・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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香りは手でかぐもの

2013年03月18日 | つぶやきの壺焼

鉛筆を手で削ると佳い香りがする。
電動の鉛筆削りでは、この香りは味わえない。

香りはやはり手でかぐものらしい。
手でかぐと言っても、手を鼻の前にもっていくのは下品なしぐさである。

香りの源に鼻を近づけるのは、総じて下品に見える。
そうかと言って、香りの源の上で手を団扇のようにひらひらさせて匂いを呼び寄せるようなしぐさも、わざとらしくてやはり品は落ちる。
鼻のすぐ前での手団扇はもっとよくない。

目は口ほどになんとやらというのは、知性の見極め方のようだが、鼻の使い方からは品性の見極めができそうである。

目も鼻も、むやみに動かないのをよしとするが、目は相手に向け、鼻は相手に向けないのがよさそうである。
顔の前面直近に配置されているものを一方は向け、一方は向けない、そんなことができるかと理屈をこねるようでは知性を疑われる。

目はきょろきょろ、しばしばがよくなく、鼻はひくひく、くしゃくしゃがよくない。
目にも鼻にも共通なのは、開口部を広げすぎないことだろう。
なぜか、花粉も到来のPMもいっしょに侵入しやすくなるから、と言っておくのが時季に合っていそうである。

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