誰しも炎の前でくつろぐことは気持ちの良いことです。
そんなイメージだけが先行しがちな薪ストーブ‥。
しかし、薪ストーブを楽しむためには、前回までもご紹介したように、イメージだけではなかなか持て余してしまうものがあることも事実です。
もし、このブログをお読みの方で、薪ストーブに興味を持たれた方は、一度以下のサイトをお読みになることをお薦めいたします。
Flame Watchers 薪ストーブ全般を紹介。
誰も言わなかった薪ストーブの話 http://www.woodstove.jp/
イメージだけで薪ストーブを買ってはいけないことを紹介。
これらのサイトは、良心的に薪ストーブの実際について、そして、良い薪ストーブとその設置等について説明されています。
私はこのシーズンから薪ストーブの愛好家となりましたが、とにかく良かったと思っています。
どんなに寒い夜でもとても暖かいし、美しい炎には毎晩癒されます。
そして、私以上に女房も薪ストーブにハマり、毎晩薪ストーブを使って料理を作ってくれます。
そんな炎のある生活を続けるうちに、私の中にある思いが生まれてきました。
それは、「自然を大切にしなければいけない」ということです。
薪ストーブは石油などの化石燃料を必要とせず、とても自然にやさしい暖房器具です。
意外かもしれませんが、薪ストーブはCO2を増やすことがありません。
燃料になる「木」は、太陽のエネルギーを吸収して、空気中のCO2を分解して炭素を取り込みます。
それを燃やしても、もともと自然にあったCO2になって空気に戻るだけであり、言いかえれば、形を変えて太陽のエネルギーを再び放出して暖をとっているといっても良いわけです。
このように薪ストーブは環境にとても優しいのです。
しかし、私は燃料となる薪を、汗を流しながら集めているうちに、人間が自然をおろそかにしていることが、よく見えるようになってきました。
邪魔になるからと木を切ってしまい、無造作に捨てられてしまう‥。
この行為が木にとってはもちろんのこと、自然にとってもいけないことのように思えてきたのです。
木は生きていたもの。それの最後を見とって、木に感謝しながら暖をとることが、とても自然で良いことのように思えてきたのです。
石油にたよった今の生活の中で、森の自然を見ると、木が生え放題で弱ってしまっています。
昔はそれでも良かったのですが、現在は人間が酸性雨を発生させ、そして、キクイムシなどの害虫を異常発生させています。
このような環境の中では、人間も森の保全に努めなければならないと思うのです。