しゃれた形の屋根は雨漏りしやすいという話を、屋根屋さんから聞いたことがある。
片側だけに大きく流した、これならソーラーパネルを貼るのにもよさそうだという住宅がある。
そういう建物で雨漏りがあって、屋根の最上部に貼ってある垂直の雨よけ板をはずしてみたら、内側には防水措置がまったく施してなく、いきなり屋根板の端の重なりが現れたという。
こんな、素人でもびっくりするようなひどい構造の建て方もあるらしい。
こういうのは手抜き工事というのだろうか。
手抜き工事というのは、設計どおりに出来上がっても、施工過程のどこかで手を抜いて、いわゆる施工の合理化をはかり、利益を生み出すものかと思っていた。
こんな設計がまかり通るはずはなく、設計どおりに出来上がってないと思うのだが、何でこうなるのだろう。
建てた人間の魂が抜けてしまっていたのか。
それでは手抜きではなく、タマ抜けではないか。