新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「四谷見附橋」がこんな所にあった

2013-01-26 17:17:17 | ウオーキング
コツコツ鳥の画像も撮っておりますが、昨日びっくりするものを発見、真っ先にご紹介したくなり報告いたします。

これだけの巨大建造物の移築ですからご存知の方も多いと思いますが、当時あまり話題になった記憶がないので私にとってはびっくり情報でした。さらに青春時代と言いますか、社会人になってからの約3年間は一番大切な客先が麹町にあり、その後転職した会社の本社がその通う道の市ヶ谷麹町にあったという偶然から、四谷、市ヶ谷、麹町界隈を約六年間うろうろした懐かしい思い出があるのです。

その思い入れからちょっと長くなりますが、昨日の発見の報告にお付き合いください。
さらに純粋に、巨大建造物の移築と言う事実にも感激したのでした。

昨日は、多摩ニュータウンの一番西の端にある長池公園に出かけたのです。散歩好きの友人の紹介です。いわゆる谷や湿地を利用して造成に適さないところの再利用と言う事で、よくある自然公園です。木々が芽吹いた頃また来たいと思わせる良い公園でした。
鳥を探し疲れたころ公園の東端に出てみると、そこは別世界です。

整備公団の新しいタイプの団地がいくつも建ち並びニュータウンになっています。その手前に広い水場と言いますか、浅い大きな池がありその上に橋が架かっています。
その橋が、ニュータウンの橋とは思えないクラシックな景観を持っていました。


こんな感じです。どうですかいかにも造成された新しい街と言った様相です。


近づいてみるとこんな様子です。橋げたの構造がかなり古いです。


最初に気が付いたのはこれです。この付近には多摩美があり近くの公園には多くの彫刻のオブジェがありますので、その類かと思ったのですが、これが橋げたの一部だったのです。風雪に耐えるといった意味でそのまま展示しますと書いてありますが、まだその時点では私は全体が分っていませんでした。


橋げたの展示の対面に大きな銘鈑と幾つかの展示物を見てやっと気が付きました。
あのクラシカルな橋が、東京四谷見附の橋で、大正2年から75年間使用され、その後架け替えに伴い保存の声が高まり、検査の結果使用されている鋼材は強度も現在のものと同等で劣化もなく再利用に耐えられると実証されたことから、八王子市長池の多摩ニュータウンのこの場所に平成3年から工事が始まり、翌年完成されたそうです。


床組の一部。

角石と煉瓦

孔飾り石、水道管を橋の路面の下を通すためのものです。

欄干。これらは当時のものです。


橋げたを下から見たものです。
四谷見附の橋はこんなものだったかと、ちょっと狭く感じました。
この橋の上を通って帰ったのですが、残念ながら画像を撮っていません。上の道路は片側1車線の道路です。当時の記憶に比べどうも狭い。
資料を見ると当時の復員22mから17.4mに狭められていました。道理でです。

資料は見飽きません。しばらく楽しめます。
長大、巨大建造物が大好きです。








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