・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

壮大な付加価値:5

2012年05月18日 | つぶやきの壺焼

良くない制度は、無抵抗に従わされるもの、これが邪魔なのでと嘆く対象になる。
そうではなく、目的に合わせて作るものが優れた制度と言えるだろう。

カビの生えかかった制度を、うまくすり抜けることが腕のよさとしたのはもう前時代のこと。
正当、善行である限り違反の生まれない制度こそが活力を生み出す。

現行の制度が障壁になって、望ましいことができないというのは、ほとんどが実行回避の言い訳である。
科学・技術をあてがいぶちの世界から脱出させるには、制度改革が必要であることをわざわざ言うこともなかろう。
超大規模プロジェクトの場合、制度問題を先に考えてしまうと、いまできる範囲のことにしか計画は広がらない。
目的が先で、制度は目的達成の道具でなければならない。

地震竜巻大津波の「天変地異に負けないシステム」を、妄想と呼ぶのは簡単である。
一方で制御力、一方で耐力、それが完備すればシステムはできあがる。
双方とも巨大なエネルギーを必要とする。
地球の皮の深層部から掘り出して使うエネルギー源など、目先の役にしか立たないから、いまのことろでは必要なエネルギーをまかなうには原子力しか有望なものはないと思う。
原子力にだいぶひどい目に遇わされたのは、理由は簡単、なめてかかっていたところがあったからである。
改良改善などという生易しいことではなく、再開発を目指して科学者・技術者が結束すれば再稼動だの節電などと、気の利かない話をもっともらしくしなくてもよい時代に向かうことができる。
当然カネのかかることだから、経済学者の英知も必要になるが、いま様の経済学のような目先の利得の学問では用を成さないから、この分野も再開発が求められる。

人間は自らの意思で頭脳を使う動物なのだ。

コメント
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