その昔、トーレンスのプレイヤーを買う予定で馴染みのオーディオ・ショップに出掛けたけれど、店を出るとき、マイクロ(BL91)+ FR64Sに変わっていた。店長曰く「今のうちにFR64Sは手に入れていた方がいい。いつか持っていて良かった、と思う日が必ず来ますから ・・・・・」と。事実、昨今の人気は高く、状態によるけれど、出物は直ぐ右から左のようだ。それだけの価値があるアームとは、当時、自分が知らなかっただけ。それ以来、ずっと愛用してきたけれど、トーレンスが頭からすっぽり消えていたワケではなく、これが最後のチャンスかな?と思い、年の瀬ぎりぎりになってTD321MK2が目出度くわが家へ(笑)。
巾44㎝、奥行34㎝と小振りで、丁寧に使われていたのでしょう、思いの外、上物でした。ちょっと音出しをした所、良い反応を得ており、年明けにかけじっくり調整を楽しみたい。
音出しに使った一枚、”FOR SURE!/ WOODY SHAW”
CBS/COLUMBIAに吹き込んだ5枚の中の4枚目です。悲惨な最後に襲われたショーの栄光期の録音。曲によりストリングス、ボーカルが入り、堅物のイメージが強いショーにしては異色作。それが故にデープなショー・ファンからさえも斜に聴かれがちですが、そこはメジャー・レーベル、今まであまり表に出ていなかった才能を見事に抽出している。仕立ての良さそうなスーツ姿が板に付いていないけれど、プレイに華が備わり、立派に応えている。好きな作品です。
この一年、ご覧頂いた方々、リアクションして頂いた方々、コメントを頂いた方々、ありがとうございました。
皆さん、よいお年をお迎えください。
うちにはTD320 MKⅢがありますが、シンプルの極みを感じます。
大袈裟なところがなく、必要なものだけが実装されている感じがします。
何より、見た目の顔つきが好きです。
よいお年をお迎えください。
こちらは朝から雪で屋根は薄っすら積もっています。
トーレンスは置き場所にピッタリ嵌り、ルックスも良く、上手く納まりました。
来年もなるほど!、ドキッ!とする記事で楽しませてください(笑)。
よいお年をお迎えください。