飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

薪ストーブの最終メンテナンス!

2018-06-29 21:09:08 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
関東甲信地方では梅雨が明けたそうな…。異常に早すぎる梅雨明け宣言が多少心配ではありますが…。

さすがにこの後薪ストーブに火を入れることは無いだろうと思い、シーズン最後のメンテナンスを行いました!



既に煙突掃除もろもろは終えてはいたのですが…。

やはり、「まだまだ焚きたい!」という欲求があるため、最終的なメンテナンスがあと伸ばしにしていました!

その最終的なメンテナンスとは…。

薪ストーブは夏を超える前に、異常が無いかチェックし、錆を防止するために灰を取り出しきれいに清掃し、CRCなどの油を内部に塗布しておいたほうが、より長持ちするのです。


まずはストーブの内部の耐火煉瓦が二次燃焼室周りを取り外します。

そして、たまった灰をすべてきれいに掻き出します。

清掃が終わったら内部をチェック!

我が家の薪ストーブ「アクレイム」は、もう7シーズン使っています。それも結構ハードに…。

二次燃焼ボックスを見ると、さすがにかなりくたびれてはいたのですが…。

次のシーズンが終わったら、内部のガスケットの総取り換えを行う予定であり、その時に一緒に二次燃焼ボックスも取り換えると効率が良いので、もう1シーズンこの二次燃焼ボックスには頑張ってもらうことにしました。

この二次燃焼ボックスは、断熱と密閉の二つの役割がこなせれば大丈夫なので、少し崩れて密閉が悪くなったところは、ガスケットをほどいた繊維を詰め込み、必要ならばストーブセメントで埋め合わせて補修しておきます。

そして今回、さすがにハードな使い方をしていたので、アーチブリックが完全に割れてしまい、補修が効かない状態になっていました。

この部品は、「蓄熱」を目的としている部品のため、割れていても使えるといえば使える部品なのですが…。

あとあとのメンテナンスが大変だし、既に同部品は調達していたので新品に取り換えました!



サイドの耐火煉瓦も新品は調達していたのですが、とりあえず使えそうだったので今回はそのままです。

来年ガスケットの総取り換えと二次燃焼ボックスの交換の時に、一緒に交換しちゃいましょう!


これで今年の薪ストーブのメンテナンスは終了!

2年前にオーバーホールをしたのでこんなもんでしょう!

来年はちょっと大掛かりなメンテナンスになりそうです。


これでしばらくは薪ストーブを使わない生活になります。(…と、いっても9月末には再び火を入れると思いますが…。)

また、この先ストーブに火を入れなくても、外部に錆が出てくるので、定期的にストーブポリッシュで磨く必要があります。

なんだかんだと結構手がかかるのですが…。

やっぱりこれだけ手がかかっても、あの「冬の温かさ」を知ってしまうと、そのメンテの手間も「楽しみ」に変わってしまうから、やっぱり薪ストーブってすごいです!

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中国残留孤児って知ってますか?

2018-06-19 20:47:07 | 人生論(life)
今の日本の社会の中で、マスコミやネットなどで「中国」を叩くような文面のものを目にすることがあるのですが…。

はっきり言って、同じ日本人としてそのような行為を私は恥ずかしく思います。

なぜそのように中国を毛嫌いするのか…。

確かに日本叩きをしたり、日本を毛嫌いする中国人の方はいます。しかし、それは一部に過ぎないはず…。

なのに…。妙に中国人みんなが日本が嫌いかのような報道をして…。

少し視野が狭すぎるような気がしてならないのです。


もともと日本は、太古の昔から中国より多くのものを学んでいます。

水稲栽培から始まり、遣唐使の派遣より仏教や多くの学問が中国から入ってきました。

鑑真和上は、日本の仏教を立て直すために、その生涯を日本に捧げています。

そして…。

皆さんは中国残留孤児ってご存知でしょうか?

もう若い方には分からないかもしれませんが、中国に残された日本人の赤ん坊が中国残留孤児となっています。

なぜそのようなことになったのか…。

そのことを今一度整理し、隣国の中国との関係を考え直してほしいと思い、今回このブログを書かせていただきます。




19世紀から20世紀中ほどにかけ、世界の国々は自国の豊かさにつながる行為だと、大義名分を謳いながら多くの間違いを犯していました。

そんな中、日本も中国の北東部に「満州」という国を作ってしまったのですが、そのいきさつは…。

満州は本来中国の領土でしたが、日露戦争の結果、当時の二大帝国主義国家であるロシアと日本が、弱体化していた中国の頭越しに1904年に条約を結び、日本は満州での権益を獲得しました。

日本が手に入れたのは南満州鉄道の経営権と遼東半島の租借権だけでした。そしてそれを護る為に派遣されたのが日本陸軍の関東軍と呼ばれる部隊でした。

しかし関東軍は日露戦争の結果ロシアから譲り受けた権益だけでは満足せず、満州全土を日本のものにしてしまえと1931年に軍事行動を起こします。

いわゆる「満州事変」です。

関東軍は、中国軍が攻めてきたから反撃しただけ、と言い訳けをしましたがもちろん誰も信じません。

昭和天皇は激怒、「今後私の承認なしに軍隊を動かす事はまかりならん!!」と。しかし結局は後承諾。それどころか陸軍が一丸となって天皇を無視し、首謀者たちは爵位を受けたり昇進したり、、、。

いわゆる「軍の暴走」がここから始まったのです。

関東軍の満州侵略は世界から非難され、中国の提訴によって国際連盟が調査団を結成。日本、中国、満州を訪問して調査活動を行いました。

日本は国際連盟が日本に対して要望を出す前に、1932年に「満州国」を設立(のちに満州帝国と改名)。20年前に崩壊していた清王朝の廃帝の溥儀を引っ張り出して満州帝国皇帝にしました。

映画「ラストエンペラー」で紹介されたあの溥儀です。

「満州は中国人がトップの独立国だ!」と関東軍は言って世界を誤魔化そうとしました。しかし現実は満州国は100%日本の傀儡国家(日本の言いなりになる操り人形の国)でした。

そして1933年、国際連盟総会で満州国を否定する決議が全会一致で成立(反対は日本だけ)。その結果に日本は仕方なく国際連盟を脱退。

そして元から住んでいた中国人農民を追い出して日本から大量の開拓民を導入し、実質日本の国の一部のようにしました。

と、ここまでが「満州」ができたいきさつですが、ご存知のように日本は戦争に負けます。

そのとたん…。

満州にいた日本人は地獄を見ることになったのです。

敵国の真っただ中にいた日本人の多くが虐殺されました。

殺されまいと必死に逃げる日本人…。

この時、まだ何も分からず、いつ泣き出すかも分からない赤ん坊が邪魔だったのです。

赤ん坊を抱えた日本人は、一部の望みを託し、その赤ん坊を置き去りにしたのです。

ひょっとしたら、心ある中国の方に拾われて、育ててもらえるのではないかと…。

これが「中国残留孤児」なのです。

置き去りにされてしまった日本人の赤ん坊…。

しかし、その多くは心ある中国人の方に「赤ん坊には罪はない」と拾われて、わが子同然に育てられたのです。

おそらく、敵国の赤ん坊を拾い上げた中国人は、周りからは白い目で見られたと思います。

しかし、そんな逆境を乗り越えながら、日本人の赤ん坊を立派に育て上げた多くの中国人の方がいるのです。


たとえ国や政治がどのように動こうと、人間として正しいと思う道を選び、日本人の赤ん坊を育て上げる…。

私はこれこそ正しい人間の生き方だと思います。

当時、日本がこれだけ中国に嫌われていた時代に、その国の子供を拾い上げ育てた中国人が大勢いたこの事実を、私は皆さんに知っていただきたいのです。

不思議なのは、こんな大切な事実が教科書などには載せられていないこと…。

「中国残留孤児」に関することも、どんどん歴史の中から忘れ去られようとしていることです。

私は思うのですが、このような事実こそ忘れてはいけないのではないでしょうか?

そして、国と国の平和な関係を作り上げていくには、政治家同士が話し合うよりも、まずは中国残留孤児を拾い上げたような、人として正しい生き方できる人間同士がお互いの国の間で交流しあい、そして、平和へ

の道を切り開いていくことが重要だと私は思うのです…。



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がっつり焚きました!

2018-06-16 21:05:31 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
6月も中旬だというのに、妙に寒い今日この頃…。

薪ストーブブログを見ると、あちらこちらで「思わず焚いてしまいました!」という記事を目にしますが…。

我が家もがっつり焚いてしまいました!(笑)



一週間前に、煙突掃除をしたばかりだったのですが…。

私は我慢できても、犬が寒いと騒いで仕方ない!!

かわいそうなので、思わず焚いてしまいました。


我が家では、その時の寒さに応じて、段階的に薪ストーブの焚き方を変えています。

その焚き方とは…。

気温か高い時から寒い時に向かって順に説明すると…。

➀杉薪を使ってのちょろっと焚き…。ダンパー閉めずの二次燃焼なし。

➁杉薪を使ってのがっつり焚き…。ダンパー閉めてしっかり二次燃焼。

➂広葉樹のしっかりした薪を使ってがっつり焚き…。ダンパー閉めてのしっかり二次燃焼。

さらに寒くなれば、追加薪をしていき、炎を絶やさないようにしながら、時間をかけて部屋を暖めていきます。

で…。

今日の寒さでは、思わず広葉樹の薪に手を出してしまいました!

ステージ的には3番目といえるでしょうか?

薪ストーブの良さって、一度がっつり焚いてしまうと、数時間程度はその温かさが続いてくれることなんです!

我が家のストーブでも200キロほどの重さがあり、さらに、薪ストーブの後ろにある炉壁もかなりの熱を蓄積します。

そのため、今日のような寒さの時も、朝がっつり焚けば昼過ぎくらいまでは十分部屋を暖め続けてくれます。

また、薪ストーブの温かさって、通常の暖房器具とは違う温かさなんです。

それは、鋳鉄などにより豊富な遠赤外線を出すためで、まるで温泉に入っているような、体の芯まで暖かくなる効果があります。

薪ストーブを入れてから、「冷え性が治った」とか「風をひかなくなった」などの意見を聞くことがありますが、これらの効果は薪ストーブからでる遠赤外線の暖かさのためだと思います。

まあ、なんだかんだ言っても…。

部屋の中で美しい炎が眺められるのって、やっぱり最高ですね!!
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「菊盛」。おいしい日本酒見つけました

2018-06-10 09:21:14 | うんちく・小ネタ(absurd story)
おいしい日本酒見つけました!

その名は「菊盛」。



茨城県は那珂市にある木内酒造合資会社というところが作る日本酒です。

私の趣味の一つに「薪ストーブ」がありますが、この薪ストーブの趣味の集まりでは、おいしい日本酒を知られている方が多く、私はいくつかのそんなお酒をいただきました。

私はそれまでは日本酒はあまり飲みませんでしたが、薪ストーブの皆さんが持ち寄る日本酒が、どれもとてもおいしいため、私はたちまち日本酒好きになってしまったのです。

そんなおいしい日本酒のどれもが持つ特徴は、フルーティーで香りがよく、変な雑味がない…。ということでした。

原材料も「米 米麹」。これしか使っていないということもあります。

さわやかな飲み口で、口の中でフルーティーな香りが広がり、その香りがやがては鼻から優しく抜けて行く…。そして、日本酒としての味の輪郭がしっかりしている…。

味音痴な私ではありますが、私の中でのおいしい日本酒の基準はそんなものです。

で…。

今回ご紹介する「菊盛」

まさにそんな私の中でのおいしい日本酒の基準が、すべてそろったお酒だったのです!

私はこの日本酒がとても気に入りました!


このお酒。実は先日開いた我が家でのI大学とT氏との親睦会にて、I大学のチームリーダーがお土産に持ってきていただいたものです。

I大学チームリーダーは私のようにはお酒は飲みませんが、ご近所などでの「噂」で菊盛がおいしいと聞き、私のためにわざわざ買ってきてくれたのです。

この「菊盛」。いくつか種類があるうち、私がいただいたのは3種類。

若干の辛口で、どれも香りがよく、日本酒としての味の輪郭が程よくしっかりしている…。と言えるでしょうか…。

もっとも、味音痴の私がいうことですから、専門家の方に言わせれば別の評価になるかもしれません。

しかし、おいしい酒であることは間違いないと思います。


そして、この菊盛。そのお値段も手ごろで、とても良心的だと思います。

私が住む茨城界隈で、私が知るおいしい日本酒といえば…。

渡舟

山桜桃

鳳凰美田

などがあると思いますが、最初の二つについては結構いいお値段がします。

これらのおいしい日本酒に比べ、菊盛のおいしさはひけをとっておらず、それでいて求めやすいお酒だと私は思います。


せっかくおいしい日本酒を教えていただいたので、しばらくはこの「菊盛」のシリーズのお酒を、一通り試してみようと思っています。
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