飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

チェンソーのオイルポンプ修理。

2016-12-18 13:50:40 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
先日、薪を作るために古いチェンソーを使っていたところ、ソーチェンのオイルが出なくなりました!

オイルポンプの故障です…。

このチェンソーは私が一番最初に買ったもの…。もう7年間使いたおしたものです。

ホームセンターで買った安物ですから、修理依頼はきかないでしょう。

パーツだって手に入るかどうか分かりません。

でも、直せるものなら直してやりたい。

そう思い、オイルポンプの修理に挑戦してみました。




まずソーチェン側のカバーを外します。

オイルポンプは中央の丸い部品遠心クラッチの下にありますから、まずはこの遠心クラッチから外さなければいけません。

遠心クラッチを外すには専用工具が必要ですが、私は身近にあるもので自作しました。



アルミの角棒に穴をあけボルトを入れただけ…。これで十分外せます。



二つあるクラッチの隙間にボルト部が入るようにこの自作工具を入れて外すのですが…。

このままだとエンジンも一緒に回転してしまうため、外すことが出来ません!

そこで…。



プラグ穴からロープをいれて、エンジンが回転することを防止しておくのです。

これで、先の自作工具を時計回りに回せばクラッチは外せます。

チェンソーのクラッチは、逆ねじになっているのです。

クラッチが無事に外せました。



クラッチ周りの部品を外すとオイルポンプ部のカバーが見えてきます。



このカバーを外すと、いよいよ目的のオイルポンプが見えてきます。



中央の白い棒状の部品です。

チェンソーのオイルポンプは、エンジンが回るとウォームギアでこのポンプが回り、オイルが供給される仕組みになっています。

このポンプを取り外し点検してみますが、異常箇所は無いようでした。

ソーチェンへのオイル供給システムって単純な構造で、この部分の故障原因はポンプ部の欠陥かオイルパイプの詰まりしか考えられません。

どうやらオイルが供給されないのは、途中のパイプに詰まりがあるようです。

確認してみると…。



やはりオイルポンプ前のこのパイプに詰まりがありました!!

息を吹いてみたら、まったく空気が通りませんでした。

原因はわかったけど、はてさてこの詰まりをどう解消するか…。

仕事場にあるものを見ているうちにひらめきました!はんだを通してパイプの中のごみを出してやれば良いのです!



はんだを回しながら押し込んでみると、パイプの中のごみが押し出されました!

実は、オイルの吸い取り口にスポンジのフィルターがかぶせられているのですが、これが経年劣化でボロボロになっていたのです。そして、その破片がパイプを詰まらせていました。

フィルターが詰まるなんて、ちょっと皮肉です…。

チェンソーを組み上げて、一度ソーチェンオイルを全部抜き、中をガソリンできれいに洗浄しておきます。

これで、とりあえずは大丈夫ですが、フィルターがない状態なので、今後オイルにゴミが入らないように注意しなければなりません。

チェンソーのエンジンをかけてオイルが出ているか確認してみます。



木にオイルが飛んでいます。バッチリ直っているようです。

私はこのチェンソーの他にも、ちょっと大型のチェンソーを持っていますが、やはり、小枝を切るときなんかは今回壊れたような小さなチェン

ソーがあった方が便利です。

このチェンソーがダメになったら、ちょっと良い小型のチェンソーを買う予定でいましたが、安物といえどもまだまだ使えそうで

す。


チェンソーの修理の勉強にもなるので、このチェンソーもできるだけ自分で修理して末永く使ってやろうと思います!
コメント (2)
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