新・本と映像の森 12 堀内敬三・井上武士編『日本唱歌集』岩波文庫
1958年第1刷~2016年第81刷発行、岩波書店、284ページ、定価本体700円。
日本人の、というよりボクの音楽の基礎にあるのは、唱歌や童謡だろうと思います。
唱歌とは「歌を歌うこと」ですが、普通は「唱歌」と言えば「文部省唱歌」、つまり文部省の教科書に掲載され学校出歌われた歌です。
明治・大正。昭和の名唱歌150余編を集めた唱歌集です。
たぶんボクも60年くらい前、小学校の音楽の時間に歌ったうたもあるはず。ずいぶんなつかしいです。
「荒城の月」「お正月」「ローレライ」「旅愁」「茶摘」「雪」「春の小川」「鳩ぽっぽ」「ふるさと」などなど。
「戦友」「敵は幾万」「橘中佐」など、今の感覚では少し合わない歌も含まれていますが、それも時代の風潮ということで、面白いです。
「うたいだし索引」付き。