風のささやき 俳句のblog

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隈取の秋雲睨む僕なのか 【季語:秋雲】

2023年09月16日 | 俳句:秋 天文

朝、駅で電車を待っていました

見上げると
空をキャンパスにすじ雲が模様を描いていました
その模様がどこか歌舞伎の隈取りのように見えてきて
眉をしかめて、怖い顔で
僕を睨んでいるようにも見えました

何か悪いことでもしたかしらと
少し居心地が悪くなって
それから目をそらして
入ってきた電車に乗り込んだ僕でした



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