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勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

大正・昭和の残像 ・・・・・ 足助(愛知県豊田市)

2022-10-27 | 街道

先日、日経のプラス1に紅葉のランキングが掲載され、香嵐渓が1位に選ばれた。選考の基準は「紅葉のトンネル」で、切り口が変われば、他が選出されるので順位はそれほど重要ではありません。でも、色付きが最高の年、ピークの時期に訪れると山と川が一体となったそのスケールに圧倒されるのは間違いありません。今年は良さそうです。また、ライトアップも幻想的で素晴らしく、特に薄暮から暗がりが広がる中、ライトを浴び、紅の彩りが徐々に浮かび上がっていく様は筆舌に尽くし難い。例年、11月下旬が最高です。

 

 

紅葉にはまだ間がありますが、たまたま出掛けたついでに香嵐渓がある足助(あすけ)まで足を伸ばしました。自宅から車で50分ほどです。

デザイン化されたマンホールです。

 

初めて知りましたが、ここの町並みは国の「伝統的建造物群保存地区」に指定されています。「燈台下暗し」ですね。尾張、三河から信州・伊那谷へ抜ける交易、物流の拠点として栄えた町なので、例えば、中山道の奈良井宿、妻籠宿、東海道の関宿(三重県)のような人気の宿跡と趣がかなり異なります。

 

 

散策しながら目に留まった建物を、アット・ランダムに。

かっての繁栄ぶりを偲ばせる銀行跡です。この伊那街道(現在は国道153号線)は中馬街道とも言われていた。

 

 

大正元年(1912年)に稲橋銀行足助支店として建てられ、現在は資料館として利用されている。

 

 

 

 

裏通りに入ると、昼は喫茶、夜はバーになるお店を見つけ、アイス・コーヒーで一息。店内はレトロぽい雰囲気が懐かしく、ホントはストレート・ノー・チェイサーで・・・・・・ 空瓶が目に毒です。

 

 

生活感に溢れ、リアリテイがとても良いじゃありませんか。

 

 

足助川沿いの味のある佇まい。この少し先で香嵐渓を流れる巴川と合流します。

 

 

江戸時代の建物もかなり残っているようですが、今日は「遠ざかる大正・昭和」の風を感じ、何かしら癒されました。時間を充分に取り、再度、寄ってみよう。もっと古の風が吹き抜けるでしょう。

なお、画像について、町の風情とご理解をお願いします。不都合であれば削除しますのでご連絡ください。

また、町中の画像はスマホで撮ったものをグレー・スケール処理しています。



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