ねじれはとかくむずかしい。
2月にニュージーランドで起きた地震では、大きなビルが壊れた。
その原因が揺れて崩れたのではなく、ねじれが原因らしいという。
エレベーターはビルの装置の中でも故障が置きやい。
その部分を強固にしておいたら、それが裏目に出て、建物の偏心が大きくなってねじれが起きてしまった。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20111117/555548/
ロープ、電線など細長いものは、ねじれのあるままで使っていると、たちまち傷んだり切れたりするから「キンクに気をつけろ」とよく言われた。
禁句ではなく、口をすっぱくして言う金言だった。
つなぎ目とねじれに気をつければ、モノの故障はグンと減る。
いまの議会のように、つなぎ目でねじれていたのでは、始末が悪い。
おまけにそこで、ねじれを緩めるのでなく、さらにねじれを強くして、自分が目立つようにと考えていたのでは、なかことが進まないのはあたりまえなのだ。
ねじれの最も効果的な解消法は切断だが、どこで切るか、いつ切るか、答えが簡単に出ないのがねじれの面倒なところだ。