風のささやき 俳句のblog

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溜息はなお深くなり冬を待つ【季語:冬を待つ】

2024年11月02日 | 俳句:秋 時候

特に何かを思い煩っている訳ではないのですが
気が付くと溜息をついていたりします
その溜息もまるで自分の知らない暗がりから来るようで
こんな暗い場所がまだ自分の中にあるのだと
我ながら驚いたりしています

やがて冬になり
その溜息は更に深く冷たくなるのでしょうか
その溜息ではきっと凍えた手は温められません
やがて心が凍ってしまうのではと
そんな予感を感じながら冬の足音を聞きます



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