言葉遣いのおかしさを発見した。
現実という言葉の最多用途は実行回避の言い訳になる。
現実的でないという言葉の最多用途も実行回避の言い訳である。
正反同義、言った言わないも、ときに同じことがある。
エネルギーを使い過ぎないようになどと耳にすることが多くなってから、無差別殺傷が増え、人間の行動はおかしくなった。
省、エコ、節、みなマイナスイメージのことが「よい」ことであるかのようにもてはやされている。
地球は有限という珍妙なキャッチフレーズを考え出して、チマチマこせこせを呼びかけることが、流行から定着へ向かっている。
呼びかけているほうは、省、エコ、節を売りものにした産業のおかげで、結構おおらかな生活をしながらのことと想像できるのだが。
EMPM:優雅系マッチポンプ・メタモルフォーゼとでも言っておこうか。
エネルギーの食い伸ばしを心がけるだけでは、有限への解決策にはならない。
頭を使わずゲームに没頭し、画面の中のおしゃべりを見ているのが世の中との交流と錯覚し、カロリーの摂取を抑えるために活動範囲狭めていく。
すべてマイナス志向である。
エネルギーは使えば必要なだけ生み出さなければならない。エネルギーを使うことは頭を使うこととプラス側の競合関係にある。
使わなければ頭も体も退化する。進化をあきらめれば人類は滅亡に向かう。
自分の生きている間のことではないから別にどうということはないと思うことにしておいて、一方では少子化対策などと、思いとは逆のことを言うだけは言ってみる人は多い。
エネルギーは使うもの、地球温暖化が心配なら、それを防ぐのにエネルギーを使えばよい。大気汚染が心地よくなければそれを防ぐのにエネルギーを使えばよい。
エネルギー源をゴミにしないこと、エネルギー源を第何世代かにわたって再生しながら、繰り返し使うことに、もっと頭を使って欲しい。
各世代に適合した専用の炉を作り、発電、発熱、冷却、浄化などを一貫して行うシステムを作ること。
電力会社、ガス会社、水道施設、廃棄物処理など個別企業形態から脱却した総合インフラ整備をすすめること。
発送電を分離しようなどと、けちくさい逆方向の考えを一掃すること。
使用済み核燃料を地中深く埋めようなどという、その場しのぎの考えは捨て、どうしてもゼロにできない廃棄物のために、人工星をつくってそこに総合処理工場を設けること。
「天変地異に負けないシステム」は、これらのために必須のシステム要件になる。
いまあるシステムの改変ではなく、地球規模というわけにいかなければば、日本独自の
システムを開発して、世界に売り出せばよい。
人件費が高いから、税金が高いから、収入が物足りないからなどと、海の向こうに逃げ出すのは、いかにも根性が小さいではないか。