・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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善意という偏見

2012年05月24日 | つぶやきの壺焼

政治というものは、それを仕事にする政治家を名乗る人たちが集まって知恵を出し合い、国の姿をより美しく、人々の生活をより仕合せにしていくものと思っていた。

知恵を出し合う場は国会というところだったはずなのだが、そこで人々が集まって何かをするたびに、国の姿や人々の生活が、望ましい動きとは逆の方向に向かっているようにしか、今はみえない。

どこかがおかしい。
これまで何の疑問ももたなかった政党の存在も、選挙による椅子の継続確保と、政治資金という名目の国費収奪のためにしか役立っていないように見受けられる。
そんなことしかできなくなった政党という制度が、人が集まること以外にも意見意思の集約ができるようになった今の世に、まだふさわしいものなのだろうか。

「J党をぶっつぶす」と言ったあの人の言葉は、「政党をぶっつぶす」であったほうが、適切ではなかったか。

任せておけばちゃんとやってくれるとの、多くの人の思いの底は、たぶん善意なのだろうが、既成のものはとにかくだいじにしておかなければならないという、一種の偏見ではないかという気がしてきたのである。