飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

意外に使う「薪ストーブ間接照明」!

2017-12-31 18:03:55 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
我が家の薪ストーブには、他にはない特徴があります。

それは…。



炉壁の後ろに間接照明を設けたことです。

これ、もともとは女房のアイデアで、ちょっと考えると突拍子もない物に思えるのですが…。

考えてみると、炉壁って、薪ストーブから出る強烈な輻射熱を遮断するためのものであり…。

炉壁の後ろは、思いのほか冷たいのです。

だから、そこに照明器具を置いても、ちゃんと性能を満たした炉壁ならば、何ら問題ないわけです。

しかも、狭い隙間から出る光は、間接照明の効果は「大」であり、美しい光を作ってくれます。

更に、前面には「煙突」があるわけであり、まっすぐ天井に向かって伸びる煙突を、思いがけず、美しく演出してくれるわけです。


最初、この炉壁を作ったときは、

「面白そうなアイデアだから、ちょっと遊んでみるかな?」

くらいの軽い気持ちでトライしたのですが…。

実は、ほとんど毎日のように、この間接照明を使っているのです!!!

これは、間接照明効果で、より、薪ストーブの炎が美しく演出され、それを楽しむということももちろんあるのですが…。

意外にそれ以外の実用的なこともあったのです。

まず、外出するとき…。

帰ってきたとき、家が真っ暗では、明かりのスイッチを探しづらいものです。

しかし…。

この間接照明をつけっぱなしにしておけば、帰ってきても真っ暗ということはありません。

もともと、LEDの省電力タイプの電灯を使っているので、電気代もさほど気になりません。

また、我が家には室内飼いの犬がいるのですが…。

同じく犬を家において、外出する時も、この間接照明をつけていれば、それほど不安がることもありません。

つまり、ちょっと家を離れる時には、いつもこの間接照明を活用しているのです。



最初、作るときは単なる「遊び心」で作ってみた炉壁の間接照明ですが…。

実際あると、おしゃれな上に、これ便利です!

価格的にも、LEDとそれのソケット、コードにスイッチ、コンセント。これだけあれば出来るため、2000円ほどで出来てしまいます。


ちゃんとした炉壁があるならば、結構、この炉壁間接照明はお勧めですよ!

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窓落下事故に怒りました!

2017-12-23 09:05:19 | 日記(diary)
アメリカ海兵隊の普天間基地所属のCH-53ヘリの窓が、同基地近くの小学校に落下したこの事故。

私は同事故のアメリカ海兵隊の後処理に、今、怒っています!

幸い今回の事故は、子供が軽いけがをした程度で済んでいますが、これは、間違いなく死亡事故につながるものです。

このような事故は、二度と繰り返さないように、万全な対策をとらなければいけないはずです。

しかし、アメリカ海兵隊はわずか一週間で同ヘリの飛行を再開し、しかも、「人為的ミス」の一言で片付けて、根本的な事故防止策はとっていません…。

これは、はっきり言って航空機を運用する者として、「怠慢」としか言いようのない処置です。



「事故」は、いくつかの事故の要因が重なったときに起こるといわれています。

それを分かりやすく説明したものに、スイスチーズモデルというものがよく使われます。

これは、穴の開いたスイスチーズを「防御壁」に見立てて、それの穴が重なったときに事故が起こると説明したものです。



今回の普天間基地での事故も、まさにこれが当てはまります。

確か私の記憶が正しければ、ヘリコプターはどんな機種にも緊急脱出用に、窓のどこかが必ず外れるようにしていたはずです。

これは、クラッシュなどでヘリコプターが変形し、ドアが開かなくなって脱出できなくなることを防止するためのものです。

当然、今回事故を起こしたCH-53も、窓が外れるようになっていたわけですが…。

それが飛行中に外れてしまったわけです。

安全策で講じた窓が外れるという手法が、逆に今回のように子供の身が危険になってしまうような結果になってしまっては、これは何らかの改善策をとらなければいけない筈です。

その何らかの安全策を講じないアメリカ海兵隊に、私は怒っているのです!



今回の事故を、ネット上で調べてみたのですが、この事故の要因は、まず…。

緊急脱出用の窓を開くためのレバーを固定するためのワイヤーが外れていた。

そして、

その窓のレバーに不用意に力が加わり、窓が外れてしまい落下した。

と、いうもののようです。

この二つの要因が、上でご紹介した「スイスチーズモデル」の抜け穴を通り過ぎて、事故になったものだとの思います。


今回のように、子供の身が危険にさらされるような結果となった事故は、アメリカ海兵隊としてもその結果を真摯に受け止め、今後、同様の事故を繰り返さないためにも、万全の対策を施すべきではないのか?

私はそう考えるのです。


例えば、フライト前のチェックにおいて、整備士のみではなく、緊急脱出など乗組員の命にかかわるようなことは、その命を預かるパイロットも、フライト毎に必ずチェックしなければならないという、「違う人間による二重チェック」を義務付け

るシステムに変更するなどの手法をとるとか…。


また、ハード面においても、緊急脱出用の窓は、必ず外に落ちないように内側に外れるようにするとか…。

あるいは、どうしても安全上外に外れるようにしなければいけないのであれば、一度内側に引かないと外には外れないようにする、ワンアクションを加えるような機構に変更するとか…。(窓が外れないときは、人は本能的にその窓を前後に揺さぶると思います。)

ちょっと私が考えたものですが、このような具体的な安全策を、アメリカ海兵隊が提案し、それを実施していかなければ、付近の住民の方も納得できないのではないでしょうか?

私はそう思うのです。



今回、半ば強制的に「人為的ミス」で片付けて、わずか一週間でCH-53の飛行を再開したアメリカ海兵隊…。

私はそのような事故に対する対策に関し、怠慢な体制をとるアメリカ海兵隊は、そのうち、アメリカ海兵隊自信に、別な要因での重大な事故が発生してもおかしくないと思います。
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私からの旅グルメ情報 その7

2017-12-16 08:48:02 | 旅(freedom person)
今回はかねとも寿司さんをご紹介しましょう!

このお店、以前から旅人の間で話題になっているお店です。

特に、ライダーさんにはとても人気が高いお店でした。

ただ、人気が高すぎてなかなか入れず、昼前にはネタ切れで閉店!なんてことが当たり前だったため、私もなかなかこのお店に入ることができませんでした。

しかし、ことしからご主人の案で、営業方針の変更があり、パック詰め寿司で販売するという手法をとることにより、比較的多くの皆さんがここのお寿司を味わえるようになりました。

パック寿司といっても、下の写真をご覧になれば分かると思いますが、アワビや積丹ウニなどの高価なネタが惜しげもなく盛りこまれた、とてもお得感あふれる内容のものです。


このお店、場所は北海道は石狩市の少し北、厚田という小さな漁港の近くにあります。

この厚田漁港は、朝市でも名が知れた港でもあります。



さて、今回ご紹介するかねとも寿司ですが、とにかくネタの一つ一つが美味しいです。



ご主人の寿司職人としてのこだわりなのだと思いますが、手抜きがなく、とても丁寧に一つ一つのネタが仕上げられていると思います。

以前は、ご主人の気まぐれで、いろいろとサービスもあったと聞きますが、人気が高くなりすぎたので、現在はそのようなサービスがなかなかできなくなっているようです。

現に、私たちが今年の夏このお店に行った時も、ほとんどひっきりなしにお客さんが来てしまい、お店につまれたパック寿司もどんどんなくなってしまう光景を目にしました。

とにかく、噂には聞いていましたが、とても人気が高いお店のようです。


ただ、ご主人もご高齢ということもあり、いつ引退されてもおかしくないと思われるため、このお店に行ってみたい方は、お早めに行くことをお勧めします。




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ヒートシールドの思わぬ副産物

2017-12-10 09:10:30 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
前回は7シーズン目にして、ようやく以前より気になっていた壁の熱を抑えるために、ヒートシールドを取り付けたと報告致しましたが…。

実は、このヒートシールドが思わぬ副産物をもたらせてくれました。

それは…。

煙突の温度が、かなり正確にわかるようになったのです!

薪ストーブを焚くに当たり、煙突の温度を知ることは、思いのほか大事なことだと思います。

それは、煙突の温度がドラフト、つまり、煙の吸い上げの力に直結しているからです。

煙突の吸い上げが強ければ、薪ストーブの燃焼は安定します。

特に、高性能ストーブで二次燃焼機能が付いたものは、煙突の温度を知ることは重要だと思います。

で、まずは論より証拠。次の写真を見てください!

煙突が冷えている時。



そして、炎の勢いが強まり、いよいよ二次燃焼!



で、この時のヒートシールドの隙間は、



分かりますよね!

ヒートシールドの間隔が明らかに違うんです!

これは、薪ストーブの煙突にはスライド管というものがあるために起こる現象なんです。

で、そのスライド管とは…。



煙突の熱膨張による寸法の変化を逃がすことを目的とした、スライド機能のある煙突の一種です。

通常、薪ストーブの煙突は、そのつなぎ目はタッピングビスで固定されますが、このスライド管だけはタッピングビスで固定しません。

なぜかというと、熱膨張する煙突に対し、その膨張した寸法を逃がしてやることを、スライド管は目的としているからです。

このスライド管があるおかげで、煙突が熱膨張しても、煙突が天井を持ち上げることもなく、うまく焚くことができるんです。

で、上の写真でご紹介したヒートシールドの隙間の違いなんですが、この煙突の熱膨張による寸法の変化だったんです。

我が家の室内の煙突は、約3メートル弱…。

この寸法でも、写真のようにこれだけ煙突の寸法が変化してしまうんです!

当然ですが、今回取り付けたヒートシールドは、このスライド管のつなぎ目をまたぐように取り付けてしまうと、ガリガリと煙突本体をひっかいてしまうことになってしまいます。

そのことは、ヒートシールドを取り付ける前から分かっていたので、スライド管のつなぎ目のところは、煙突の熱膨張を考慮して、ある程度の隙間を設けて取り付けていたのですが…。

正直、これほどはっきりと煙突の熱膨張が確認できるとは思っていませんでした。

そして今回、このヒートシールドの隙間を確認することで、とても正確に煙突の温度を把握することができることに気が付いたのです!

通常は、煙突の温度は「温度計」を使って調べていますが、我が家のように室内の煙突の長さが長い場合は、上記の方法で煙突の温度を知ることもできるんですね!




このヒートシールドの隙間…。

今はとても我が家の薪ストーブの燃焼管理に役に立っています。

煙突の温度は吸い上げの力を表しています。つまり、煙突の温度を知ることが、その後のストーブ本体の温度を知ることになるからなんです。

煙突が十分にあったまっていれば、割と早いタイミングでダンパーを閉めても、うまく二次燃焼に入ってくれます。

また、ストーブの温度が十分高く、尚且つ、煙突の温度も高いときは、そのうちストーブが過燃焼に入る予兆でもありますから、前もって空気を絞ってそれを防止することもできます。

普通ヒートシールドって、そんな目的は持っていないのですが…。

物は使いようですね!




コメント (2)
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今更ですが…。

2017-12-03 11:39:00 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
今朝は寒かったので、思わず薪ストーブに火を入れてしまいました。




さて、今更なんですが…。

薪ストーブ7シーズン目にして、室内の煙突にヒートシールドを取り付けました。



ヒートシールドとは、煙突の熱から建物を守るものです。

このヒートシールドがあれば、煙突からの輻射熱をおおむね遮断してくれます。

実は、薪ストーブを設置するとき、ネットで探した薪ストーブ設置マニュアルに従って、煙突と壁との安全距離を確保したはずだったのですが…。

壁がすごく熱くなってしまったのです!

これはおかしいんじゃないか?と、ずっと考えながらも、壁が熱くなるのはガンガンにストーブを焚いている時だけに限られていたので、ずっと様子を見ていたのですが…。

考えてみれば、私が参考にした薪ストーブの設置マニュアルはクリーンバーン機のもの。

それに対し、ウチの薪ストーブ「アクレイム」は、背後で二次燃焼するエバーバーン方式というもののため、ストーブの後ろ側がとても熱くなるのです。

従って、炉壁をはじめ後ろの壁までが、クリーンバーン機よりも熱せられてしまうのです。

煙突からの輻射熱だけならば大丈夫だったのですが、上記の理由でストーブ背後の熱も加わるために、余計に壁が熱せられていたというわけです。

何年か注意しながら様子を見ていたのですが、やっぱり不安に思えてきて…。

加えて、煙突メーカーのヒートシールドの効果についての説明書きに、私の心を決めさせた殺し文句がありました…。

煙突からの熱を和らげる他、空気断熱二重管と同じ効果があります!

ウチはそもそも室内を、断熱性のないシングル管を使っています。

しかし、シングル管では冷えやすいため、ドラフト(吸い上げ)が弱く、二次燃焼が安定していなかったのです。

今回今回ヒートシールドをつけることによって、前から気になっていた後ろの壁への熱の放射を防止する他にも、煙突の性能を向上させてくれる効果があるかも知れなかったのです。

この「一石二鳥」の効果が私の心を決めさせました。

そして、実際にヒートシールドを取り付けてみた感じなのですが…。

もちろん、後ろの壁はそれほど熱くならなくなりました。そして、明らかに空気断熱二重管としての効果もあるようなのです。

ドラフトが前よりも強くなっています。

その結果、二次燃焼がより安定しました。

ダンパーを閉めるタイミングも、以前よりも早くても大丈夫になり、よりストーブが扱いやすくなったのです。

もちろん最初から室内も、しっかりとした二重断熱煙突を使っていれば一番良かったのですが、もう工事が終わった後だったので、後の祭りです。

もしこのブログを読まれている方の中で、室内がシングル管の薪ストーブを使用されている方がいらっしゃいましたら、ヒートシールドを取り付けると、ある程度はストーブの性能が向上しますからお勧めしますよ!
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