最近のハーネスではパラシュートコンテナをベルクロでとめない、いわゆる「DHV」スタイルといわれるものが主流を占めていますが、このタイプで、パラシュートピンが曲がった金属製のものが使用されていない、ナイロン製、あるいは ワイヤー製のものがピンとして使用されているハーネスは、実はパラシュートのトグルが何かの拍子にはずれやすい傾向があります。
はずれやすいからこそ、すばやいパラシュートの取り出しが可能なのですが、しかし、日頃の取扱いで予期せずにはずれてしまうのも考えもの。
そこで私はお客様には上の写真のように、輪ゴムをトグルに回して、ピンにかけておくことをお薦めしています。
この方法だと、どのハーネスにも使え、しかも、簡単に出来てトグルも随分はずれにくくなります。
しかも、いざという時もトグルが引張りやすく、最悪でも輪ゴムなので簡単に切れてくれます。
皆さんがお使いのハーネスも、同様のデザインのものであれば、私は脱落防止の輪ゴムを通しておくことをお薦めいたします。