので、確実です。
市の職員のみなさんは、1cm、50cm、100cm、の3つの高さで測定するので、ぼくも同じ条件で測りました。通常、ボクが測るのは0cmと100cm、です。
比較対称として、馬込川の堤防の土手の斜面を測定したら、半分くらいに下がったので、これは有意で福島原発由来の放射能であることは確実です。
問題は、この数値、浜松の通常値より2倍くらい高いという意味をどう考えて、どう対応するか、ですね。
6月末にアップしたこれはぼくの基本的な考えです
放射能を考える 6月26日 浜松市内の放射線量の評価について 2013年06月26日 23時17分25秒 | 原発を考える
今はお互いの考えを強行に押しつけ合うのではなくて、どう考えたらいいか、合意点を探る、そういう時期であると思います。
たとえば南海トラフ巨大地震が起きた瞬間であれば、ぼくたちは,議論するような時間的余裕はなくて、瞬間、瞬間で一人ひとりが対応を迫られますが、いまは、1週間、1ヶ月で放射線量が劇的に変わるはずはないので、時間的余裕があります。
この時間的余裕を活用して、行政と市民団体と市民個人が、科学的に考え合う、そういう機会・チャンスをいっぱいつくることが大事だと思います。
「芝生を撤去しないとだめだ」「立ち入り禁止にせよ」「安全だから自由に遊んでいい」などなど、それぞれの結論を他人に押しつけるのではなく、できるだけ行政的「措置」は最小限にしながら、それぞれが受ける放射線量を「最小」にしていきたいです。
浜松市の皆さんには、現場で、「行政の測定データの公開」をお願いしました。「それが出発点です」ね。
今回の自主的測定データの公表と、基本的な考えの続編は準備します。
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次女が夜、バイクで帰ってきた音がしたのに、下に降りたらいなかったので「アイさん、帰ったよね?」と則子さんに聞いたら「Tさん(アイさんの姉)に誕生日プレゼント持って行った」と言ってました。
その瞬間、思い出しました。明日は長女のTさんの誕生日でした。7月10日なので、ぼくは「納豆の日」と言ってます。