「スコアを追うな、感動を追え」
舘ひろしをイメージ・キャラクターに起用した「ONOFF(オノフ)の新聞広告。
キャッチ・コピーと写真が溜息が出るほど見事にマッチしている。
それにしても、ハンチングを深めに、厚手のニット、そしてニッカーズ、洒落たシューズ、しかもネクタイまで、もうパーフェクトですね。舘ひろしなくして、この一面は成り立たない。
スコアを追うあまり、いつも落胆ばかりを追っているオレも、いつの日か、舘ひろしのように、フェア・ウェイを悠然と歩いてみたい、いつかは・・・・・・
で、このスタイルで思い出すのが、なんといってもペイン・スチュアート。
1999年、最終18番ホール、5m弱のロング・パットを決め、三度目のメジャー(全米OPEN)を制覇した劇的瞬間です。ゴルフ・ファンなら決して忘れられない名シーンですね。
でも、彼の名声を高めたのは、メジャーに勝った事ではなく、熾烈な戦いを演じた同じ組のミケルソン(1打差の2位)に対する感動の「一言」であった、という。この時、スチュアートにとって、たかがメジャー、それよりも一人の人間でありたい、という思いが強かったのだろう。
この栄光の瞬間から僅か四ヶ月後、飛行機事故でこの世を去る。享年42歳。
人気、実力、ファッション・センス、三拍子揃った、しかも、華のある名プレイヤーでした。
二年後の2001年に「世界ゴルフの殿堂」入りを果たしている。
話を戻すと、久し振りにインパクトある広告でした。
因みに、現在使用中のドライバーは、モチロン、ONOFFです(笑)。
だが、感動を追ったはずの昨日のラウンドは、甘くなかった(涙)。