学校給食はなぜ必要なのでしょうか。
理由はひとつ、給食を提供する仕事をなくさないためということしか考えられません。
その仕事で暮らしを立てている人がいるからなくせないというのは、議員定数を減らさない理由と似ています。
学校の全員均一給食は、大東亜戦争終結の直後、家計の理由から弁当を持ってこられない子供が圧倒的に多かった時代の名残です。
いま給食がなくなって、弁当を持ってこられない子供が多いとしたら、その理由は、弁当を作るのが面倒、してもらわなければ損、あるいはみんな同じがいちばんという、親の生活態度に帰することがほとんどでしょう。
学校で、全部の子供が同じものを食べなければ、共通感覚や共同意識が生まれないということはありません。
子供はそれぞれのからだや生活環境にあったものを持ってきて食べればよいのです。
なかには家計の理由から弁当を持ってこられない子供もいるでしょう。
そういう子だけに給食を提供すればよいではありませんか。
それを片手落ちなどと責めたてるのは、吝嗇と強欲の宣伝にしかなりません。
食べものを提供する仕事は、学校以外にもかならずあります。
人間の社会では、食べものを作る仕事は無限です。
日本の役所には、頭のよい公務員がそろっていますから心配はいりません。