M75シリーズの数あるバリエーションの中で、「音が綺麗」と噂のこのモデルを待っていた。
先日、ネットに挙がり入手。スタイラス・チップがムクと接合の2種類があるようですが、ムク針で、コンディションも極上。
取り敢えず遊んでいるシェルとリード線でセット。なんか味気ないと言うか面白みがありませんね(笑)。
早速、音出しを、2時間ほどで安定したSHUREらしい厚みと評判通り透明感が備わった音が出始めた。SHUREのシリーズの中で下から二番目のグレードですが侮り難しです。勿論、上位モデルと比べ繊細感、立体感では劣るものの、有り合わせのパーツでのぽっと付けでそれなりに芯がある音を出すとは、さすが信頼のブランドですね。アナログ衰退によりカードリッジ市場からの撤退は残念です。
気を良くして久し振りにコレを。皆から無視されているファンクもの(Milestone、1973年録音)。
ts一本に絞り、蹴り上げるファンク・ベース、煽るようなコンガをバックに迷いなくぶちかますジョー・ヘンの個人的傑作!
日本では知られていないが、米国ジャズ・アルバム・チャートで27位にチャート・インした代物。演歌顔負けの”Tres Palabras”に参りますが、タイトル曲のカッコよさはジョー・ヘンのイメージを覆すほど。
条件、環境に左右されずいい仕事をしてくれるカートリッジって安心して通える定食屋みたいで貴重ですね。シェルとリード線を吟味すれば、もっと良くなる可能性を感じさせます。
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