やや時期はずれだが、柿渋は染め色に味わいが出てなかなかよさそうである。
貧者には台所にあった渋団扇の印象しか残っていないが、ことによると、いまは辞典の表紙補修材に化けてしまっているあの手鞄も、柿渋染めだったかもしれない。
その柿渋が、インフルエンザやノロウイルスを撃退する力を持っているという。
http://www.hiroshima-u.ac.jp/gsbs/kenkyu_syokai/shimamoto/
http://e-shibu.com/musyukakisibu.html
ただし、こんな注意書きもあるので、酒の清澄剤にされる柿渋でも、大量にぐびぐびやってはよくない。
★目に入った場合には直ちに十分量の水で洗い流すこと。
★皮膚に付着した場合には十分量の水で洗い流すこと。
★飲み込んだ場合には直ちに十分量の水でうがいし、更に水を飲むこと。
良薬は口に苦しに、もうひとこと、渋しも加えると舌がもつれそうな感じがする。