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・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

正気でないビジネス

2013年03月03日 | つぶやきの壺焼

正狂という熟語は聞いたことがない。
正否はあるが、正気はあっても否気とは聞かない。

熟語は対義を避けて、あるいは対比を嫌って作られてきたのだろうか。

ビジネスにも、正気の沙汰ではないビジネスが見受けられる。

2月15日に、ロシア南部チェリャビンスク州一帯に落下した隕石は、大気圏突入前の重さが約1万トン、直径は約17メートルという計算値が発表されている。
見た人がいるわけでなく、実際の寸法を測ったはずもないことが、さも本当のように伝えられる。
それでも、この仕事は正気で行われていると誰もが思っている。

しかし、Webの売買サイトで、「隕石の破片」であるという出品が相次ぎ、高いものには50万ルーブル(155万円)の値がついていると聞くと、正気のビジネスとは思えなくなる。

正気は、あるところで突然ひっくり返るらしい。
まだ名がついていない正気でなくなったビジネスは、なんと呼べばよいのだろうか。

実在しないから名前もないということは、この場合決してないのだが。