飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

ハング界を活性化するには!価格の問題4

2010-07-13 21:32:02 | ハング(hangglider)

私なりにハングに興味を持つ方が、新しくハングを始めるにあたり、その敷居を少しでも低くするために、機材の低価格化を実現するために、まずは、機体についてはFALCON1のオーバーホールニュー機の可能性、そして、ハーネスについては、現在の初級ハーネスよりももっとシンプルで低価格なものを導入してはどうか?と、いうアイデアを述べさせてもらいました。

この二つはハングを始めるにあたり、もっともお金がかかるもので、これらの低価格化を実現できれば、かなりハング界の活性化になるのでは?と、私は考えています。

この他の機材については、ヘルメットとか、スピードメータ、無線機、そして、バックアップパラシュート等ありますが、これらは新品でそろえるしかないように思えます。

私は、理想的には全ての機材をそろえても、30万以内に納まるのが理想的のように思っています。

それ以上の金額だと、ハングをはじめたいと、せっかく来てくれたお客様も、半分以上は逃げてしまうように思います。

ウチの女房も最近P証と取ったばかり…。それなりにハングを本格的に始める心積もりで山に通いはじめていますが、しかし、最初に買った機体は、やはり最初からあまりお金をかけることに抵抗を感じ、中古のステディーを購入しています。

そして、それを乗りたおして、昨年暮れにSPORT2の中古を購入しました。

一般的な人の金銭感覚は、これが普通だと思います。

最初から、初山頂フライトがしたければ、50万近いグライダーを購入してから…。と、言われてしまっては、やはり、多くのお客様は、ハングを続けることを考えてしまうでしょう。

ただ今の納期情報。バックオーダー5着。納期は2ヶ月ほどになります。

お待たせして申し訳ございません。

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ラジオゾンデ拾いました!

2010-07-08 09:20:30 | ロマン飛行(romance of flying )

Cimg0144 いつものブログとは違うのですが、実は先週6月30日に、偶然ラジオゾンデを拾いました。

写真のものですが、本体の大きさはバリオほど。パラシュートで降下してきたのですが、そのパラシュートの大きさは直径80センチほどで、いっちょまえ?にプルダウン形式。防水処理を施した紙製(不織布?)です。

車で足尾の近く、柿岡の町を走っていたら、目の前200mほどのところに降りてきました。

すぐにラジオゾンデと分かったので、拾い上げて早速高層気象台に電話を入れました。

丁寧な対応で、出来れば送り返してほしいとのことだったため、日ごろお世話になっている恩返しでもあるので、送り返すことにしました。

二日ほどして、礼状と共に、高層気象台の資料が送られてきました。

それによると、私が拾ったラジオゾンデはRS92-AGP 型GPSゾンデというもので、日本では14箇所で一日2回上げられているものと分かりました。

ちなみの、拾ったゾンデはつくばから上げられたもの。

ほとんどは偏西風に乗って海に落ちるそうですが、当日は強い北東風が吹いており、おそらく海まで行った後に、また戻ってきたのでしょう。

Cimg0145 いままで、飛んでいるのは2回見たことがありましたが、さすがに拾ったのは初めてでした。

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ハング界を活性化するには! 価格の問題3

2010-07-05 20:56:47 | ハング(hangglider)

ハングを始める時、一番大きな買い物となるのは機体です。

これについて、価格を抑える一つのアイデアを前回では紹介させてもらいました。

次に大きな買い物となるのはハーネスです。

実は、これについても、私は一つの疑問を持ち続けていました。

と、言うのは、昔のシンプルなエプロンスタイルのハーネスに比べ、今のハーネスはかなり高等化しており、値段も十万円以上の物となりました。

昔のハーネスの値段は3万円を切っています。

これからハングを始める方にとって、この値段差は正直気になるものではないでしょうか?

いつの間にやら、最初に売るハーネスは、すっぽり体が入るスタイルになり、「途中で買い換える必要がないから…」。という理由で、イントラは疑うことなく高等化したハーネスをお客様に薦めてきました。

しかし、高等化したハーネスとはいえ、しっかりしたフレームが入っていなければ、一時間も飛べば体は痛くなってくるし、結局、ある程度飛べるようになるとハーネスを買い換えることになってしまっています。

ならば、最初はもっと安いハーネスでも良いのではないでしょうか?

先にも述べましたように、昔のエプロンスタイルのハーネスならば3万円しないくらいで手に入ります。

つまり、現在の初級ハーネスよりも7万円以上安いわけであり、このことは、これからハングを始める方にとっては大きな魅力ではないでしょうか?

私のハーネス工房でも、たまにエプロンスタイルのハーネスのオーダーが入りますが、ぶっ飛びを前提としたフライトならば、問題がないように思えるのです。

むしろ、体も起きやすく、エプロンスタイルのハーネスで問題だった、足回りのややこしいものを取り去ってしまえば、それはそれで十分に使えると思います。

また、私のハーネスメーカー「EXE」としても、今、講習のメインスタイルとなった「スカイフローティング」について、現在は昔のパラハーネスを流用していますが、これを、スカイフローティング専用ハーネスを新しく開発してみることも考えております。

当然、このハーネスも価格をできるだけ抑えられるように考えていけば、新しいハングの入門スタイルにしていける可能性も十分あると考えています。

弊社はハーネスメーカーで、最初から安いハーネスが売れてしまうと、当然その分「減収」とはなってしまいますが、それにより、ハング界が活性化して、後に多くのフライヤーが育ってくれれば、上級ハーネスもたくさん売れるようになり、むしろ、後になって弊社にとって大きな利益をもたらせてくれると考えております。

ただ今のハーネス納期情報。バックオーダー6着、および夏期休暇により、ただ今の納期は2ヶ月あまりとなってしまいました。お待たせし申し訳ございません。

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