本の朗読を聞かせるラジオに番組があります。
プロのアナウンサーのものにも、さすがにという読み方と、なんだこれという読み方があります。
同じアナウンサーの朗読でも、読んでいるだけで、聴かせていないときもあります。
下手になることはありませんから、読むときに気分が乗っていなかったか、気合が入っていなかったかなのでしょう。
本の朗読は、ニュースと違って口で読むものではありません。
報せるためでなく聴かせるためには、こころで読まなければなりません。
放送のプロがお役目気分になると、こころがおろそかになります。
声だけしか伝わらないラジオは、こわいシステムです。