昨日は朝から雨、となるとピアノ・トリオでも。
取り出したのはJOHN TAYLORの‘DECIPHER’ (MPS)、スピード感溢れるバリバリのモード・ピアノの傑作ですね。それからコリアの‘A.R.C.’(ECM)、かなりフリー色が濃い意欲作。
続けてこの2枚を聴くと、ちょっと耳がしんどくなる。
次はガーランド? ケリー? クラーク? 何となく違うなぁ、フラナガンかな ・・・・・・・
そうや、選んだのはもう一枚の、裏「オバー・シーズ」 、‘FREDDIE REDD IN SWEDEN’。
1956年、ロルフ・エリクソンのメンバーとしてスウェーデンを巡演中、メトロノームに吹き込んだ音源で、当時3枚のEP盤でリリースされたものを30cmLPにまとめたもの(国内盤)。
パーソネルは、
FREDDIE REDD (p) TOMMY POTTER (b) JOE HARRIS (ds)
B面の二曲目、‘Farewell To Sweden’、いいですね。よほどスウェーデンでの居心地が良かったのでしょうか、離れる最後にこの一曲だけ録音している。去りがたい思いを気高く情感を籠めたその語り口はパウエル譲りなのでしょう。
また、恐らく現場で即興的に作曲したと思われるラストの‘Studio Blues’はアフター・アワーズの香りとブルース・フィーリングがもう堪りませんね。
この二枚も好きなアルバム。
SAN FRANCISCO SUITE (RIVERSIDE 1957年)
フロントのみ‘freddy’となっているが ・・・・・・ 聴くほどに味が。
UNDER PARIS SKIES (FUTURA 1971年)
B-2の‘You’が聴きもの。
エモーショナルなピアノですね。