飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

豊かな土地では、人の心も豊かになる…。

2023-09-25 19:21:45 | 日記(diary)

先日、おじいさんが「申し訳ないんだけど…。」

そう言って、私に助けを求めてきました。

聞けば、手押し式の草刈り機が、木の根に引っかかって、身動きが取れなくなったとのこと…。

「そんなのすぐだよ!」と、私は、おじいさんがひっかけてしまった草刈り機の救助に向かいます。

草刈り機と言っても、手押し式となると、100キロくらいの重さはありますが…。

いつも、1トンを超える大木を、ジャッキや人力のみで薪ストーブ用の薪にしている私としては…。

難なく、おじいさんの草刈り機の救助をすることが出来ました。

おじいさんは、私にとても感謝して下さり、私は直ぐに、そん場を後にしました。

その後の出来事なんですが…。

おじいさんは、小さめの段ボール箱ではありましたが、大量の栗を、私のところにお礼だと言って持ってきてくれた

のです…。

「そんなに気を使わくてもいいし、お礼にしても、ちょっと量が多いですよ~。」

私はそう言ったのですが…。

でも、せっかく持ってきていただいたのに、それを返すのもちょっと失礼かも…。

そう思って、ありがたく、私はおじいさんが持ってきてくれた栗を頂きました。

でも、どう考えても、ちょっと量が多すぎ!

そう思って、私は、自分が食べられる、上の写真の量だけ頂いて…。

残りは、いつも出入りしているパラグライダースクールの皆さんにもらって頂くことにしました。

皆さん、喜んで持って帰っていただいたおかげで、あっという間に大量の栗が無くなりました!

 

今回のこの出来事で考えたのですが…。

ここ、茨城県石岡市八郷地区は、自然豊かで畑も多く、今の時期になると、多くの実りをもたらします。

その実りを、地元の方は感謝しながら収穫するわけですが…。

実りが豊か過ぎるので、結局、消費しきれずに、近隣の方におすそ分けするのが、もはやここでは当たり前となって

います。

つまり、とても豊かな土地で、皆さん、とても大らかな生活をされているわけです…。

 

私は思うのですが…。

豊かな土地で、豊かな実りを得ていれば、それを、周りの方にも分けることを考えるわけであり…。

こんな豊かな場所で生活していれば、人の心も大らかになり、おのずと争いごとなどが起こらなくなるように思える

のです…。

 

12年前の東日本大震災の時も…。

電気や流通がストップしたことにより、スーパーやコンビニが全店休業となりましたが…。

この時、ほとんど挨拶くらいしかしていなかった近所の方が…。

「食べるものないでしょ!」と言って…。

自分の畑で獲れた野菜を、わざわざ私のところまで届けてくださったことがありました…。

これは本当に感謝しました。

 

こんな風に、自分が満たされた環境にあるならば、周りの人を助けようとする考えが生まれてくると思うんです。

そして…。

結局は、みんなが豊かで平和な生活を営むことが出来るようになると思うんです…。

不幸にして、歴史の中で繰り返されてきた戦争って、結局は「奪い合い」が発端なんですよね…。

でも、奪い合いからは、決して幸せは生まれません…。

 

みんなが豊かで、実りを分け与えられる余裕があれば、決して争いなどは起こらず…。

みんなが幸せになれるのでは…。

そんな風に、私には思えるんです…。

 

 

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競技人口低下に歯止めがかかるか!

2023-09-19 08:36:53 | ハング(hangglider)

順調に?右肩下がりのハンググライダーの競技人口。

それに歯止めをかけるために、競技の面白さを知ってもらう大会があってもいいのでは?

その目的で作られたのが、「Fledge杯」です。

JHF(日本ハング・パラグライディング連盟)の競技委員会が立ち上げたもので、

9月17日18日の2日間、茨城県の足尾エリアで開催されました。

今回は、関西からも、わざわざ複数名の選手が来てくださり…。

Fledge杯としては、最も盛り上がったものとなりました!

 

Fledge杯は、これから競技を始めてみたいという、競技初心者の大会…。

そのため、多くの選手が大学生という、ちょっと最近では見ないくらい、平均年齢が低いもの…。

当然ですが、初めてお目にかかる若い方も多くて…。

今回は皆さん、このFledge杯で、ハンググライダー競技の面白さを、存分に体験されたようです。

 

当日は天気にも恵まれたものの、風の状態がイマイチでしたが、それでも皆さん、元気いっぱい飛ばれていまし

た。

参加選手は20名ほどでしたが、Fledge杯は、数を重ねるほどに参加選手が増えています。

おそらくですが…。

今回参加された方々は、このFledge杯で競技の面白さを知ったため…。

ほとんどの方は、そのまま上級クラスの大会にも出場するようになると思います。

そういう意味では、ハンググライダー競技人口の減少に、歯止めをかけることが出来る活性剤として…。

大いに期待が出来ると思いながら、今回私は観戦していました。

 

ほぼ同じ日程で、この足尾エリアで、ハンググライダーの※クラスⅤの競技も行われていましたが、Fledge杯の選

手にとっては、目の前で高性能ハンググライダーの競技を見られたことも、良い刺激になったと思います。

※クラスⅤとは、アルミパイプで出来たハンググライダーと違い、飛行機と同じ構造を持つ、主にカーボン樹脂で

出来たハンググライダー。高性能だが、一機300万円以上とかなり高価。上の写真の手前の機体がそうです。

 

以前より「何かしら手を打たないと、ハンググライダーの競技そのものが無くなる…。」

そんな危惧を私はずっと感じていたのですが、今回のFledge杯を見ていて、かなり良い方向に向かっていくので

は?

そんな嬉しさを感じました!

 

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世界をアッと言わせました!

2023-09-12 14:06:38 | ハーネス(HG harness)

夏の初めに製作した、弊社最新ハーネス「X-RACER2マケドニアエディション」。

この8月に開催された、マケドニアでのハンググライダー世界選手権にて…。

狙い通りに、世界選手権の選手たちを、アッと言わせることが出来ました!

 

このハングハーネスは、基本的には、従来のX-RACER2と変わりないのですが…。

今までのデザインから抜け出したかったので、カラーリングを一新してみました!

そもそも、新型コロナの影響で、2年前の世界選手権が中止となっていたため…。

今回開かれる大会は、4年ぶりとなります。

そのため、このX-RACER2が、世界のひのき舞台に現れるのは、今回が最初であり…。

このハーネスが持たされているいくつかの機構は、初めて世界の選手たちが目にしたことになります。

中でも、多くの選手たちが注目した機構がコレ↓

RPSと名付けた、自動伸縮プレートです。

もちろん、私が開発した世界初の機構です。

構造そのものは単純ではありますが…。

数時間にも及ぶ、ハンググライダー競技において…。

パイロットの肩の負担を、効果的に軽減してくれるものです。

従来のものだと、ランディング時に、ヘルメットがバックプレートにぶつかってしまってたんですね!

その他にも、3D裁断を駆使したフェアリングや、テールコーンの構造など…。

更には、自主開発したピッチアジャスターなども…。

弊社オリジナルのものが、世界の競技者の方々には目新しいものでした。

中でも…。

この方が、特に注目し、いっぱい写真を撮っていたそうな…。

ネネローター→ホームページ

このメーカー、現在、世界で一番売れているものです。

技術的にも高いものをもっており、この製作者ネネ氏は、私も敬愛しています。

そのネネ氏が、私の作品に一目を置いてくださったのは、私にとっても光栄なことです。

 

今回、このハーネスを使用した、日本代表のIガキ氏も、高い評価を出してくれ…。

世界選手権での成績も、6位と大健闘してくれました。

私とタメ年の還暦ですが、この成績はたいしたものだと思います。

 

今回、この作品を世界に公表出来、そして、皆さんが評価して下さったことは、この上ない幸せと感じています。

おそらく、私のアイデアが、どんどん他社に使われていくと思いますが、それこそが、私が望んでいることでもあり

ます。

そうやって、みんなが良いものを取り入れていって、結果的に、安全でいいものが出来れば、それでいいと私は考え

ています。

 

もともと、私がハーネス作りを始めた目的は、お金のためではなく、自分のアイデアで、世界をアッと言わせたかっ

たから…。ですから。

 

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ご近所さんがテレビに出演!

2023-09-06 15:37:01 | 日記(diary)

私が北海道の旅から帰ってきた、8月29日…。

実は、ご近所さんが、NHKの番組「いいいじゅー」に出演していました!

この番組ですね!

友近さんがナレーションをされていて、火曜のお昼に放送しています。

…。

で、取り上げられたご家族が…。

いつも顔を合わせているご近所さんです!

 

この「いいいじゅー」という番組ですが…。

最近流行の、「自分らしい生き方」を求めて、田舎に移住する若者たちを取り上げた番組です。

私自身も、そんな生き方を求めて、ここに移住してきたので、この番組は大好きでした!

でも、NHKが取材に来ていたなんて、知りませんでした!

今回取材を受けた方は、もともとはこちらの出身だったんですが…。

一度海外にまで出られた末、改めて自分の生き方を考えられて、再びこの地にUターンされたそうです。

現在は、八郷留学と名付けられた、子供たちに自然体験をさせる活動をされています。

テレビでは取り上げられていませんでしたが、日ごろは地域おこし協力隊の方たちからの仕事も請け負っているよう

ですね!

この八郷留学、ご近所なので、いつもその様子を見ていましたが、子供たちが生き生きと動き回っていて、見ていて

微笑ましいです!

また、私の家のすぐ裏で、その子供たちがキャンプしていたりすることもあり、実は、私も気になって覗きに行くこ

ともしばしばありました。(笑)

いずれにしても、良い活動だし、活気があって楽しく感じています。

この地区の方たちも、皆さんとても好意的に見ています。

以前、このブログでも取り上げましたが、私の住む茨城県石岡市八郷地区って、とても、面白い場所だと思います。

こちら→面白い八郷盆地

そのことに気づき、多くの若者達が、この八郷地区に移住してきています。

いつの間にか、そんな方たちと交流を持つようになり、私自身もここで楽しく暮らさせていただいています。

 

この先ですが、おそらく、そんな方たちが力を合わせて、この場所をもっと面白くしていくのではないか…。

私は今、そんな予感がしています…。

 

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