プレ・ホームワークという言葉が通じるかどうかは知る限りでないが、パッと見には「予習」かと思うだろう。
それが、普通考えられる先生が教室で生徒に薦める予習ではなく、入学前の「宿題」なのである。
この春、高校に行き始める孫が、もう宿題をやっていると聞いた。
入学前から宿題か。
ちかごろこれがはやっているらしい。
はやりものには仕掛け人がいる。
誰が仕掛けそうなことかは、およその見当はつく。
学校にそれを売り込めば仕事になるのは、教材出版社。
学校は、買ったものを配るだけ。
宿題を入学前からさせている、ずいぶん熱心な学校だ、入れてよかった、と無邪気な親は喜ぶ。
http://blog.livedoor.jp/veritedesu/archives/1954579.html
結果はどう役立つのか。
お勉強好きの生徒に目星をつけて、これにはあそこを受けさせようというショーライケーカク用のデータにはなる。
出題を点数計算の容易な形にしておけば、計算ソフトを使って、アルバイト委託でもそのデータはできあがる。
食品加工工場と、総合工程の原理が同じ。
落とし穴が一つあった。
その宿題をキョーイク熱心な親がやっていても、見分けはつかない。
こんなことで、人類のショーライはどうなるのだろうか。