jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

BYRD が吹く‘Bouncin' With Bud’、好きだなぁ~

2013-02-15 | ジャズ・tp

           Bs2002

 

 

 

 

 

50年代後半~60年代初めに掛けて、モダンジャズ・シーンを盛り上げた一人、DONALD BYRDが亡くなったそうだ(2月4日)。享年80歳。

 

 

特に、58年12月21日に録音した‘OFF TO THE RACES’を始め、BNには人気盤が多い。

また、デビューしてまもない50年代半ば、マイナー・レーベル?TRANSITION'に3枚のリーダー作を、また?58年にはBRUNSWICK(仏)’にもライブ作(2枚)を吹きこみ、それぞれが「幻の名盤」と、ジャズ・ファンの間で話題となり、コレクター達を悩ませた。

 

 

 

で、BYRDの一番の人気作と言えば、「BN 4026」で知られる?FUEGO’ですね。

 

 

ま、この作品は他の方々にお任せすることにして、今日は、ちょっと反則かもしれませんが、?MOBLEY'S MESSAGE’(Prestige 7061)を。

 

 

録音は1956年7月20日、メンバーは、

HANK MOBLEY(ts)、DONALD BYRD(tp)、BARRY HARRIS(p)、DOUG WATKINS(b)、ART TAYLOR(ds)、一曲だけJACKIE McLEANが参加。

 

いや~、見事なほど「ハード・バップ」野郎達ばかりですね!!!

 

当時、BYRDは23歳!若いですね~

 

 

本作の一曲目に納められたのが、パウエルのオリジナルで有名なナンバー、?Bouncin' With Bud’。文字通り、「はずむ」ような曲調がイイですね。

 

 

モブレーのソロが終わるのを、今か今か、と待ち受け、堪らずフライイング気味に飛び出すバードのソロ、まるで蝶の舞か如き軽やかなペットさばきに体が自然と反応してしまいます。

まだひ弱さを残すものの、そのナイーブなプレイは聴きものです。

 

 

 

一月前、交通事故で亡くなったブラウンへの哀悼の念からなのでしょうか、「リトル・ブラウン」という感じですね。

 

 

人柄の良さから、多くの人達から愛されたBYRD、天国でも仲間から愛されるでしょう。