除染という名熟語が最近作られ超速で定着しました。
これも政治のゆるさの産物です。
手のつけようがないところにも、何かしなければいられない、自然に任せて入られない。
建物や地面だけでは気がすまない。
山の木や草を相手にそれを始めると、際限がありません。
ひと雨降ればまた測定、数値次第でまた除染。
どこか似ている『しごと』がありました。
暇さえあれば車に水をかけて洗っています、車には乾く時間がありません。
いつも箒かぞうきんをもっています、きれいになっているだけで満足、ゴミがたまらないだけで生活が豊かになると、おトメさんには褒められます。
汚染地域外でも、2年経ってまだ更地のままです。
農地に加工場をつくる復興計画を申請したら、農林水産省では経済産業省の業務は扱えませんと申請却下。
さしあたり除染しかすることがありません。
切り落とした枝など運ぶだけ無駄と川へ流したら、とんでもないことをすると大目玉。
除染というのは、つくづく厄介な、からだを動かせるというだけの、実りのないしごとです。
本当にご苦労さまです。