少し前の話になりますが、紋別川で許可を得ずに神事に使うサケを捕ったとして、畠山さんという方が道警の取り調べを受けたそうですが…。
なんかコレ、おかしな感じがして…。ちょっと今回、その出来事をこのブログでご紹介させていただきます。
この出来事、畠山さんがアイヌの儀式に
のっとり、紋別川でサケ漁をしたのですが、その行為を道が不服として畠山さんが道警の取り調べを受けたという内容です。
ここで、なぜ畠山さんがこのような行為に至ったのか…。
まだまだ未熟な知識ではありますが、ちょっと私なりに頑張って、皆さんにご説明したいと思います。
詳しくは、アイヌの歴史のウィキペディアを読んでいただければよいのですが、こ
の内容も和人(つまり私たち)目線であり、文章も長いので、要点だけをご紹介すると…。
そもそもアイヌの人たちは、狩猟の達人の民で、猟で得たもので、周りの国の人たちと交易をし、暮らしを立てていました。
しかし、それに松前藩が介入し、アイヌの交易を一本化。すべて松前藩を通して流通されることにな
ります。
この形は、はじめのうちはフェアトレードが進められましたが、コメの不作、並びに、松前藩の財政難などの理由で、フェアトレードが進められなくな
りました。
当然、アイヌの人たちは幾度か反乱を起こしますが、その都度、馬と鉄を扱う松前藩の前に鎮圧されてしまいます。
それ以後、アイヌは松前藩に服従するようになりますが、アイヌに対する差別も厳しくなります。
そして、時代は明治…。
私たちの歴史の教科書では、「北海道開拓のために、屯田兵を送る…。」と、淡々と書かれていましたが、コレ、アイヌの人たち目線で言えば「侵略」
です。
しかし、アイヌの人たちは、先の松前藩との出来事もあり、和人を受け入れて「共存」の道を選択しました。
そして、時代は流れて、「サケ」に関しても大事な資源として、厳密に管理するようになりますが…。
「アイヌの伝統儀式に使うサケについては、許可制とする。」となりましたが…。
畠山さん曰く、「そもそもこの土地は先住民である私たちのものであり、何故、神事に使うサケを捕るのに道の許可を取らなければならないのか?」
という考えのもと、今回の行為に及びました。
この問題、かなり難しいと思います。
畠山さんの言うこともその通り…。もともとは北海道は、上で紹介したようにアイヌの人たちのものだったはずです。
半面、サケの猟で生計を立てている方々にとっては、人工繁殖させ、厳密に管理している資源を、許可なく捕られてしまっているという見方もできま
す。
アイヌの人たちは、自然との共存を基本とした素晴らしい文化を持っています。
世の中に存在するすべてのものは、人が暮らしていけるようにするために、神様が姿を変えて天から降りてきた…。だから、決して無駄にはせずに感謝
してすべてをいただく…。という考えのもと、自然を汚さず、不必要には獲物を捕らず、自然と調和しながら生きてきました。
対する現在の私たちはというと…。
多すぎる火で自然を壊し、暮らしの動脈を他国に頼り、「原子力」という不自然な火を手に入れたものの、それを扱いきれずに福島県に「死んだ街」を
作ってしまいました。
今、私たちは、アイヌの人たちが守ってきた文化を学ぶことにより、自分たちももっと人間らしく生きていく方法が見えてくるように、私に
は思えるのです。
未来、私たちはアイヌの人たちと、完全に平等な立場で、お互いが尊重しあいながら生きていける社会が築けることを祈らずにはいられませ
ん。
なんかコレ、おかしな感じがして…。ちょっと今回、その出来事をこのブログでご紹介させていただきます。
この出来事、畠山さんがアイヌの儀式に
のっとり、紋別川でサケ漁をしたのですが、その行為を道が不服として畠山さんが道警の取り調べを受けたという内容です。
ここで、なぜ畠山さんがこのような行為に至ったのか…。
まだまだ未熟な知識ではありますが、ちょっと私なりに頑張って、皆さんにご説明したいと思います。
詳しくは、アイヌの歴史のウィキペディアを読んでいただければよいのですが、こ
の内容も和人(つまり私たち)目線であり、文章も長いので、要点だけをご紹介すると…。
そもそもアイヌの人たちは、狩猟の達人の民で、猟で得たもので、周りの国の人たちと交易をし、暮らしを立てていました。
しかし、それに松前藩が介入し、アイヌの交易を一本化。すべて松前藩を通して流通されることにな
ります。
この形は、はじめのうちはフェアトレードが進められましたが、コメの不作、並びに、松前藩の財政難などの理由で、フェアトレードが進められなくな
りました。
当然、アイヌの人たちは幾度か反乱を起こしますが、その都度、馬と鉄を扱う松前藩の前に鎮圧されてしまいます。
それ以後、アイヌは松前藩に服従するようになりますが、アイヌに対する差別も厳しくなります。
そして、時代は明治…。
私たちの歴史の教科書では、「北海道開拓のために、屯田兵を送る…。」と、淡々と書かれていましたが、コレ、アイヌの人たち目線で言えば「侵略」
です。
しかし、アイヌの人たちは、先の松前藩との出来事もあり、和人を受け入れて「共存」の道を選択しました。
そして、時代は流れて、「サケ」に関しても大事な資源として、厳密に管理するようになりますが…。
「アイヌの伝統儀式に使うサケについては、許可制とする。」となりましたが…。
畠山さん曰く、「そもそもこの土地は先住民である私たちのものであり、何故、神事に使うサケを捕るのに道の許可を取らなければならないのか?」
という考えのもと、今回の行為に及びました。
この問題、かなり難しいと思います。
畠山さんの言うこともその通り…。もともとは北海道は、上で紹介したようにアイヌの人たちのものだったはずです。
半面、サケの猟で生計を立てている方々にとっては、人工繁殖させ、厳密に管理している資源を、許可なく捕られてしまっているという見方もできま
す。
アイヌの人たちは、自然との共存を基本とした素晴らしい文化を持っています。
世の中に存在するすべてのものは、人が暮らしていけるようにするために、神様が姿を変えて天から降りてきた…。だから、決して無駄にはせずに感謝
してすべてをいただく…。という考えのもと、自然を汚さず、不必要には獲物を捕らず、自然と調和しながら生きてきました。
対する現在の私たちはというと…。
多すぎる火で自然を壊し、暮らしの動脈を他国に頼り、「原子力」という不自然な火を手に入れたものの、それを扱いきれずに福島県に「死んだ街」を
作ってしまいました。
今、私たちは、アイヌの人たちが守ってきた文化を学ぶことにより、自分たちももっと人間らしく生きていく方法が見えてくるように、私に
は思えるのです。
未来、私たちはアイヌの人たちと、完全に平等な立場で、お互いが尊重しあいながら生きていける社会が築けることを祈らずにはいられませ
ん。