雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 3月3日(金) ひな祭り

2017年03月03日 19時59分38秒 | 雨宮日誌
 雨宮日記 3月3日(金) ひな祭り

 今日はひな祭、夕食はお寿司でした。五節句の最初の日です。

 父が94歳の誕生日で、次女の買ってきてくれたチーズ・ケーキを食べました。

     ☆

 今日のおんがく 5 プロコフィエフ「ピアノ協奏曲 第2番」

 今日の夜のNHKFMで「20世紀のピアノ協奏曲の最高峰のひとつ」と言ってましたが、客観的な評価はともかくボクが好きなピアノ協奏曲のひとつです。

 そして、恩田陸さんの小説『蜜蜂と遠雷』で、主人公のひとり・栄伝亜夜が最後に本選で弾く曲です。

新・本と映像の森 11(SF2) クラーク『都市と星』早川SFシリーズ

2017年03月03日 10時16分58秒 | 本と映像の森
 新・本と映像の森 11(SF2) クラーク『都市と星』早川SFシリーズ

 1956年原著。ボクが持っているのは1967年発行、真木進訳、早川書房、294ページ、定価360円。

 アーサー・C・クラークのいくつかある最高傑作SFの一つだと思う。

舞台は数億年未来の地球、人類も参加して作った銀河帝国は崩壊し、地球は海の消えた砂漠の惑星と化した。

 ただひとつダイアスパーという都市だけが、人間すらも情報に変えて「記憶バンク」に保存する、その卓越したパターン技術で生き延びていた。

 その都市に生まれた「ユニーク」という特殊な人間であるアルヴィンは、都市の甘い孤立にたいして、外の世界を求めて、この都市の探求を始める。

 かっての恋人アリストラ、そして謎の「道化師」・ケドロンも加わった3人の探索が始まった。

 鏡の間やロランヌの塔、そしてヤーランゼイの墓、都市をコントロールするセントラル・コンピューター(中央計算機)‥‥探索は続く。

 果たして、都市のそとへ続く道はあるのか?あるとして、その道は、どこへ通じているのか?

 ここまでが序盤、ページ数で3分の1です。ここから話は面白くなってくる、本編なのですが、ひとまず紹介を終えます。

 新訳は2009年に酒井昭伸翻訳で出ていますので、今でも、読めるだろうと思います。

  ☆

 この作品は、クラークの1953年に出版された「againt the fall of night」(日本語訳「銀河帝国の崩壊」)の改作です。

 前作もすきですけど、技術的進歩は大きいですからね。