雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

人間・生命・宇宙 新4 中国共産党の「核心」とは何か?

2017年03月19日 09時34分11秒 | 人間・生命・宇宙


 人間・生命・宇宙 新4 中国共産党の「核心」とは何か?

 中国共産党の習近平主席が昨年の中央委員会総会で「核心」とされた。

 いま現在、「党主席」であるのに、さらに「核心」を称するのはなぜか?

 このことを考えるのにヒントとなるのは、「核心」を名乗るのは習近平さんが初めてではなく、以前に毛沢東さん、鄧小平さん、江沢民さんが称していた。それにつぐものだという点である。

 それなら、理解できる。

 毛沢東さん、鄧小平さん、江沢民さんの持っていた「核心」とは、ボクの読んだ文献の内容でいえば、「党内の絶対権力」のことだ。

 つまり、党内でどんなに意見が違おうと、少数意見だろうと、「核心」が承認すれば、それは党中央の決定となる。

 毛沢東さんや習近平さんなど「核心」が承認しなければ、それは党中央委員会の決定にはならない。

 それだから、あの悲惨な文革が可能となったのである。あるいは、それ以前の大躍進も。

 党中央が、劉少奇さんらがいかに、やきもきしても、党ナンバーワンの毛沢東さんに絶対の最高決定権を与えた以上は、ナンバーツー以下には、どうにもならなっかたのである。

 1967年当時、劉少奇さんは中華人民共和国憲法に明記された「国家主席」であったが、それは一片の紙きれだった。毛沢東「核心」さんの命令の方が優先したのである。

 1967年当時のことを「憲法違反」「違法」の罪で告発され、罰されたのは、何人くらい、いるだろうか。

 これこそ、まさに「中華帝国」の絶対的な「皇帝的権力」といえるのではないか?



 では習近平さんは、その絶対権力、「核心」の力を、どこで発揮するのだろうか?

 内政?外交?軍事?それは、まだわからない。

 いずれにしろ、核心の力が発揮されるのは、中国共産党中央の意見がわれたとき、そのときこそ、絶対的な「皇帝的権力」が力をふるう時では、ないだろうか?

 

新・本と映像の森 28(古代3) 森浩一『倭人伝を読みなおす』ちくま新書、2010年

2017年03月19日 08時48分23秒 | 本と映像の森

 新・本と映像の森 28(古代3) 森浩一『倭人伝を読みなおす』ちくま新書、2010年

 筑摩書房、217ページ、定価本体740円。

 魏志倭人伝は、全文2013字、51行、これを古代史のドンが「読みなおす」という原文に即した解説をしていく。

 ひじょうに興味深いし、地理的考察や考古学的目配りもしっかりしている。

 魏志倭人伝の解説書としては、第1級のものと思う。

 後半、中国権力の役割と卑弥呼の行く末も、おもしろい。森さんは倭国乱において、卑弥呼の比重が低下し、「卑弥呼以て死」で、卑弥呼が中国の命令で死に至った、とする。

 考慮すべき学説であろう。

 邪馬台国のその後も、どう考えるべきか、おもしろい。森さんは、邪馬台国のヤマトへの「首都移転」説を採用しているが、ボクの考えでは「首都移転」は無理だと思う。

 「首都移転」ではなくクニそのものの移転、というより移住だったのではないか。このことは別項で叙述する。

< 目次 >

 第1章 倭人伝を読むにさいして
 第2章 東アジアのなかでの倭人伝
 第3章 対馬国と一支国
 第4章 玄界灘に臨んだ国々
 第5章 狗奴国・投馬寉・邪馬台国
 第6章 張政の役割と卑弥呼の死
 第7章 北部九州からヤマトヘ
 付載 『魏志』東夷伝抜粋



 新・本と映像の森 27(マンガ2) 山田芳裕『へうげもの1』モーニングKC、2005年

2017年03月19日 08時46分49秒 | 本と映像の森

 新・本と映像の森 27(マンガ2) 山田芳裕『へうげもの 1』モーニングKC、2005年

 講談社、定価本体514円。

 大長編マンガの始まりの第1巻。主人公は、信長の近習で「使い番」、34才になった古田佐介、後の古田織部である。

 物語は、安土での信長をふくめた作戦会議から始まる。作戦会議で古田は、信長から反逆者・信貴山城にいる松永久秀への使者を命じられる。

 条件は「名物茶釜の平グモを信長にわたせば、裏切りを許す」。



 再び起きる反乱、こんどは攝津の荒木村重が古田の義兄・中川清秀とともに反乱をおこす。古田の若い妻・おせんは中川の妹なのだ。

 古田は妻とともに、中川のいる茨木城にのりこむ。



 茶器の因縁から、古田は堺の豪商・千利休の弟子となる。それは、古田が歴史の激動へ自ら近づき、その秘密に触れることでもあった。