・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

おすすめしません:3 同じことで繰り返し溜飲を下げようとする試み

2017年12月16日 | つぶやきの壺焼

やや時季はずれになりましたが、ラムネは音を飲む飲料です。
小学校3年生のとき、叔父に連れられて行った大倉山駅下の茶店で、おばさんが「ポン!」と栓を抜いてくれた音が、まだ耳の記憶に残っています。
こどもにはきつい炭酸飲料が美味いはずもなく、変な飲みものだったので、味の記憶のほうはあまり好いものではありません。

聞いたときに胸のつかえが下りるような、ラムネの栓抜き音は、一度聞いてしまえば終わりです。

気持ちのやり場がなくなったとき、人は溜飲の下がるような排外言を見つけたり作り上げたりして、それをところかまわずぶち撒けたがります。
栓抜き作用の邪魔ものになるのが思慮分別で、当然そっちのけになります。

ラムネの栓抜きは、公の場ですることではないのに、それを議会で始める人がいます。
栓抜きは1本1回限りですから、とりあえず知らん顔をして抜かせればそれで終わりです。
ところが、やがて1回限りではおさまらないようになり、同じものを何本も持ち込む人が出てきます。
その人たちは、栓抜きの繰り返しだけで割り当てられた時間を過ごすことになります。

ラムネの栓抜き競争も、赤い絨毯の敷かれたところで行われれば、1日何億円かの高いラムネ代になります。
それを払わされるのは、国民と呼ばれるわたしたちなのです。

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おすすめしません:2 しゃれた屋根から雨漏り

2017年12月15日 | つぶやきの壺焼

昔の建物には、見事に入り組んだ構造の屋根が見られます。
建てる人の腕の見せどころでもあったでしょう。


住宅には、形が自慢の屋根を注文したくても、それはあきらめたほうがよさそうです。

家の屋根は、真ん中の棟だけが継ぎ目で、両側に流れる最も単純な形が最上です。
雨は継ぎ目から浸みこみます。
継ぎ目より高いところがなければ、雨漏りは決して起きません。
吹き上げる雨でも、水の溜まるところがなければ必ず下に落ちてくれます。

住まいの屋根づくりには、職人技よりも自然の理にかなう設計がだいじです。

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おすすめしません:1 まねの効果は有限

2017年12月14日 | つぶやきの壺焼

昨日の朝、ラジオで「こうしています、だめですか」「いえ」「おすすめしません」という会話を聞きました。
さすが、絵の上手い人は話も巧いという法則を見つけました。

頭の悪いのはすぐパクるという法則どおりに、早速今日から31日間のシリーズのテーマにこれを頂戴します。

さて、明日は何をおすすめしないことにしましょうか。

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見えた見つけた:31 下手な看板文字

2017年12月13日 | つぶやきの壺焼

人づくり革命」という物騒な名前の付いた政策が発表されました。
この短い看板文字は、二つの物騒な熟語で組みたてられてています。

まず「人づくり」、人は人体彫刻のように作られるものではありません。
人は自らの力で育つもの、教育はその手助けです。

革命は、これまでの制度しきたりを一挙に覆すことです。
伝統を尊重しながら、より良い方向に改めていく、望ましい方法とは遠く離れています。

なぜこのような言葉を政策に掲げるのか、看板を掛け替えて下手な化け方をした人たちにも受け入れられそうとでも考えたのでしょうか。
もしそうだとしたら、冗談もほどほどにと言わなければなりません。

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見えた見つけた:30 敬遠の失投

2017年12月12日 | つぶやきの壺焼

野球の敬遠のとき、わざわざ4球投げなくても、バッテリーの宣言で判定すれば早く進むという、時短症候群患者の説があります。
これは、時の魔神への、人間の敗北宣言です。

事実がまだ現れていない、未来の時間にあることを、都合よく運びたいとはだれでも思うことです。
ただ、望む人がどれだけいても、そうでないことをやってしまう人が出てこないとは限りません。

敬遠のつもりにヒットを打たれたり、敬遠のつもりが暴投になったりしたことが、事実あります。

敬遠は敬虔の念をもってなすべし、これは時の神のお告げです。
ていねいさを欠く敬遠には、あまりよくない結果のあらわれることがあります。

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見えた見つけた:29 時を喰う虫

2017年12月11日 | つぶやきの壺焼

「時をかける少女」という小説がありました。

時をどうとかする人がいるなら、時を喰う虫のような生きものがいるのではないでしょうか。
ベストコーチ先生の言によればタイム・イーターとは、やりたいことを決められない人、ものごとの優先順位を決められない人、イェスとノーがハッキリ決められない人で、虫ではなく人間でした。

やりたいことを決められない、というよりそれを持ち合わせず考えもしない人がいます。
考えられないのではなく、考えが深すぎるのかもしれません。

ものごとの優先順位を決められないというより、みなが狙っていそうな的を探してそれに向かっていれば安心なので、その選択を最優先とする人がいます。

一方、なんでもとにかくノーから始める人がいます。
タイム・イーターの変種のようですが、人間より虫に近く、時の喰い方にかけては超一流です。
ノー、ノーを続けていれば、無限に時間を食いつぶせます。

ゲームの世界にもタイム・イーターがあって、闇属性・機械族の上級モンスターとされていますが、それがどういうものか、俗世界の者には理解できません。

永田町にもタイム・イーターが虫のように集まっていて、存在することは確かなのですが、深く立ち入ることを許されてないわたしたちには、「時を喰い続けている」という現象の表層しか知らされません。
困ったものです。

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見えた見つけた:28 腑に落ちてないもの

2017年12月10日 | つぶやきの壺焼

国会でまったく無意味な質問風のことばを次々に繰り出して、国費を無駄にしている人が、なぜそうするのか考えてみました。

あの人たちは、自らの世界観に自信が持てないからなのです。
世界観のようなものを、いったんは飲み込んでみたものの、腑に落ちない何かがつかえています。
妙薬を探してもなかなか見つかりません。
薬がだめなら、頼れそうなのは宗教、唱えるのはお経ですから、口から出るたびにもちろん同じなのです。
経文は質問風のことばになって、できるだけ大勢の人に聞こえるように発せられます。

しかし、そんなことで腑に落ちる世界観が見つかるわけはありません。
国会でものを言う人は、自分自身のため、とにかく議席にかじりついていなければという潜在意識を洗い流さない限り、胸につかえた何かが消え去ることはないでしょう。

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見えた見つけた:27 アピール症候群

2017年12月09日 | つぶやきの壺焼

社会のあらゆる場でアピールはだいじな手法です。
ところが、アピールに一所懸命のあまり、手法であることが忘れられ、目的のようになってくると、だんだん滑稽に見えてきます。
ややおつむの弱いスポーツ選手がマイクを向けられたときにも、ときどきそれが口に出てしまいます。
横綱が賞金の束を受け取ってから土俵の上で振ってみせるのも、アピール癖の醜いところです。

アピールの習慣は、だんだん性格のようにもなっていき、サポート窓口の電話にも現れます。
「別のものが担当いたしますので、一度保留にさせていただきます」
相手がどうしたらよいのかよりも、私はこれから何をしますと、アピールが先になります。
聞かされたほうは「保留」の意味が、通話中として回線接続を保留にしておくのか、問題一時棚上げで保留にしておくのか、一瞬の解釈に迷います。
「このまま待ってればいいの?」
「はい、そのまましばらくお待ちください」
はじめからそう言えばいいのに。

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見えた見つけた:26 ニュースの作り方

2017年12月08日 | つぶやきの壺焼

ニュースの3種類
1.自社製・・・説明不要
2.社外製・・・外注あるいはお仕着せ
3.自社製風社外製・・・編集機能の中枢を乗っ取られて、自社製に見えても実態は社外製

いちばん始末が悪いのは3番め
<制作法の例>
①持ち込まれた話を、持ち込み元を秘匿したまま話題の対象者に説明させ、その追及過程をニュースに仕立てる。
②好都合な証言こそが真実とし、拾い集めた話に気ままに肉付けをしてニュースに仕立てる。

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見えた見つけた:25 無人島の掲示板

2017年12月07日 | つぶやきの壺焼

国有地だから上陸できないのならと
いつの間にか建てられた
大型掲示板

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見えた見つけた:24 インフルエンザどころではない

2017年12月06日 | つぶやきの壺焼

日本海側に流れ着いた舟がいなくなったら、小屋から家電器具が持ち去られていたというラジオニュースを聞きました。
何か取ってこいと命じられたか、持ち帰れば暮らしの足しにできると思ってか、電気の使えない舟で家電泥棒、常人の仕業ではありません。

持ち出されるのも大いに迷惑ですが、持ち込まれては迷惑どころではないものがあります。
恐ろしい伝染病です。

国会で行われた、そのことについての質疑応答は、なぜか耳に入ってきません。
こういう話は気分が悪くても、はっきり伝えておかなければ、打つべき人の打つ手がおろそかになるでしょう。
そんなことでは「この国を、守り抜く」ことはできません。
永田町のみなさん、しっかりしてください。

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見えた見つけた:23 四次元の国境

2017年12月05日 | つぶやきの壺焼

地図で直線の国境を見ると、住む人の意思とは無関係に、よそからやってきた人が無理やり引いた線だろうと想像が湧いてきます。
住む人がいなかったところなのかもしれません。

ところが、住む人の意思と無関係どころか、意思のふるい分けをしてつくられた目に見えない国境もあります。
人びとの意思を、磁石が鉄粉を集めるように極に偏らせてつくられたものです。
見えない国境の一方の人たちは、国をだいじにしないどころか、住む国を忘れさせよう、もっとひどくなると国を壊してしまおうといつも考えています。

見えない国境は、人間が意識によって確認できる空間にはありません。
電車で隣に座った人との間にもあるかもしれないのです。

困ったことに、いま学校という場では見えない国境の種苗が育てられ、社会のあらゆる場にそれが散らばり、マス・メディアという強力な機関が増殖作業を引き受けています。
この怪しげな国境は、人びとが自分がどこにいるのかを自分で確かめたとき、はじめてその存在を知ることができるのですが、さて、スマホ片手にさ迷い歩く人たちのうち、自分の位置、住んでいる国をはっきりつかんでいる人はどのくらいいるのでしょうか。

 

 

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見えた見つけた:22 もうひとつの被爆国

2017年12月04日 | つぶやきの壺焼

「日本は世界で唯一の被爆国」 は、ときどき耳にすることばです。
それが違っていました。
「日本は世界で唯一の戦争による核爆弾の被爆国」で、「戦争による核爆弾の」の文字が抜けています。

戦争被曝でないのに核の大被害を受けた国があります。
それは中国が支配している『新疆ウイグル自治区』と呼ばれるところです。

核の人体実験には、自国の人は対象にできません。
別の民族が住む場所を、自治区と呼んでおけば、自国民でない人を思いのまま核の人体実験に使えます。
そんな非道な論理をたてた、中国共産党によって、1964年から1996年までの32年間に、合計46回の核実験が行われたそうです。

実験より先に、近くに人が住んでいれば、それは人体実験としか考えられません。

広島原爆の300倍もの火力、19万人もの死者、放射能汚染影響地域の広さが東京都の136倍に及ぶという、隠された大実験です。

イギリスのテレビ曲が作った「Death on the silkroad」というドキュメンタリー番組があります。

「太平洋戦争の大嘘」藤井厳喜著を発行したダイレクト出版からのメールでこのことを知りました。

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見えた見つけた:21 ものを届けない宅配

2017年12月03日 | つぶやきの壺焼

集めることでも宅配という、近頃よく奇妙な呼び名に出会います。
宅配買取」がそれです。

本、ディスク、ゲーム用品、楽器、ファッションアイテムなどを、捨てるに忍びず買い取ってもらうとき、やってくるのが「宅配買取」ですが、「配」といいながら、ものを配るのではない、反対に集める仕事なのに、なぜか「宅配」と呼ばれます。

気に入ると「やばい」、ほんとかと確かめる言葉が「ウソ」、だいじなことを隠しておいて知らせないのも「報道」と呼ぶのに似ています。

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見えた見つけた:20 覚えていては演じられないこと

2017年12月02日 | つぶやきの壺焼

「話をどうやって覚えるのですか」と役者が尋ねます。
「ウーム」ややあって「笑わせるところを区切りにしているようで」と落語家が答えます。
「落語は覚えるものではありません」と言ったのでは、あまりにもにべなしと思って、でしょうか。

ハウ・ツゥを聞きたがるのは、どうやら愚問の部に属するようです。
筋書き作りが先に行われた対談のまねごとには、こういうこともありがちなのでしょう。

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