あともう少しで今年も終わろうとしています。
我が家は相変わらず薪ストーブの炎が燃えて、心地よい時間を過ごしています。
もちろんTシャツ一枚で‥。
今燃やしている薪は、昨シーズン苦労して割ったケヤキの薪です‥。
実は、薪ストーブは薪にする木の種類や仕上がり具合によって、まったく違う燃え方をするから面白いのです!
針葉樹などの比較的軽い薪は、火付きもよく、手っ取り早くストーブの温度を上げるには向いていますが、しかし、すぐに灰になってしまいます。
しかし、広葉樹、とりわけ楢やクヌギは火力も強く、炎が長持ちするので、薪ストーブ用として広く市販されています。
しかし‥。
私はケヤキはそれ以上の魅力のある良い薪だと思います!
とにかく火力も強いのですが、熾火になってからのモチがまったく違うのです!
いつまでも力強く燃え続けるケヤキの薪‥。
もちろん寝る前に仕込んでおけば、確実に朝までの炎を約束してくれます。
でも、そんなに薪には良いケヤキも、実は割るのは大変!!!
斧がまったく食い込まず、木の目を読みながら何百回も斧を振り下ろして、ようやく割ることが出来たシロモノです。
しかし、このような良い薪を燃やして、じっくりと過ごす時間こそが、薪ストーブユーザーの最高の幸せなのです‥。
薪は買うこともできます。
しかし、市販の薪は工業的に作られているため、実は乾燥させるのに大量のエネルギーを必要とする、つまりは、二酸化炭素を排出しながら作られているそうです。
私は正直そのような薪は使いたくありません。
そして、そんな薪を使って薪ストーブを燃やしても、楽しみが半減してしまいます。
私はそんな薪よりも、自分で直に触れた木を、そして、その木の種類や香りを確かめながら、一本一本自分の力で割っていき、そして、時間の経過とともに仕上がっていく薪を確かめながら薪ストーブで燃やすことを楽しみにする‥。そんなことが大好きになりました。
薪作りは重労働ですが、しかし、自分でそれを作り、そして、時間をかけて仕上げていった薪を燃やすことは、薪ストーブを何倍にも楽しませてくれることだということに気が付きました。
薪ストーブを始めるまでは、正直エコとか環境保全だとか、私はそんなに考えたことがなかったのですが、しかし、自然とともに生きているという意識が、薪ストーブを愛用することによって感じられるようなってきたから不思議です(笑)。
今年も後数時間で終わりを迎えようとしています。
みなさん、良いお年を!