新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

必見!宮ヶ瀬ダムの調節放流

2010-10-02 18:03:18 | ウオーキング
観光放流ではなく、「洪水のための調節放流」に遭遇しましたので報告します。必見です。

先日の長雨の後の晴れた日に、宮ヶ瀬ダム付近に出かけました。途中の中津川が増水しており、ひょっとして宮ヶ瀬ダムで放流しているのではと期待して向かいました。

あいかわ公園から副ダムの石小屋ダムに行って見ました。途中から激しい水音で川が激流になっていると想像できました。


前回の訪問では「オシドリ」の雌が浮かぶ穏やかな水面でしたが、今日は「自由越流提」を大量の水が越流しています。


地響きを立てて水が越えていきます。上部の橋にもいってみましたが、地響きで崩れ落ちないかと怖くなるほどでした。
この「石小屋ダム」は、宮ヶ瀬ダムの放流水が膨大なエネルギーを発生させるために、その勢いを弱める「減勢池」としての役割をしているそうです。ここから中津川になります。


いよいよ本ダムに向かいます。いつもなら途中の水面は穏やかなダークグリーンの水面ですが、今日は放流のための泡と水流でエメラルドグリーンの荒れ狂う水面です。
堰堤からの放水だけでなく、下部左手から、水平に強烈な放水がありました。対岸まで届くかのようです。


「利水放流」通常堰堤付近にある発電所から、洪水調節で発電所での最大使用量以上の水量を下流に放流しているのです。3mの放流管からの水平放流は圧巻です。


「高位常用洪水吐設備」からの放流です。観光放流のときは2条で毎分30㎥で僅か6分ですが、今日は出しっぱなしデス。洪水時は最大で100㎥の放水量にする事が出来るそうです。ます。下の人間と比べてください。

管理事務所の資料によりますと、このほか洪水対策用に、「低位常用洪水吐設備」、「非常用洪水吐」の設備があるそうです。

またこのほか、水温の変化や濁りによる下流河川の自然生態系へ影響を出来るだけ与えないように、取水ゲートによりダム湖の取水位置を調節し、きれいで適温の水を下流の流す事の出来る「選択取水設備」を設けているそうです。

参考:相模川水系広域ダム管理事務所発行 「豊かな水と安心につつまれた暮らしのために」

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「へマタイト」のチョーカー | トップ | スズメ中隊「一斉突撃、1分... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ウオーキング」カテゴリの最新記事