先日北海道を旅したときの話です。
実は、あるご夫婦から遊びに来ないかとお声をかけて頂いておりました。
コウさんみぃさんご夫妻で、このお二人、もともとは和歌山に暮らされていましたが、二人の夢であった北海道での暮らしを実現され、屈斜路湖近くの弟子屈というところで現在住まわれています。(ブログやられています。 暮らしの既存&創造)
このお二人とはご縁があり、実は、かつてはハンググライダーを通してお会いしておりましたが、残念ながら一度は疎遠となってしまいました。
ところが、お二人が北海道に移住した後、薪ストーブをセルフビルドで設置することになり、ネットでいろいろとセルフビルドの情報をとっていたところ、この「飛行中年」のブログを発見。読み進めているとハンググライダーのカテゴリーがあり、「あれあれこの人って!」と、かつて私とお会いしていたことに気づいて下さったのです!
そんなことで再びご縁が生まれて、今回はお二人のお家に誘って頂いたのですが…。
そこで私達夫婦はコウさんみぃさんのご紹介で、すごい人に出会ってしまいました!(コウさんみぃさんも十分凄いのですが…。)
最初にご紹介する方は、beeご夫妻。
なんと、奥さんが自然林とヒグマくらいしかいないような北海道の原野の土地を、ネットで「ポチっと」してしまったことからすべてが始まったとのことです。
ご主人が現地に足を踏み入れるまでに3日かかり、開拓を進めながらついにはログハウスまで建ててしまうという武勇伝の持ち主ですが、あまりに話が凄かったため、TV番組にも取り上げられてしまったそうです。(ブログやられています。ゼロから始める田舎暮らし)
そしてもう一人の凄いお方。
この方はbeeご夫妻のすぐ近くに住まわれているM田氏といいますが、北海道の原野のなかでヘリコプターのキットを作り上げ、正式に認可を得て自宅の庭先からヘリを飛ばされています。
更に、現在は「tailfirst」というカナード(先尾翼)のホームビルト機を製作中!
この機体、セスナなどの軽飛行機に使われているものと同型のエンジンを積みながら、その巡航速度はセスナより100キロ以上早いという高性能機。
二人乗りで全輪引き込み脚を採用し、カーボンのコンポジット構造という複合材主体の最先端の構造を持っています。
この構造は、一般的な自作飛行機でよく用いられている、木製や全金属製の機体に対し性能は良いのですが、はるかにその製作に熟練を要する難しいもので、正直こんなすごいホームビルド機を作る人が日本にいたことに驚いてしまいました!
ちなみにM田氏のホームページbilder's memo
同機の兄弟機は、噺家の桂文珍さんが日本で唯一所有していたと思いますが、まさか北海道の原野の工房で、しかも、ホームビルト機の形で他にも存在していたことにとても感動してしまいました!
完成した暁には、その大空を飛ぶ姿を、たとえ北海道でも是非見に来てみたいと思いました!